総務省が2023年12月末時点での「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データ」を公表していました。
ドコモ「だけ」が顕著なシェア低下
以下は昨年12月までの事業者別シェアの推移:
ご覧のように、前年同期比で1%以上シェアを落としているはドコモだけ。
また、それ以前のシェアと比べてもドコモのシェアがコンスタントに低下しているのが分かります。
なお、ちなみに10年前のドコモのシェアは4%以上でした。
また、過去資料を見てみると、2019年同期のドコモのシェアは38.1%なので、同社は5年間で3%以上シェアを下げたことになります。
なお、今回の統計値はあくまで昨年12月時点のものなので、まだ昨年末の新・割引規制施行の影響は反映されていないはず。
一方、新規制施行後、ドコモの他のキャリアと比べた端末の一括価格・実質負担額は「単独高」になっているケースが非常に目立ちます。
よって、2024年第1四半期のレポートでは「一人負け」がさらに顕著に出るのではないかと思われます。
格安SIMユーザーは堅調に増加
一方、今回の報告によると、いわゆる格安SIM、MVNOのシェアは約15%と前年同期から1.3ポイントの増加。
単純計算すると、7人に1人はMVNO契約をしているという事になります。
またた、5年前、2018年12月のシェアは11.6%だったので、これと比べると3%以上シェアを拡大していることになります。
ソース:総務省