価格.comが先日発表した「プロダクトアワード2023」。
このスマートフォン部門で2023年の新型Xperiaフラッグシップがかなり久しぶりの「大賞」を受賞していました。
2023年のスマートフォン部門で大賞を受賞したのはソニーのプレミアムフラッグシップ「Xperia 1 V」。
Xperia 1 Vについては先日、2024年モデルとしては前モデルから最も大きく評価を上げた機種、としても紹介しました。
ただ、これはどちらかというと前機種、1 IVの評価が異常に低かったことに拠る部分も大きく、2024年モデル全体と比較した上でここまでの高評価を得た、というのは良い意味で少し驚きです。
ちなみに、同賞の銀賞と銅賞はiPhone 15 Proとmotorola edge 40。
どういった仕組みでポイントが与えられるのかは不明ですが、Xperia 1 Vが他の2機種に大差をつけていることは確かです。
ちなみに同サイトで年間のPRODUCT AWARDが始まったのは2006年ですが、当時は「携帯電話」部門だったカテゴリーで初めて大賞を受賞したスマートフォンは2010年の「iPhone 4」。
そしてこれまで、Xperiaスマートフォンが同Awardで大賞を受賞したのは2012年の「Xperia acro HD SO-03D」が最初で最後でした。
つまり、今回のXperia 1 Vの金賞受賞は実に11年ぶりの2回目となる快挙、ということに。
なお、過去のスマホ部門金賞受賞機種は以下の通り:
2023年:Xperia 1 V
2022年:Xiaomi 11T Pro
2021年:iPhone 12
2020年:iPhone SE
2019年:Huawei Mate 20 Pro
2018年:isai V30+ LGV35
2017年:HUAWEI nova lite
2016年:HUAWEI GR5
2015年:Huawei Ascend Mate7
2014年:AQUOS ZETA SH-04F
2013年:AQUOS PHONE SERIE SHL22
2012年:Xperia acro HD SO-03D
2011年:iPhone 4S
個人的にはファーウェイ製スマホが4度も大賞を受賞しているのに対し、GalaxyやPixelが一度も受賞していないのは少し意外です。
なお、今年のXperiaラインナップは台数的に「主力」となるはずの新型Xperia ACEのリリースもなく、また、Xperia 10 Vがかなりの不発に終わったこともあり、全体の売り上げ台数としては前年を大きく下回っているともいわれています。
国内でもPixelやAQUOSといった他のAndroidスマホに押されて全体の売り上げとしてはかなりの不調ともいえるXperiaですが、少なくとも最上位モデルがこういった高評価を受けた、というのは2024年の仮称「Xperia 1 VI」への期待も高まるところです。