2023年のソニー製スマホのラインナップ、と言えばXperia 1 V、Xperia 5 V、Xperia 10 Vの3モデルのみ。
過去最も展開機種が少なかった年ではないかと思います。
また、普段なら売上台数的には「主力」となるはずのXperia 10 Vの人気がかなり乏しく、具体的な統計値があるわけではありませんが、売り上げランキングや価格.comの評価数を見ている限り、少なくとも国内ではここ数年で「最も売れなかったXperia」である可能性が非常に高そうな雰囲気。
しかし、そんな日の目を見なかったXperia 10 Vが海外の権威あるオーディオメディアにおいて意外な賞を受賞していたことが判明しました。
「What Hi-Fi?」が発表した500ドル以下のスマートフォンの部門でこのXperia 10 Vは2023年の「What Hi-Fi? AWARD」を獲得。
「What Hi-Fi?」は1976年に創刊された、50年近い歴史を持つ英国のオーディオ誌で、このスマートフォン部門で最も優秀なオーディオ性能を持つ機種として選ばれる、というのはかなり名誉なことの模様です。
また、同サイトはXperia 10 Vのオーディオ性能の長所・短所を以下のようにまとめています:
長所
・シャープでソリッドなイメージ
・ダイナミックで緻密なヘッドホンサウンド
・大幅に改善されたスピーカー
短所
・ややパワー不足
・受話器からの振動
ちなみに、同誌がスマートフォン部門の評価を始めたのは去年からのようですが、なんと2022年に同じ部門でこの賞を獲得していたのはXperia 10 IV。
つまり、Xperia 10シリーズは2年連続でミッドレンジスマートフォンとしてはオーディオ性能が最も優れた機種として評価された、ということになります。
Xperia 10 Vはチップセットが前モデルから据え置きにも拘わらず、価格は前モデルより引き上げられるなど、批判される部分も多い機種でした。
ただ、前面ステレオスピーカーを搭載するなど、進化した部分があることも事実で、スピーカー自体も上位モデルと同じものが搭載されているといった噂も。
ひょっとするとこの辺が高く評価されたのかもしれませんね。