シャオミが昨年末に日本でリリースしたXiaomi 13T Pro。
リリース時点ではMediatekの最高性能を誇るDimensity 9200+を搭載し、その性能はSnapdragon 8 Gen 2すらも上回るともいわれていました。
一方、Xiaomi 13T Proの価格は他のSnapdragon 8 Gen 2搭載機種と比べてかなり安く抑えられており、国内で2023年国内でリリースされたハイエンドモデルモデルの中では最高のコストパフォーマンスの機種、とも。
実際、Geekbench上に掲載されているベンチマーク測定結果を参考に、SD8Gen2搭載のXperia 1 VとD9200+搭載のXiaomi 13T Proの性能比較をしてみたいと思います。
Xperia 1 VとXiaomi 13T ProのGeekbenchベンチマーク比較
公正を期すため、いずれもソフトバンク版のXperia 1 VとXiaomi 13T Proの計測結果を比較。
ざっと見ただけでもかなり大きな違いがあることが分かりますが、それぞれ、期近50回分のスコアの平均値を出したのが以下のもの:
Snapdragon 8 Gen 2とDimensity 9200+の性能差は1世代以上?
シングルコアでもマルチコアでもXperia 1 VのベンチマークスコアはXiaomi 13T Proよりも3割以上高くなっています。
通常、ハイエンド向けチップセットが1世代で進化するベンチマークスコアは2割程度なので、この比較を見る限り、Snapdragon 8 Gen 2とDimensity 9200+とでは1世代以上の性能差がある、ということに。
nanoreview.netなどのチップセット性能情報では両者の性能はかなり近いのですが、実際に製品化されたスマートフォンに搭載した値だとかなり差が出るという結果に。
やはりこのXiaomi 13T Proは性能的にも価格的にも現在のSnapdragon 8 Gen 1搭載機と同等、といったところのようです。