年々マーケットシェアが縮小しているという印象のXperiaスマートフォン。
現在のXperiaの世界シェアではとっくに上位から外れて「その他」となり、現在では正確なシェアすら分かりません(実際に1~2%あるかないかくらいでしょうか)。
しかし今回、海外でこのXperiaスマートフォン、特にフラッグシップモデルにちょっとした復活の兆しがあるという興味深い情報が見つかりました。
これはReddit上で行われているXperiaへの満足度アンケート・スレッド内に書き込まれていたもの。
私は下取りサービスも行っている大手の家電量販店に勤めており、今年は非常に興味深い事象が観測されています。
おそらく過去初めて、Galaxyを売ってXperiaを購入するユーザーが、その逆のケースを上回りました。これはあくまでXperiaフラッグシップとGalaxyフラッグシップだけを比べたもので、もちろん全体の売上は天と地ほど異なります。
ただ、ユーザーがGalaxyに飽きてき、Xperiaに興味を持ち始めている兆候ではないかと思います。
要は、この量販店で下取りサービスを利用するケースでは、Galaxyを売ってXperiaを買う購入者が、Xperiaを売ってGalaxyを買うユーザーを初めて上回った、ということ。
これはあくまで特定の小売店で小売店での下取りサービスを使用した際、という限定的な状況下での話なので、市場全体の動きを反映しているとは限りません。
また、当然、GalaxyフラッグシップとXperiaフラッグシップの売上台数ではまだまだ天と地ほど差があることは明白です。
ただ、今年のXperia 1 Vはカメラのセンサー進化や過去数世代と比べると安定したチップセットを搭載したということもあってか、評判も良く、最近のXperia 1シリーズでも最も売れ行きが好調、といった報告はいくつか見かけました。
よって、これが一部の話であってもGalaxyを新規購入した元XperiaユーザーとXperiaを新規購入した元Galaxyユーザーの数が逆転した、というのはなかなか興味深いところです。
この投稿者が指摘しているように、これまでGalaxy一辺倒で使ってきたユーザーが少し飽きてきて、他の機種にも興味を持ち始めた、ということなのかもしれませんね。