ソニーモバイルの既存最新スマートフォン、Xperia 5 V。
全体的な評価は上々といった感じですが、国内外でよくみられる不満点としてバックグランドアプリが頻繁に強制終了する、いわゆる「タスク落ち」問題。
Xperia 5 VはハイエンドモデルとしてはRAMサイズが小さめの8GB RAMとなっており、この「メモリ不足」が原因ともいわれています。
そんな中、Weibo上の有名リーカー、Zackbucks氏がこのXperia 5 Vのメモリに関する興味深い情報を投稿していました。
当サイトでもお伝えしましたが、同氏は先日、手持ちのXperia 5 Vを業者に持ち込みメモリを8GB→16GBにアップグレードにするという魔改造に成功したことを報告していました。
そして今回、その改造後の使用感について改めてコメントを投稿していました。
要点としては:
- メモリを16GBへ拡張後、メモリの平均使用率は80%前後となり90%を超えることはなくなった
- それでも常に8GBを超えているので、これは以前のメモリが不十分だったことを示している
- 拡張後、全体の動作が滑らかに
- 多くのアプリをリロードすることなく切り替えることが可能に
- バッテリー消費量は増えるが、最適化などの対策をすれば問題なし
また、16GBへ拡張後は8GBの時のようにバックグラウンドアプリが終了されることもなくなり、前日に使っていたGmailアプリを翌日開いても、前に使っていた状態の画面がそのまま残っている、とも。
やはりハイエンドモデルで8GB RAMというのは少なすぎる時代なのでしょうか?
一方、Galaxy Sシリーズなど、国内でもRAMが8GBのハイエンドモデルというのは他にも存在しますが、これらのモデルではそれほどバックグラウンドアプリが頻繁に落ちるといった不満の声は上がってきていません。
その点からすると、やはりXperia 5 V(他の5シリーズも含め)はRAMサイズが小さいというだけではなく、メモリ管理が苦手、という部分もあるのかもしれません。
なお、この改造はあくまで非公式なもので、失敗などのリスクもあります。
また、仮に成功したとしても防水・防塵機能が失われるといったマイナス点もある模様です。