Pixel 9aに搭載のTensor G4はモデム劣化版に

Google Pixel

GoogleのPixel 9シリーズの廉価版として来年リリースされる予定の「Pixel 9a」。

同モデルに搭載されるチップセットに関する新たなリーク情報がでてきました。

Android Authorityが伝えたところによると、Pixel 9a(コードネーム「tegu」)は、すでにPixel 9シリーズと同じGoogle Tensor G4を搭載するものの、Pixel 9シリーズとはわずかに異なるバージョンのG4になるとのこと。

具体的には、チップ内部のシリコンダイは同じですが、プラスチックパッケージが異なり、通常のG4がFOPLP(Fan-Out Panel Level Packaging)を採用しているのに対し、9aのG4はIPoP(Integrated Package on Package)を採用するとのことです。

なお、Pixel 8シリーズ搭載のTensor G3でも同様の違いがあると言われています。

また、Tensor G4はベンチマーク性能という点では前チップセットから大きなアップグレードではありませんが、モデムに関してはサテライトSOSや5G 3GPP Rel.17をサポートする新たなモデム、Exynos 5400が採用されており、G3のものと比べて大きく効率性が向上したと言われています。

しかし、この新しいモデムはPixel 9a向けのG4には搭載されておらず、代わりにPixel 8シリーズのG3と同じExynos 5300が搭載されているとのこと。

Pixel 8以前の機種では通信周りの不具合や発熱が度々問題となりましたが、これはこのExynos 5300モデムが原因ともいわれており、そういった意味で、Pixel 9aに搭載のモデムがPixel 9シリーズのものと比べて劣っている、というのは結構大きな違いと言えます。

だが、グーグルが多くを犠牲にすることなく新デバイスの低価格化を実現できることを期待したい。

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