今や中学で7割を超えると言われている子供のスマートフォン保有率。
これに関連して、スマホの最新情報メディア「happy iPhone」が、小学校から高校生未満の子供をもつ100人を対象に「子供用スマホとキャリアの最新動向」を調査し発表しましていました。
以下は親が「小学生の子供」と「中学生の子供」に買い与えたスマートフォンのブランド別シェア:
ご覧のように小学生向けではキッズケータイのシェアが圧倒的です。
一方、中学生になるとこのシェアは大きく変化↓
小学生→中学生でキッズケータイのシェアが著しく減少し、それ以外の「スマートフォン」はすべてシェアを拡大。
これ、一見「みんなハッピー」に見えます。
しかし、これをAndroidスマートフォンのブランド、「AQUOS」「Xperia」「Galaxy」だけに絞ってみると小学生→中学生以上で少し意外な変化が見られます。
ご覧のようにAndroidスマートフォン「だけ」で括るとXperiaとAQUOSがシェアを縮小し、Galaxyだけがシェアを大きく拡大しています。
これ、あくまで親が買い与えているという前提ですが、中学生にもなると本人の意向もかなり反映されるようになると考えられ、それがシェアの変化に影響を与えているように思えます。
つまり、小学生→中学生でXperiaもAQUOSもユーザー数は増えるものの、Androidスマートフォン市場でのシェアは縮小している、ということ。
これはここ最近の四半期ごとのAndroidスマートフォンの出荷台数シェアにもある程度反映されており、XperiaやAQUOSの出荷シェアが横ばい、あるいは減少傾向になるのに対し、Galaxyはじわじわとシェアを伸ばしてきているという印象。
言い換えれば、Androidスマホデビューをする若者の間ではXperiaやAQUOSのシェアが低下、Galaxyのシェアがアップしているとも言えます。
こうみると、若者ほど「国産ブランド」に対する執着はなくなってきているのかもしれませんね。