ゴリラ
いつでもカエドキプログラムが新しくなったらしいけど、複雑でハゲそう!お得なの?入った方がいい?
2023年9月、ドコモの新しい購入プログラム「いつでもカエドキプログラム+(プラス)」がスタート。
正直なところ、これまで以上に複雑になり、公式サイトを一見しただけで理解できる人の方が少ないのでは?と思います(僕は1週間かかりました)。
この記事ではいつでもカエドキプログラム+の概要を説明した上で、お得なのか?どんな人が入るべきなのか、考えます。
- 20万円を超えるような超高額なAndroidスマホ
- 過去に1年程度で機種変更したことがある
- これまでにも補償サービスには入っていた
といった人は、加入を検討しても良いでしょう。
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いつでもカエドキプログラム+とは
いつでもカエドキプログラム+(プラス)は、2023年9月からスタートするドコモの新しい購入プログラムです。
これまでの「いつでもカエドキプログラム」をベースに、進化しています。
(いつでもカエドキプログラムをサクッと理解しておいた方が、以下の説明もわかりやすいと思います。)
※この記事では「プラス」と対比して、これまでのプログラムを「無印」と表現することがあります。
基本は「24回目の支払い免除」
先代のプログラムから続く、基本的な考え方は以下のとおりです。
- 24回目に残価(下取り額)が設定された24回払いで端末を購入
- 23回支払ったタイミングでドコモに端末を返す
→24回目分の支払いをしなくてよくなる
出典(以下、同じ) 最新スマホをおトクに購入!いつでもカエドキプログラム – YouTube
例えば機種代金が105,500円、残価(24回目の支払額)が48,000円と設定された端末があったとします。
機種代金から残価を除いた金額(57,500円)を23回に分けて支払い、23回目で端末を返却することで、残価48,000円の支払いが免除されるという仕組みです。
ゴリラ
もしくは、購入時点で2年後の下取り額を約束してくれている、とも言えますね。
ドコモではプログラムに加入した翌月を1ヶ月目とし、1ヶ月目の支払いが1回目としてカウントされます。
例えば2023年10月に機種変更した人の「23ヶ月目」は、2025年9月です(機種変更の2年後同月の前月)。
23回目に返さないと、さらに24分割される
23回目(2年後)の端末の返却は強制ではありません。
そのタイミングで返さなれければ、24回目の残価(上の例なら48,000円)が、さらに24分割されて、支払いが続きます。
その後は、端末を返したタイミングで、その時点で残っている残債(残りの分割代金)の支払いが免除されます。つまり早ければ早いほど、免除される金額が大きくなります。
+(プラス)の最大の進化ポイントは「13回目から免除」
プラスになって大きく変わったのが、以下の2点。
- 12ヶ月目以降の返却で、残りの支払い(最大11回+残価)が全額免除
- smartあんしん補償への加入が必須
これまでは仮に1年で返したとしても、支払いが免除されるのは24回目の残価だけでした。
しかし、今回の「プラス」では、「早期利用料」という手数料を支払うことで、
- 24回目の残価
- 最大13回目〜23回目までの分割代金
いずれも、全額免除してくれます。
以下は総額211,000円、残価96,000円の端末の例。
ゴリラ
そうなんですが、以下の2点、めちゃ注意が必要です。
- 22ヶ月目までに端末を返す際は「早期利用料」が別に必要
- smartあんしん補償への加入が必須
「早期利用料」は端末のグレード(smartあんしん補償の月額料金)によって、5,500円〜12,100円の3種類で設定されています。
ゴリラ
ちなみにこれまでのいつでもカエドキプログラムでも、購入翌月(1ヶ月目〜)から返却することはできました。その際、残価の免除と「雀の涙」程度のオマケ(割引)も受けられました。
【注意】smartあんしん補償への加入が必須
いつでもカエドキプログラム+は
- 「プラス」対象機種
- いつでもカエドキプログラム(24回払い)で購入
- smartあんしん補償に入る
といった、3つの条件が揃うと、自動で成立します。
つまり「プラス」の特典を受けるためには、端末代金とは別に、購入時からsmartあんしん補償の月額料金も支払い続ける必要があるのです……。
わけが分からなくなってきたかもなんで、ここまでの話をまとめておきます。
- 「プラス」は12回目までに返却すると、24回目の残価+13回目以降の残りの支払いが免除
- 23回目よりも早めに返却するときは「早期利用料」の支払いが必要
- 端末購入時からsmartあんしん補償に加入し続ける必要がある
「Galaxy Z Fold5(512GB)」でシミュレーション
プラスの対象機種になった「Galaxy Z Fold5(512GB)」でシミュレーションしてみましょう。
▼いつでもカエドキプログラム+▼
スクロールできます→
Galaxy Z Fold5 512GB (272,030円) | 12ヶ月目 に返却 | 23ヶ月目 に返却 | 返却しない |
---|---|---|---|
分割支払 金額 | 84,084円 (7,006円×12) | 161.150円 (7,006円×23) | 272,030円 (7,006円×23)+ (4,620円×24) |
smartあんしん補償 月額料金 | 14,300円 (1,100円×13) | 26,400円 (1,100円×24) | 52,800円 (1,100円×48) |
早期利用料 | 12,100円 | - | - |
23回目までの 支払免除額 | 77,066円 (7,006円×11) | - | - |
24回目の残価 (支払免除額) | 110,880円 | - | |
合計負担額 (対端末価格割合) | 110,484円 (約40%) | 187,550円 (約68%) | 324,830円 (約119%) |
1年で返すと端末価格の約40%で、2年で返すと約68%の負担で利用できるということですね。
こうしてみるとsmartあんしん補償の月額料金がバカにならないことがわかります。
ちなみにsmartあんしん補償に入らない場合=「無印」プログラムのシミュレーションは以下のとおりです。
▼いつでもカエドキプログラム(無印)▼
スクロールできます→
Galaxy Z Fold5 512GB (272,030円) | 12ヶ月目 に返却 | 23ヶ月目 に返却 | 返却しない |
---|---|---|---|
分割支払 金額 | 161,150円 (7,006円×23) | 272,030円 (7,006円×23)+ (4,620円×24) |
|
早期利用特典 | ▲3,300円 (300円×11) | - | - |
24回目の残価 (支払免除額) | 110,880円 | - | |
合計負担額 (対端末価格割合) | 157,850円 (約58%) | 161,150円 (約59%) | 272,030円 (100%) |
ゴリラ
smartあんしん補償に入らず、しかも短期で返却したいなら、プログラム特典は利用せずに、ドコモで買い取り→買取店で売却した方が良いですね。
- 「プラス」に入れば、12ヶ月目の返却で端末価格の約40%で利用できる(Galaxy Z Fold5の場合)
- 「プラス」に入らずに早期に返却すると、かなり損をする
いつでもカエドキプログラム+の対象端末
新プログラムの対象機種は2023年9月1日以降に発売される機種です。
ただし、おそらくすべての機種が対象になるわけではなく、比較的高額な端末(10万円を超えるような端末)が対象になると予想されます。
「プラス」開始以降も、これまでの「いつでもカエドキプログラム(無印)」は並行して提供され続けます。
ゴリラ
まぁ、補償に入りたくない人もいるだろうから、「無印」のプログラムも続くだろうね
いつでもカエドキプログラム+には入るべきなのか
個人的に入るかどうかの判断基準は以下の3点だと思います。
- 購入する端末
- 過去に1年で機種変更したことがあるか
- これまで補償に入っていたか
購入する端末
以下のような端末を購入するなら、加入を検討する余地はあると感じます。
- 20万円を超えるような超高額な端末
- Androidスマホ
20万円を超えるような端末は故障時の修理費用も大きくなるため、純粋に補償目的でsmartあんしん補償に入る(=プラスに入る)のは、ひとつの考え方です。
「20万円」とはあくまで例で、故障時に「しょうがない」と割り切れる金額かどうかで判断すると良いかと。
また、Androidスマホは仮に1年であっても、iPhoneよりもリセールバリューが大きく下がるため、短期の買い替えを見据えているなら、加入する価値はあります。
過去に1年で機種変更したことがあるか
購入時点でそのつもりはなくても、1年後に少しでも機種変更(返却&買い替え)する可能性があるなら、加入しておいても良いでしょう。
もし、端末が気に入って1年以上使うと決めたなら、途中でsmartあんしん補償だけ解約してもOKです。
これまで補償サービスに入っていたか
正直なところ、今回の補償サービスの半ば強制的に加入させるやり方は、あまり好きじゃありません。
本来あるべき「補償を目的に加入する」というよりは、「1年後にお得に下取りに出すために、しょうがなく加入する」ユーザーも増えることでしょう。
補償が必要・不要は個人の考え方によるので正解はありませんが、これまで補償が不要だった人は、断固たる態度で「入らない」という選択もアリだと思います。
加入を積極的におすすめしない人
ここまでの話から、逆に加入しなくてもいいのは
- 10万円以下くらいまでのスマホ
(故障したら割り切れる金額。人によって違う) - 2年は必ず使う
- iPhone(プログラムを使わなくても、リセールバリューが高い)
なのかな、と思います。
もちろん、純粋に補償が必要なのであれば、入ることは止めません。
その他、加入する際に気になること
以下、ここまで触れられなかった細かいことを補足します。
返却時に故障していたら、いくらかかる?
これまでのプログラム同様に、端末が故障していて特典を利用したいときは「故障時利用料」の支払いが必要です。
故障時利用料は「smartあんしん補償のコース」と「22ヶ月目以前/23ヶ月目以降」で金額が異なります。
例えば「1,100円/月コース」で「22ヶ月目以前」に故障した端末を返却する場合、
- 早期利用料:12,100円
- 故障時利用料:12,100円
→合計24,200円
がかかるということですね。
ちなみに「無印」は返却する時期に関わらず、故障時利用料は2.2万円です。
ドコモを契約していなくても(白ロム購入でも)加入できる?
できます。
かつては通信の契約者だけがプログラムを利用できましたが、現在は契約に関係なく加入できます。
既に「いつでもカエドキプログラム(無印)」に入っているユーザーは「プラス」に移行できる?
できません。
- smartあんしん補償は機種購入と同時、もしくは14日以内でないと加入できない
- そもそも「プラス」の対象機種でないと入れない
従来の「無印」ユーザーが1年で機種変更したい場合は?
これまでの「無印」プログラムは、1ヶ月目から返却できますが、特典を使うためには、23ヶ月目まで分割払いを続けなければいけませんでした。
先述のとおり「早期利用特典」があるものの、個人的には利用をおすすめしません。
一括精算して買取→他社で売却することをおすすめします。
「プラス」加入者がsmartあんしん補償を解約したらどうなる?
「プラス」の加入の条件から外れてしまうため、仮に特典を利用する場合は、無印の条件が適用されます。
「プラス」加入者で半年で機種変更したくなったら?
プラスは12回目よりも前に返却しても、支払いが免除されるのは最大で13回目〜23回目の合計+残価(24回目の金額)です。
半年であれば、まだ端末にそれなりの価値が残っていると思われますので、個人的にはプラスの特典を利用せず、、一括精算→買取店などで売却する方がお得なのかな、と思います。
返却方法は?
プログラム特典を利用する際の返却方法は
- 店頭持ち込み方式
- 郵送方式
から選べます。
おすすめはわざわざドコモショップへ行かなくてもいい「郵送方式」です
詳しい返却方法は無印の解説記事で紹介しています。
2023年11月21日までにプラスで返却する場合は、店頭持ち込みにのみ対応しています。
まとめ
いつでもカエドキプログラム+の概要は以下のとおりでした。
- 23回目までに端末を返却で、24回目の残価の支払いを免除
- さらに「早期利用料」を支払うことで、最大で13回目〜23回目の支払いも免除
- 加入条件は対象端末で「いつでもカエドキプログラム」と「smartあんしん補償」に加入すること
正直、かなり複雑になり、1年などの早期で機種変更しない人以外にはおすすめしづらいプログラムです。
「無印」に加入する(smartあんしん補償に入らない)、もしくは一括での購入を考えても良いでしょう。
- 20万円を超えるような超高額なAndroidスマホ
- 過去に1年程度で機種変更したことがある
- これまでにも補償サービスには入っていた
といったユーザーであれば、プラスに加入する余地があると考えます。
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