Googleは、2025年にAndroid 16を第2四半期(Q2)にリリースすると発表しました。
この新たなリリーススケジュールにより、Android搭載デバイスの多くが最新バージョンで出荷されることが期待されています。
今年は、通常第3四半期(Q3)に登場するAndroidの新バージョンが少し遅れて、先週ようやくAndroid 15が対応デバイスに提供開始されました。しかし来年はさらに早く、Q2にAndroid 16がリリースされる予定です。
この情報は、Android開発者向け公式ブログで発表されました。
2025年には、Q2にメジャーリリースが行われ、Q4にはマイナーリリースが追加されるとのことです。メジャーリリースが早まる理由としては、より多くのデバイスが最新バージョンのAndroidで出荷されるように、他のデバイス発売スケジュールと整合性をとるためと説明されています。
実際、スマートフォンメーカーの多くは、Q3またはQ4に新モデルを発表することが多いですが、最新のAndroidバージョンではなく一つ前のバージョンを搭載していることがよくあります。今年もGoogleのPixel 9がAndroid 14で出荷されたのもその一例です。
2025年のQ4に予定されているマイナーリリースでは、機能追加や最適化、バグ修正、そして新しい開発者向けAPIの提供が行われる予定ですが、大きな仕様変更はない見込みです。このリリースモデルから、かつてのAndroid Jelly Bean時代のように「16.1」といった小数点付きバージョンが登場する可能性も考えられます。
ちなみに、Android 16は「Baklava(バクラヴァ)」というコードネームで呼ばれており、開発者向けプレビューも早期に提供開始される見通しです。