現在では100%のハイエンドモデルがこの有機ELディスプレイを搭載しており、ミッドレンジにも7割程度は採用されているという印象。
一方、エントリーモデルに関してはまだまだLCD主流といった感じでが、サムスンのミッドレンジシリーズ、Galaxy Aシリーズについてはかなり「AMOLED化」が進んでいるようです。
今年はGalaxy A15も有機EL搭載
サムスンは昨年末に最新Aシリーズの最新モデルの一つ、Galaxy A15/A15 5Gを発表・リリースしています。
同モデルはサムスンのAシリーズとしては下から2番目のエントリーモデルですが、なんとこのA15には90Hzリフレッシュレート対応の「Super AMOLED」が搭載。
前モデルのGalaxy A14のスクリーンはLCDだったので、これは大きな進化点とも言えます。
一方、昨年はGalaxy A2Xシリーズで、前モデルではLCDだったディスプレイがGalaxy A24 4G (5Gモデルはなし)ではAMOLEDに。
そして今年はこの「AMOLED化」をA1Xシリーズにもシフトしたという事になります。
つまり、ここ何年かの動きを見ていると、サムスンは主力のAシリーズで有機ELを搭載する機種のランクを毎年1つずつ下げている、ということに。
という事はこのペースでいけば来年のGalaxy AX6世代では最廉価モデルのGalaxy A06もAMOLEDになる可能性があり、そうなればサムスンのスマートフォンは基本的に全モデルがAMODELディスプレイということになります。
先述のように、他メーカーのエントリーモデルでAMOLEDを搭載している機種というのはまだかなりレアなので、先行してローエンドの有機EL化を進めている、というのは地味に今後の廉価モデル市場での有利な点となりそうです。