ソニーの最新フラッグシップ、Xperia 1 Vのカメラで初採用された次世代センサー「Exmor-T」こと2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサー。
このセンサーについてはすでに「IMX888」という型番であることが判明しており、光を取り込むフォトダイオードとトランジスタの双方を大型化し、高感度と低ノイズを実現。
その結果、低照度性能は前機種比で約2倍に向上しているといわれています。
そんな中、サムスンがこの「IMX888」をライバルとした新型センサーを開発中とする、非常に興味深い情報がリークされていました。
中途半端な意訳で内容を誤訳するのも良くないので、多少不自然ですがGoogle翻訳の内容をほぼそのまま記載します。
SamsungのMaterial Scienceのプレゼンテーションでは、SONY IMX888に対して完全にベンチマークされた2024年の量産可能な新製品について言及された。
50MpのカラールーターMPCR(XISO-CELL)、1.12μmのデュアルコア集光画素設計、量子効率の最大25%向上、1ルクスの低照度条件での輝度SNRの+2.2dB向上、さらに比較的低い色再現誤差と優れた位相差AF性能。
Samsungは、この製造プロセスは100%CMOS互換であり、高性能なサブ波長ピクセルCISの商業化を可能にすることが期待されるとしています。
技術的な説明については正直理解できない部分が大半ですが、要はサムスンもこのIMX888に代表されるソニーの新型・2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサーと同じくらい「明るい」カメラセンサーを投入予定で、2024年にも量産体制に入る、という事だと思われます。
ご存知のようにソニーのカメラセンサーのシェアは世界トップですが、サムスンもモバイル向けカメラセンサーでは猛追中。
ただ、サムスンがこのXperia 1 Vの標準カメラセンサー「IMX888」について名指しで言及するということは、その性能にそれなりの脅威を感じていることの表れとも受け取れます。
なお、今のところ、Xperia 1 V以外でこの2層トランジスタ積層センサーを搭載する機種というのは明らかになっていませんが、秋に発売となるiPhone 15シリーズにはこの2層タイプの新型センサーが採用されることはほぼ確実とも言われています。