Googleの2024年最新モデル、Pixel 9シリーズ。
今回、そのベースモデルであるPixel 9とPixel 9 Pro/Pro XLで、メモリ(RAM)の「分配」に大きな違いがあることが明らかになりました。
Pixel 9 Pro/Pro XLは約3GBのRAMをAI処理用に「ロック」
Android Authorityが伝えたもので、これによると、Pixel 9 Pro/Pro XLでは16GB RAMのうち、3GB程度がAI処理専用に使用するため「ロック」されており、これはPixel 9の0.26GBと比べるとかなり大きいことが分かります。
つまり、このロックされている3GBは他のアプリなど、AI以外の用途には使えないという事になります。
これ、Pixel 9 Pro/Pro XLのAI機能を頻繁に使う、というユーザーにとっては朗報ですが、逆にAI機能が不要と考えているユーザーにとってはマイナス面。
Pixel 9のRAMは12GB、Pixel 9 Pro/Pro XLのRAMは16GBですが、もしPro/Pro XLのRAMの3GB分がAI処理のために完全にロックされているのであれば、AI以外で使えるRAMサイズはPixel 9とPixel 9 Pro/Pro XLで実質1GB程度しか変わらない、ということになります。
もちろん、ハイエンドモデルでも大半の機種では搭載RAMは12GBなので、基本、13GBあれば十分なはず。
そういった意味で、このAI処理用にロックされている3GB RAMによって日常使用において他の処理速度が犠牲になる、ということはほとんどないとは思います。
それでも負荷の大きいゲームなどをする際は、16GB RAMを基本フルに使える機種と比べると、若干、動作面で差が出る可能性はありそうです。