クアルコムが本日正式発表をしたアッパーミドル/準ハイエンド機種向けの最新チップセット「Snapdragon 7+ Gen 3」。
Snapdragon 8 Gen 3と同じCPUコア構成で、各コアはクロックダウン、GPUもダウングレードされたものが搭載されており、1日早く発表されたSnapdragon 8s Gen 3同様、2024年の多くの「非フラッグシップ」に採用されるようです。
そして今回、同チップセット発表の際のクアルコムからのプレスリリース内に、シャープの新型AQUOSに搭載されるチップセットに関する重要なヒントがあることが判明しました。
Snapdragon 7+ Gen 3を最初に搭載するOEMの名前の一つにシャープの名前が挙がっています。
これ、個人的には次世代のAQUOS sense9に搭載してほしいところですが、同チップが基本的にはSnapdragon 8 Gen 3と同じCPUアーキテクチャであることなどからすると、ミッドレンジのsense9には少しオーバーキルといった感じ。
一方、シャープがアッパーミドルの新AQUOSシリーズを投入するというのも非現実的なので、2024年のRシリーズモデル、AQUOS R9シリーズに搭載される可能性が高いのではないかと思います。
ちなみにこのAQUOS R9シリーズ、順当であればSnapdragon 8 Gen 3が搭載されるはず。
ただ、昨年末のSnapdragon 8 Gen 3発表の際のプレスリリースには、同チップセットを採用するメーカーの名前にソニーを含む複数のメーカー名が上がっていましたが、シャープの名前がありませんでした。
そのため当時はシャープが次期AQUOS Rシリーズのリリース自体を取りやめるという可能性も浮上していました。
が、SD8Gen3発表時には挙がらなかった同社の名前が今回、Snapdragon 7+ Gen 3発表のプレスリリースで挙がる、ということは、2024年モデルのAQUOS R9シリーズ自体は継続されるものの、チップセットがダウングレードされる、というのは十分考えられるように思えます。
ちなみに数週間前にはシャープの未発表AQUOSモデルがFCC認証を通過。
Wi-Fi 6に対応、さらにワイヤレス充電も対応であることからハイエンドモデル、AQUOS R9シリーズのものである可能性が高いとお伝えしました。