スマートフォンの性能を左右する最大のパーツ、といえば言うまでもなくチップセット。
その為、搭載チップセットが機種選びの最も重要な部分の一つであることは確かで、さすがに「まったく気にしない」という人はかなり少ないのではないでしょうか。
しかし今回、GSMArenaが行ったアンケートでユーザーにとってチップセットの重要性が低下していることを示す興味深い結果が出ていました。
「スマホにフラッグシップ向けチップセットを搭載していることは重要ですか?」という質問のアンケート。
回答を見ると、最も多いのが「ちょっとは気にするけど、旧型チップでも問題ない」というユーザーで全体の4割。
逆に最新ハイエンド向けチップセットを搭載している機種しか買わない、と回答しているのは2割程度しかいません。
また「ミッドレンジ向けチップで十分」という回答も2割程度を占めており、先の「旧型チップでも問題ない」という回答と合わせると、実に7割近くがスマホ選びにおいて最新ハイエンド向けチップセットは重要な条件ではない、ということになります。
これ、国内だとまた少し違った割合になるとは思いますが、現在の国内ハイエンド不調の現状を見ていると、どちらかというと「最新フラッグシップ向けチップでなければならない」という回答はさらに減るように思います。
数年前から中国メーカーを中心に、最新モデルに1~2世代前の旧型ハイエンド向けチップセットを搭載して「準ハイエンド」あるいは「アッパーミドル機」として展開する動きがありますが、今回の調査結果からすると、この動きは今後他メーカーにも広がっていくかもしれませんね。