ソニーモバイルの最新コンパクトフラッグシップ、Xperia 5 V。
国内リリースは1週間後ですが、今回、DXOMarkが同モデルのカメラ性能およびディスプレイ品質の評価を掲載していました。
同サイトによる、Xperia 5 Vのカメラ評価は118ポイント。
これは昨年のXperia 1 IVと同ポイントですが、前モデルのXperia 5 IVと比べると1ポイント劣っています。
Xperia 5 V、ズーム性能で前世代モデルに完敗
1ポイント程度なら誤差の範囲、とも言えるのですが、気になるのはその内訳。
以下はXperia 5 IVのカメラ評価の内訳ですが、ズーム性能の評価を比べると、5 IVが111ポイントなのに対し、5 Vは86ポイントと大幅に劣っているのが分かります。
これはやはり望遠カメラ廃止の影響によるものと考えて良いのではないかと思います。
Xperia 5 V、ディスプレイ評価でも5 IVに敗北
一方、以下はXperia 5 Vと5 IVのディスプレイ評価。
こちらでもXperia 5 Vは5 IVより3ポイント劣っており、特に動作(motion)とタッチのスコア差が大きく開いているのはかなり気になります。
ちなみにXperia 5 Vのディスプレイについては海外での発売当初から画面を斜めから見た際の色合いの変化「カラーシフト」が前モデルより顕著に大きいという指摘があり、ディスプレイパネル自体のダウングレードすら疑われていました。
なお、このXperia 5 V、チップセット性能といった点では前モデルから大きく進化していることは確かですが、国内での価格も2割前後アップ。
カメラとディスプレイが前モデルより劣化した機種にその価格差を正当化することができるか、というと正直微妙なところかもしれませんね。