FCNT(元富士通)の最新ミッドレンジモデル、arrows We2 Plus。
ドコモだけでなく、楽天モバイルやSIMフリー版も展開されることとなり、価格もIIJmioでは12GB/256GBモデルでMNPなら36,800円と、かなり魅力的な価格設定となっています。
そんなarrows We2 Plusに搭載されているチップセットはSnapdragon 7s Gen2で、同チップセットはスナドラ7シリーズながら、実質的にはSnapdragon 6 Gen 1のクロックアップバージョンと言われています。(詳しくはこちらの記事を参照)
また、それぞれの機種のベンチマークスコアを比較しても、少なくともCPU性能については大きな差はなく、せいぜい1割程度といったところ。
しかし今回、このarrows We2 Plusがグラフィック性能においてはSnapdragon 6 Gen 1搭載機を大きく上回ることが明らかになりました。
以下はGeekbench上で発見されているGPU性能のベンチマークスコアを測定するGeekbench Computeの結果:
OpenCLのスコアは1700ポイント台中盤を安定して出しています。
一方、以下はSD6Gen1搭載のソニー最新ミッドレンジ、Xperia 10 VIのスコア:
Xperia 10 VIのスコアは1300ポイント台前半にとどまっており、arrows We2 PlusはGPU性能においてはSnapdragon 6 Gen 1搭載機種を3割以上上回っているという事になります。
最近では、スマホの実使用での動作の快適さにおいてはCPU性能よりもGPU性能の方が重要視される傾向があります。
そういった意味で、このSD7sGen2搭載のarrows We2 Plusは実使用ではSD6Gen1搭載のXperia 10 VIなどよりもワンランク上使用感となりそうです。