Tensorチップが「純Google製」となるのはPixel 10、次世代のPixel 9はわずかな性能向上

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今年のPixel 8シリーズに搭載のTensor G3で3世代目となったGoogleの「Tensor G3」。

このTensorチップ、一応「Google製」とは言われていますが、その実態はファウンドリはもちろん、デザイン自体もその大半をサムスンが担当していると言われており、一部ではその実態は「Google向けにカスタマイズされたExynosチップ」といった見方も。

そんな中、このTensorチップのこれまでのデザインと、今後のデザインの「担当」について興味深い情報が見つかりました。

Tensor G1

  • CPU : Samsung設計
  • GPU : Samsung設計
  • Backend : Google設計

Tensor G2

  • CPU : Samsung設計
  • GPU : Google設計
  • Backend : Google設計

Tensor G3

  • CPU : Samsung設計
  • GPU : Google設計
  • Backend :Google設計

Tensor G4

  • CPU : Samsung (or Google)設計
  • GPU : Google設計
  • Backend : Google設計

Tensor G5

  • CPU : Google設計
  • GPU : Google設計
  • Backend : Google設計

今回の情報によると、TensorチップのGPUに関してはG2以降、Googleの設計になっていますが、CPUの設計が完全にグーグルに移行するのは2世代あとのTensor G5から、ということに。

つまり、Pixelスマートフォンに本当の意味で「純Google製」チップセットが搭載されるのは、2025年のPixel 10シリーズから、ということになりそうです。

もちろん、Tensorチップが「純Google製」になったからと言って、劇的にベンチマーク上の性能などが向上するという保証はありません。

ただ、本当の意味での「Google製チップセット」の真価がわかるのはもう少し先ということになりそうですね。

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