アップルの最新スマホの一つ「iPhone 16 Pro」のユーザーから、タッチスクリーンの反応が不安定になる問題が報告されるケースが増えています。
具体的にはタップやスワイプといった操作にタッチパネルが反応しない現象で、そのほかスクロールやボタンの長押し、キーボードでのキー入力などに影響が出てるようです。
この症状はReddit上で大量の報告が上がっており、同問題を伝えている9TO5Googleのテストでも再現性があったとのこと。
また、どうさいとによるとこの問題はハードウェアの不具合ではなく、ソフトウェア上のバグが原因と考えられ、具体的には、iOSの「誤タッチ防止アルゴリズム」が過敏に反応し、意図したタッチが無視されるようです。
特に、画面右側にあるカメラコントロールの近くに指を置いたときに問題が発生しやすいと報告されていますが、実際には画面の四隅すべてで同様の問題が発生するようです。
この現象が起きると、スマートフォンのソフトウェアが短時間すべてのタッチ反応をしなくなるため、タップやスワイプが失敗するようになります。
iPhone 16 Proはこれまでで最も薄いベゼル(画面の縁)を採用しており、そのためにユーザーの指が無意識に画面の端に触れてしまうことが原因で、この問題が悪化している可能性がるとのことです。
この問題は、ユーザーが自然にスマートフォンを握り、指が端にかかるときに起こりやすいです。特にケースを使わずに使用していると、指が細い画面の縁に触れてしまいやすく、問題が発生しやすくなります。ケースを使用するとこの現象が起きにくくなりますが、完全に防ぐわけではありません。