ゴリラ
ワイモバイルと楽天モバイルの違いをサクッと教えて欲しい!
スマホ代を安くしようと思ったとき、必ずと言って良いほどワイモバイルと楽天モバイルは候補に入ります。
どっちにしようか迷っている、片方からもう片方へ乗り換えを考えている人に向けて、最新の情報をもとに、ワイモバイルと楽天モバイルを9項目で比較します!
先に正直な結論を伝えると、
- 料金・特典で選ぶなら楽天モバイル
- 繋がりやすさで選ぶならワイモバイル
がおすすめ。大事なポイントはコレだけです。
スクロールできます→
ワイモバイル | 楽天モバイル | |
---|---|---|
料金 | ・4GB:2,365円 ・20GB:4,015円 ・30GB:5,115円 | ・0〜3GB:1,078円 ・3〜20GB:2,178円 ・20GB〜:3,278円 |
かけ放題 | ・10分:880円 ・完全:1,980円 | ・完全:無料 Rakuten Link使用 ・15分:1,100円 |
回線 | 90.57Mbps ※ | 83.74Mbps ※ |
特典 | ・Yahoo!プレミアム など | ・楽天市場で最大+3% ・パリーグ・NBAが無料 など |
経済圏 | PayPay経済圏 | 楽天経済圏 |
キャンペーン | ともに2、3万円の 還元あり |
|
その他 | ・クレカ、口座振替 ・全国に約4,000店 | ・クレカ、口座振替 ・全国に約1,000店 |
※みんなのネット回線速度より(2023年10月時点)
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【プラン料金】を比較
一番大事なプラン料金から。
料金プランは楽天モバイルの方がコスパが良いです。
ワイモバイルは2023年10月に新プランがスタート。予めデータ容量と料金が決まったプランです。
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シンプル2 | S | M | L |
---|---|---|---|
データ容量 | 4GB | 20GB | 30GB |
月額料金 | 2,365円 | 4,015円 | 5,115円 |
※おうち割 光セット(A) | -1,100円 | -1,650円 | -1,650円 |
※家族割引サービス (2回線目〜) | -1,100円 | ||
PayPayカード割 | -187円 | ||
割引適用時 最安維持費 | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 |
さらに 1GB以下の場合 | ー | -1,100円で 1,078円 | -2,200円で 1,078円 |
制限時 (第1段階・第2段階) | ・最大300Kbps ・最大128Kbps | ・最大1Mbps ・最大128Kbps |
|
通話 | 22円/30秒 |
※の割引は併用不可
対する楽天モバイルは、2023年6月にRakuten最強プランがスタート。使ったデータ容量によって料金が決まる従量制のプランです。
ワイモバイルの割引がない場合の、データ容量ごと料金を比較してみましょう。
全ての容量で楽天モバイルの方が安く使えます。
一方で、ワイモバイルの割引がフルで適用できると、以下のようになります。
後出しのワイモバイルが、完全に楽天モバイルを意識した料金を設定。
ほとんどの容量で料金が同じになります。
ここまでの話から、ザックリと結論をまとめると、
- シンプルに安く使いたいなら、楽天モバイルでOK
- 割引がフル適用できるなら、ワイモバイルも検討
ということになります。
その他、両プランの特記事項をサクッと確認していきます。
- ワイモバイルは
- ギガ増量キャンペーンがある
- 3つの割引がある
- 1GB以下で割引がある
- 楽天モバイルは無制限で使える
【ワイモバイル】はギガ増量キャンペーンがある
ワイモバイルはキャンペーンによって、最初の半年は無料でギガが増量されます。
- シンプル2 S(フル割引で1,078円):4GB⇒6GB
- シンプル2 M(同2,178円):20GB⇒25GB
- シンプル2 L(同3,278円):30GB⇒35GB
そのため「ギガ増量キャンペーン」&「割引フル適用」なら、ワイモバイルの方がギガがたくさん使えることになります。
とはいえ「ギガ増量キャンペーン」は6カ月の期限付きであることに注意してください。
【ワイモバイル】は3つの割引がある
楽天モバイルが割引なしの明朗プランなのに対して、ワイモバイルには3種類+αの割引があり、若干、複雑です。
▼ワイモバイルの割引▼
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シンプル2 S | シンプル2 M | シンプル2 L |
|
---|---|---|---|
※① おうち割 光セット(A) | -1,100円 | -1,650円 | -1,650円 |
※② 家族割引サービス (2回線目〜) | -1,100円 | ||
③ PayPayカード割 | -187円 | ||
割引適用時 最安維持費 | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 |
さらに 月に1GB以下で | ー | -1,100円で 1,078円 | -2,200円で 1,078円 |
ワイモバイルは割引をフルで受けてはじめて、楽天モバイルとほぼ同額になります。
割引があることはアドバンテージにはなっていません。むしろ、元の料金が高い分、楽天モバイルの優位性が際立ちます。
【ワイモバイル】は1GB以下で割引がある(けど、あんま意味ない)
上記表のとおり、ワイモバイルは1GB以下の月はシンプル2 Mで-1,100円、シンプル2 Mで-2,200円の割引を受けられます。
ただし大容量プランで1GB以下に抑えるということは、あまり現実的ではなく、適用できるのはごく一部の特殊な使い方をしている人に限られそうです。
【楽天モバイル】は無制限で使える
楽天モバイルは、20GBを超えると月額3,278円で使い放題です。
以前は「パートナーエリア」では5GBの上限がありましたが、2023年6月から撤廃され、今はどこで使っても、完全に使い放題です。
一方のワイモバイルは、最大でもLプランでデータ増量をして35GBが上限です。それ以上使いたい人は、楽天モバイル一択です。
【通話オプション】を比較
▼ワイモバイルの通話オプション▼
- 10分かけ放題(だれとでも定額+):880円
- 完全かけ放題(スーパーだれとでも定額+):1,980円
▼楽天モバイルの通話サービス▼
- Rakuten Linkからの通話:無料でかけ放題
- 15分(標準)通話かけ放題:1,100円
オプション対象外の通話料金はどちらも22円/30秒。留守番電話サービスはどちらも無料です。
通話は、Rakuten Linkで0円でかけ放題の楽天モバイルがお得ですね。
【回線速度・エリア】を比較
ユーザーの実測値が投稿されるサイト「みんなのネット回線速度」における数値は以下のとおり。結果は同じぐらいです。
- ワイモバイル
– Ping:45.51ms
– 下り:90.57Mbps
– 上り:15.8Mbps - 楽天モバイル
– Ping:51.81ms
– 下り:83.74Mbps
– 上り:29.47Mbps
※2023年10月時点
ちなみに他の大手キャリアの下り速度はドコモが119.62Mbps、auが78.66Mbp、ソフトバンクが95.73Mbpsでした。
ワイモバイル、楽天モバイルともに、通信速度は3キャリアと同等ぐらいに速いです。
楽天モバイルにはプラチナバンドがない
電波の繋がりやすさはワイモバイルの方が優秀です。
2023年10月現在、楽天モバイルには、屋内や地下などでの繋がりやすさにかかわる「プラチナバンド」の電波がありません。
ただし総務省に割当を申請中で、2023年末から2024年の年始にかけて、楽天モバイルでもプラチナバンドの提供開始が見込まれています。
ただし狭い帯域での提供となるので、どれほど電波が改善されるかは、現時点では未知です。
一方でワイモバイルはプラチナバンドの電波が完備されていて、屋内や地下でも3キャリアと遜色なく繋がります。
【ユーザー特典】を比較
それぞれお買い物やコンテンツの特典があります。どちらにメリットがあるかは、その人の生活様式によって異なります。
ワイモバイルは「Yahoo!プレミアム」が無料
ワイモバイルでは「Yahoo!プレミアム for Y!mobile」が無料で使えます。「for Y!mobile」ですが、特典はYahoo!プレミアムと同じです。
▼Yahoo!プレミアムの特典(抜粋)▼
- Yahoo!ショッピング、LOHACOが2%還元
- 雑誌110誌以上が読み放題
- ebookjapanの電子書籍購入で最大25%還元
- ヤフオク!のシステム利用料が無料
その他、LINE MUSICが6か月間無料で利用できる特典もあります。
楽天モバイルは楽天市場で最大+3%
▼楽天モバイルの主な特典▼
- 楽天市場で最大+3%還元
- プロ野球パ・リーグ主催全試合が見られる「Rakuten パ・リーグ Special by 楽天モバイル」
- NBAが無料で見られる「NBA LEAGUE PASS for 楽天モバイル」
- YouTube Premium 3カ月無料キャンペーン
楽天モバイルは楽天市場のポイント還元が大きくなるSPU(スーパーポイントアップ)の対象サービスです。
また、楽天モバイルを契約すれば、無料でパ・リーグやNBAが観戦できます。
特にNBA Rakutenの「LEAGUE PASS」は月額4,500円まで値上げされ、楽天モバイルを契約する方が安い歪な状況となっています。
【経済圏】を比較
ワイモバイルユーザーはPayPay経済圏(Yahoo!系)、楽天モバイルユーザーは楽天経済圏でお得に買い物ができます。
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ワイモバイル 「PayPay経済圏」 | 楽天モバイル 「楽天経済圏」 |
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ポイント | PayPayポイント | 楽天ポイント |
ECモール | Yahoo!ショッピング | 楽天市場 |
決済サービス | PayPay | 楽天Pay |
クレジットカード | PayPayカード | 楽天カード |
銀行 | PayPay銀行 | 楽天銀行 |
証券 | PayPay証券 | 楽天証券 |
固定回線 | ソフトバンク光 | 楽天ひかり |
ふるさと納税 | さとふる ふるなび | 楽天ふるさと納税 |
ワイモバイルユーザーなら常時Yahoo!ショッピングで+2%還元(Yahoo!プレミアム特典)、楽天モバイルユーザーなら常時楽天市場で+3%還元(SPUの特典)の還元を受けられます。
特にクレジットカードや銀行、証券口座あたりは、一度その経済圏に入ると、他への移行が面倒です。
すでにどちらかの経済圏のサービスを利用しているなら、そこを中心に考えて、スマホキャリアを選んでも良いでしょう。
【キャンペーン】を比較
ワイモバイル、楽天モバイルのキャンペーンも比べておきましょう。
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ワイモバイル | 楽天モバイル | |
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端末購入 | 最大約2万円 | 最大約3万円 |
SIMのみ契約 | 最大約2万円 | 3,000円(初めて) |
紹介キャンペーン | ー | 6,000円 |
その他 | ※新どこでももらえる特典 | 店頭限定キャンペーンなど |
参考:事務手数料 | 公式オンラインストア・ ヤフー店なら無料 | 無料 |
ワイモバイル、楽天モバイルはいずれも、キャンペーンはトップレベルでお得です。
1円で購入できる端末も用意されています。
【取り扱い端末】を比較
ワイモバイルと楽天モバイルは取り扱い端末が大きく異なります。
- ワイモバイル
– iPhone:型落ち、SE、中古品のみ
– Android:廉価モデルのみ(ハイエンドなし) - 楽天モバイル
– iPhone:最新モデルの取り扱いあり
– Android:ハイエンドから廉価まで、自社オリジナル端末も
ワイモバイルはサブブランドという立場上、最新のiPhoneやハイエンドのAndroidスマホを取り扱っていません。その分、廉価モデルは3キャリア以上に充実しています。
一方の楽天モバイルでは、iPhone、Galaxy、Xperiaのハイエンドモデルからコスパメーカー含めた廉価モデルまで、幅広く取り扱いがあります。
ワイモバイルは中古iPhoneが買える
ワイモバイルではiPhoneの認定中古品が格安で入手できます。
2023年10月現在はiPhone 12が33,480円~、iPhone 11が10,800円~、iPhone SE(第2世代)が4,800円~購入できます。
楽天モバイルは最新iPhoneが買える
楽天モバイルは最新iPhoneをキャリア最安で販売しています。
実質負担額が半額になる「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」や大量のポイント還元キャンペーンもあり、お得に端末が購入できます。
▼楽天モバイルの最新のキャンペーン
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キャンペーン | 内容 |
---|---|
①誰でも 3,000ポイント | 3,000ポイント還元 |
②対象端末購入で 還元・割引 | iPhone:6,000円相当 Android:最大41,000円相当 (対象iPhone ) (対象Android ) |
③対象のiPhone・ Androidを下取り | 5,000ポイント還元 ※一部端末は 1万ポイント |
④誰かから 紹介を受けると | 3,000ポイント還元 (解説記事) |
【その他の違い】を比較
その他の細かい違いにも触れておきます。
- 支払い方法:
– ワイモバイル:クレジットカード、口座振替、PayPay
– 楽天モバイル:クレジットカード、口座振替、楽天ポイント - 店舗数:
– ワイモバイル:全国に4,000店(取り扱い店を含む)
– 楽天モバイル:1,000店以上(郵便局内に店舗あり) - キャリアメール:
– ワイモバイル:Y!mobileメール
– 楽天モバイル:楽メール - 海外利用:
– ワイモバイル:海外あんしん定額(980円/24時間 3GBなど)
– 楽天モバイル:2GBの海外ローミングが無料 - 購入端末の保証
– ワイモバイル
故障安心パックプラス
持込端末保証、持込端末保証 with AppleCare Services
– 楽天モバイル
スマホ交換保証プラス、故障紛失保証 with AppleCare Services
持ち込みスマホあんしん保証
【評判を比較】両方使った人の口コミは?
「安いのは楽天モバイル、繋がりやすいのはワイモバイル」といった評価に尽きるようです。
楽天モバイル⇒ワイモバイルの人の評判を見ると、電波が改善したという声は少なくありません。
楽天モバイルからワイモバイルに乗り換えたけど、いつも圏外になるところが電波maxで、そうそうケータイってこうよな!!!ってなってる。ポイント倍率とか気にせずに早く変えときゃよかった。
— Kazkitchen (@kaz_electro) October 17, 2022
楽天モバイルの電波がいつまで経っても安かろう悪かろうやからY!mobileに乗り換えたらめちゃくちゃ快適!
— 大天使ひなお (@HinaoSai) April 17, 2023
一方で、ワイモバイル⇒楽天モバイルに乗り換える理由は、料金や特典を目的とするユーザーが多い印象です。
楽天モバイルに変えた。楽天NBAリーグパスが観れるならそら変えるわ。昨シーズンは2万某払って観たけど、今シーズンは携帯代だけで観れるんやからね。これ大きいわ。ワイモバイルより安いし。言うこと無いね。
— TAKE ABBOTT (@takeabbott) September 17, 2023
ワイモバイルから楽天モバイルに変えたら
月々の電話代がかなり減りました。4928円(無料通話10分以内付き)
↓
1081円(楽天アプリで通話料はほぼ無料でなんとか行けそう/例外はあり)
電波も大丈夫だし、楽天モバイルでいくことにする
— 瑠美(るみ) (@Aphrodite_sep18) July 26, 2023
ゴリラ
楽天モバイルは電波だけが不安なのよ……
こればっかりは契約して、自分の生活圏で試してみるしかありません。
楽天モバイルは月額1,078円~と安いので、いきなり乗り換えるのではなく、サブ回線から始めてみることをおすすめします。
楽天モバイルには、最短3分で開通するお試し用のデータSIMもあります。迷っているなら、サクッと試してしまうことをおすすめします。
まとめ
- 料金・特典で選ぶなら「楽天モバイル」
- 繋がりやすさで選ぶなら「ワイモバイル」
楽天モバイルは繋がりさえすれば、その名のとおり「最強プラン」です。
繋がるかどうかはその人の環境次第なんで、気になるなら、まずはお試しで契約してみることをおすすめします。十分に繋がらなければ、解約すれば良いだけです。
また色々と手続きが面倒なら、ワイモバイルをサクッと契約してしまうのもアリだと思います。特に大手キャリアからの乗り換えなら、ワイモバイルでもしっかり料金が下がります。