OSアップデートやセキュリティアップデートのサポート期間の「拡大競争」が一つのトレンドとなりつつある最近のAndroidスマートフォン。
一方で、ソニーのXperiaスマートフォンはグローバル展開しているブランドの中では最もソフトウェアアップデートのサポート期間が短いブランドの一つで、多くのユーザーにとって最も大きな不満点と言っても過言ではありません。
そんな中、今回ソニーがそのXperiaへのOSアップデートに関して「公式」な形でサポート拡大を明言するという、ちょっとした「速報」が入ってきました。
Redditユーザーがソニー・フランスの公式サポートからの情報を投稿したもので、これによると「ソニーは2022年モデル以降のXperiaに対しては3回のOSアップデートと3年間のセキュリティーアップデートを提供する」とのこと。
ご存知のように、これまでのXperiaモデルのOSアップデートは2回、というのが「暗黙のルール」でした。
が、これが1回分拡大する、ということになります。
つまり、これまでであればAndroid 14が最終OSとなるはずのXperia 1 IV、Xperia 5 IV、Xperia 10 IVはAndroid 15までのアップデートが提供される、ということに。
(そしてVシリーズはAndroid 16まで)
一方、セキュリティーアップデートはこれまで通り3年間で据え置きとのことなので、この点についてはまだまだ大半の他メーカーに劣ることになります。
ただ、今回の情報が出てきたことで、以前当サイトでお伝えした情報と矛盾点も発生。
数週間前、米国ソニーの公式サポートからの情報として、Xperia 1 IIIや5 IIIに3回目のOSアップデート、Android 14が提供される、とお伝えしました。
一方、Xperia IIIシリーズは2021年モデルのなので、今回の情報からすると、同シリーズはこの新たな「3回アップデート」ルールの適用範囲外となるはずです。
よって、どの機種から、という点については判然としない部分もあります。
が、これで一応Xperiaへの3回のOSアップデートを約束する公式情報が2回出てきた、ということになるので、「少なくともIVシリーズ以降のOSアップデート3回提供」ついては確定情報とみて良いのではないでしょうか。
なお、来週発表のPixel 8シリーズは7回のOSアップデートが約束される、というかなり信頼性の高い情報もでてきており、これと比べるとXperiaはまだまだ、という感じも。
それでもソニーがユーザーの不満の解消に一歩踏み出した、という点は素直に評価したいと思います。