ゴリラ
iPhoneってApple公式の方が安いのに、それでも、キャリアで買ってる人って何なの?なんかメリットあるの?
これまで何も考えずに、契約中のキャリアでiPhoneを買ってきた人も、ふと冷静になると、キャリアの割高なiPhoneに疑念を感じ始めているかもしれませんね。
今回はキャリアのiPhoneが高い理由と、それでも実際にキャリアで買うことで得られたメリットをお伝えします。
- キャリアでiPhoneを購入する最大のメリットは購入プログラムを利用できること
- 購入プログラムを利用してわかったのは、2年後にあれこれ考えなくて良いことや、2年間、ストレスフリーで端末を利用できること
- 各社の購入プログラムは端末のみ購入でも利用できる
※この記事で「キャリア」とは「旧大手3キャリア(ドコモ、au 、ソフトバンク)」を指します。楽天モバイルには該当しない部分があります。
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※この記事の更新日は冒頭に記載のとおりです。最新の情報は各社公式サイトおよびオンラインショップでご確認ください。
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キャリアのiPhoneが高い理由:2つの側面
以下、キャリアおよび、Apple公式のiPhone 15の価格です。
スクロールできます→
iPhone 15 | 128GB | 256GB | 512GB |
---|---|---|---|
ドコモ | 149,490円 (75,570円) | 172,040円 (86,240円) | 212,300円 (106,700円) |
au | 145,640円 (76,820円) | 166,780円 (87,630円) | 206,930円 (107,985円) |
ソフトバンク ※24年1月改定 | (74,640円) 142,920円 (21,996円/1年) (62,304円/2年) | 166,320円 (44,820円/1年) (85,320円/2年) | 206,640円 (55,620円/1年) (105,960円/2年) |
楽天モバイル ※24年2月改定 | (70,392円) 131,800円 (65,880円) | (80,800円) 153,800円 (76,896円) | (99,888円) 187,800円 (93,888円) |
Apple | 124,800円 (83,199円) | 139,800円 (93,199円) | 169,800円 (113,199円) |
ご覧のようにキャリアのiPhoneはApple公式よりも、ざっくり1〜4万円以上も高く設定されています。
なぜ、キャリアのiPhoneはここまで高いのか。その理由には、異なる2つの側面があると考えます。
理由1:シンプルに利益を出すため
政府が主導したスマホ料金の値下げや、人件費などあらゆる費用の高騰により、各通信キャリアは以前よりも利益を出しづらくなりました。
そんな中、依然として国内では人気が高く、ある程度の売上が予測できるiPhoneの価格を調整して利益を出そうとすることは、想像に難くありません。
キャリアが利益を出すこと自体、何も悪いことではありません。しかし、どうしても「iPhone人気」に便乗してiPhoneユーザーの足元を見ている感は否めません。
この記事を読んでいるような意識の高い人は少数派で、悲しいかな、ほとんどの人は何も考えずにキャリアでiPhoneを買っています。
ゴリラ
これまでの僕もそうだった……
理由2:購入プログラムの「下取り」前提で価格が設定されるから
現在の各キャリアの主流な販売方法となっているのが「購入プログラム」です。
購入プログラムとは、2年後に端末を下取りすることを条件に、負担額を低く抑えるもので、「2年レンタル」と呼ばれることもあります。
キャリアとしては、2年間の負担額と本来価格との差が大きいほど「うちのプログラムに入れば、こんなにお得に使えますよ〜」とアピールできます。
近年のキャリア販売の端末は、この購入プログラムありきで、強気の価格設定がなされています。
2023年12月から始まった割引規制によって、購入プログラムによる過剰な下取りも「割引」とみなされるようになったため、今後は、以前よりはむちゃくちゃな価格設定は減っていくと予想されます。
(現に2024年以降、Androidスマホは本体価格が安くなる傾向にあります)
一方で、筆者はこの購入プログラムこそが、キャリアでiPhoneを購入する最大のメリットであると考えます。
キャリアでiPhoneを買う最大のメリット=購入プログラムに入れる
まず前提として、キャリアで「一括購入」または「分割払いを最後まで払い切る」ことは、全くおすすめしません。
完全に購入して自分のものにしたいなら、Apple公式(旧端末などは楽天モバイルもアリ)で購入してください。
では3社(ドコモ、au、ソフトバンク)の購入プログラムをすべて利用した経験をもとに、どの辺りにメリットを感じているのかお伝えします。
2年後のことをアレコレ考えなくて良い
筆者はこれまで、iPhoneを約2年毎に買い替えて、その都度、フリマや買取店で売却していました。しかし、個人的には
- 2年毎に最も良い条件で売れるところを探さなくてはいけない
- 2年後に最良の価格で買い取ってもらうために、めちゃくちゃ丁寧にiPhoneを取り扱わなくてはいけない
というように、今から振り返ると、けっこう大きなストレスを感じながらスマホを使っていたと思います。
しかし各社の購入プログラムに加入することで
- 2年後はキャリアに返すだけでOK(買い取り先を探さなくてもOK)
- 2年後の下取り額が約束されている
- キャリアの下取り審査は買取店ほどシビアではないので、幾分かは気楽に使える
といった感じで、加入するまではわからなかった「安心感」があることに気づきました。
特にいろいろと考えてしまいがちな繊細な人にこそ、この気持ちは共感してもらえると思います。
「Appleで購入→2年後に売却」と、大きく負担が変わらないことも
例えば、iPhone 14(512GB)を発売日に購入して、2年間、利用したことを想定してみましょう。
カッコ内の金額はプログラムに加入して2年後に返却したときの、2年間の総負担額です。
※価格はいずれも発売時のもの
※Appleの負担額は「発売から1年半後のApple Trade Inの下取り額」にて算出。2年後の負担額はもう少し上がる
ゴリラ
2年返却なら、思ってたよりも差が少なそうだね
またiPhone発売時には、各キャリアは何かしらのキャンペーンを行うことがあり、その差はほとんどなくなる、もしくはAppleと逆転することさえもあります。
その他の考えうるメリット
一応、キャリアでiPhoneを買う際の、価格以外のメリットもまとめておきます。
- キャリアの保証サービスに入れる
- 支払いにポイントを充当できる
- 最大4.4万円割引の乗り換えキャンペーンを適用できる
- ドコモ:5G WELCOME割で最大4.4万円
- au:au Online Shop お得割で最大4.4万円
- ソフトバンク:オンラインショップ割で最大21,984円
- 楽天モバイル:キャンペーンで最大3.3万円
※2024年3月現在
- 学生・若者は割引・特典を受けられる
- ドコモ:U22限定割引
- au:スマホスタート応援割(U22)
- ソフトバンク:U22オンラインショップ割
- Appleで通らなかった分割審査に通る可能性がある(その逆もあり)
キャリアのiPhoneは単体でも購入できる
ゴリラ
でもさ、キャリアの割高なプランを払ってたら、元も子もなくない??
その通りです。しかし、ばっちり対策があります。
2024年現在、各キャリアは端末のみの販売を行っており、しかも、通信契約なしで購入プログラムにだけ加入することもできます。
(筆者は3キャリアの購入プログラムには、いずれも端末単体購入で加入しています。)
なんで例えば楽天モバイルや格安SIMで通信料金を抑えつつ、端末だけキャリアで買って(2年レンタルして)、運用できます。
これ、勘違いされている人がめちゃくちゃ多いので、知っておいて損はありません!
単体で買うならショップへ行っちゃダメ
ただし、キャリアのiPhoneを端末のみで購入するなら、絶対にショップ(実店舗)で購入してはいけません。
ショップで購入すると「頭金」という名の、店舗の手数料が上乗せされていることがあります。
頭金を払っていては、この記事で紹介したキャリアで購入するメリットが帳消しされてしまいます。
iPhoneをキャリアの購入プログラムで購入するなら、頭金のない公式オンラインショップで契約してくださいね。
ちなみに:契約するならオンラインショップがお得です
契約を検討しているのであれば、オンラインショップがお得なので、最後にそれだけ簡単に説明しておきます。
- 事務手数料、頭金がかからない(auは手数料かかります)
- オンライン限定キャンペーンがある
- オプション不要・しつこい営業がない
- 来店不要・待ち時間がない
金銭的メリット(事務手数料、頭金)だけでなく精神的なメリット(待ち時間・勧誘なし)も大きく、おすすめ。
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