Xperia 1 Vや5 VなどでWidevineが勝手に「L3」に変更される不具合、一部HD動画の再生が不可に

新型・次期 Xperia(エクスペリア)の最新情報

ソニーの2023年フラッグシップ、Xperia 1 VとXperia 5 V。
そして昨年のIVシリーズなど、一部のXperiaモデルで動画再生におけるトラブルの報告が増えているようです。

Redditやイギリスのソニー公式フォラム上などに寄せられている報告によると、Xperia 1 V/5 Vや1 IV/5 IVといった比較的新しいハイエンドモデルにおいて、NetflixやAmazon Primeビデオなどといった動画アプリで動画のHD再生ができなくるという現象が発生している模様です。

これ、直接的な原因としてはWidevineのセキュリティレベルが本来の「L1」から「L3」に変更されてしまっていることにあるとのこと。

「Widevine」とは主に音楽や動画などのデジタルコンテンツを保護するための技術で、Googleが開発。

Widevine L1はWidevineとしては最高レベルの保護となり、HD画質以上での再生に制限がないのですが、Widevine L3ソフトウェアベースでの保護の対象となり、解像度は480p(SD画質)に制限されます。

ちなみにソニーはXperiaモデルのWidevineレベルを公式に明らかにしているわけではありませんが、過去のハイエンドモデルは基本的に「L1」。

そのため、Xperia 1 V/5 Vでも発売当初は問題なくHDコンテンツが再生できていました。

これ、報告を追っていくとどうやら9月、あるいは10月のセキュリティーパッチを含むソフトウェアアップデートがトリガーとなっているようで、これにより何らかの理由でセキュリティレベルがL3に変更、そしてアプリ側でHD以上でのコンテンツ再生が許可されないという状態になってしまっているようです。

ディスプレイ画質の良さが売りのXperia(特にXperia 1 V)でSD解像度でしか動画が観れない、というのは非常に残念。

なお、一部では端末の再起動や、アプリ側の再インストールで再びL1に戻り、HD再生が可能になるという報告もありますが、これが100%の改善方法かは現状では不明です。

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