Mediatekが先日正式発表をした最新フラッグシップ向けチップセット「Dimensity 9300」。
そしてこのチップセットを世界初搭載してリリースされるのがVivoの最新ハイエンドモデル「 vivo X100 Pro」です。
しかし今回、このDimensity 9300搭載のvivo X100 Proがストレステストにおいて異常とも言えるアグレッシブなCPUスロットリングをすることが報告されていました。
今回の情報によると、VI子X100 ProはCPUスロットリング・テストでにおいて、開始後わずか2分で性能の46%までスロットダウンしたとのこと。
8コア・プロセッサは、この際、4つのコアは1.2GHzに、3つは1.5GHzに、そして1つはわずか0.6GHzに低下した模様で、かなりきついスロットリングが効いていた模様。
なお、この件につて報じているGSMArenaによると、Snapdragon 8 Gen 2搭載機では通常、スロットリングテストを10分程度続けてもスロットリング率は10%くらいとのこと。
このことからしても、Dimensity 9300自体がかなり発熱に弱いチップセットである可能性が高そうです。
Dimensity 9300はSnapdragon 8 Gen 3と同等、一部ではそれ以上の性能とも言われている一方で、コアのアーキテクチャが1×3.25GHz Cortex-X4、3×2.85GHz Cortex-X4、4×2.0GHz Cortex-A720となっており、リリース前から高効率コア非搭載による発熱や電力効率に関する懸念の声が上がっていたのも事実です。
同チップを搭載した機種は、今後日本でもリリースされる可能性が十分にあります。(Xiaomi 14T Proとか、でしょうか。。。)
よって、今後、このDimensity 9300を搭載した他機種でも同様の問題が報告されるようであれば、少し注意が必要になりそうです。