ゴリラ
「ソフトバンク」本家にするか、サブブランドの「ワイモバイル」にするか迷ってるんだよね。サクッと違いを知りたい!
この記事ではソフトバンクとワイモバイルを6項目で比較します。
2択で迷ってる人、相互の乗り換えを考えている人は、ぜひ目を通してみてください。
先に正直な結論を伝えると、ソフトバンクとワイモバイルの違いは以下のとおり。
(緑はソフトバンク、赤はワイモバイルに関するメリット)
- 料金プラン
→ワイモバイルが安い - 通信速度
→ほぼ互角(平均で最大90Mbpsほど) - スマホ端末(ラインナップ)
→ソフトバンクは幅広い。ワイモバイルはコスパ機中心 - 優待特典
→ソフトバンクプレミアム、ワイモバイルはLYPプレミアムのみ - キャンペーン
→どちらも2万円超のキャンペーンあり - サポート
→どちらも店舗サポートあり
料金を比較|ワイモバイルが安い
まずは料金プランを比較していきましょう。
▼ソフトバンクの料金プラン▼
▼ワイモバイルの料金プラン▼
スクロールできます→
シンプル2 | S | M | L |
---|---|---|---|
データ容量 | 4GB | 20GB | 30GB |
月額料金 | 2,365円 | 4,015円 | 5,115円 |
※おうち割 光セット(A) | -1,100円 | -1,650円 | -1,650円 |
※家族割引サービス (2回線目〜) | -1,100円 | ||
PayPayカード割 | -187円 | ||
割引適用時 最安維持費 | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 |
さらに 1GB以下の場合 | ー | -1,100円で 1,078円 | -2,200円で 1,078円 |
制限時 (第1段階・第2段階) | ・最大300Kbps ・最大128Kbps | ・最大1Mbps ・最大128Kbps |
|
通話 | 22円/30秒 |
ソフトバンクは2023年10月、ワイモバイルは2023年6月にそれぞれ新プランをスタート。どちらも実質値上げされています。
安く使えるのは、もちろんワイモバイルです。
たとえば20GBぐらい使う人だと……
- ソフトバンク「メリハリ無制限+」:7,425円
- ワイモバイル「シンプル2 M(20GB)」:4,015円
⇒3,410円の金額差
割引やプラン次第ですが、キャリアからワイモバイルに乗り換えれば、2,000~4,000円ほど節約できます。
なお、ワイモバイルは最大容量の「シンプル2 L」でも30GBが上限です。それ以上必要なら、使い放題(200GB)のプランがあるソフトバンクを選ぶことになります。
家族割・セット割の違い
どちらも「家族割」「光回線とのセット割」があります。
▼家族割▼
▼光回線とのセット割▼
- ソフトバンク「おうち割 光セット」
家族全員が最大1,100円割引 - ワイモバイル「おうち割 光セット(A)」
家族全員が1,188円割引
重要な違いは、
- ワイモバイルの家族割は2回線目からしか適用されない
- ワイモバイルは上記の割引が併用できない
割引はソフトバンクが有利です。
ただしソフトバンクは元々のプラン料金が高いので、基本ワイモバイルの方が安く使えます。
割引額だけでなく「結局、いくらで使えるのか」ココが重要ですね。
通信速度を比較|ワイモバイルでも遜色ない
みんなのネット回線速度(みんそく)の速度を参照してみます。
- ソフトバンク
- Ping:38.46ms
- 下り:98.75Mbps
- 上り:17.72Mbps
- ワイモバイル
- Ping:47.94ms
- 下り:91.45Mbps
- 上り:15.64Mbps
※2023/10/31時点
ワイモバイルもキャリア並みの通信速度が出ています。両者の通信速度はほぼ互角と言っても良いでしょう。
ワイモバイルの回線はいわゆる格安SIMとは異なり、回線を間借りしているわけではないので、ほぼソフトバンク近い速度で通信できるんですね。
優待特典を比較|PayPayクーポンなど
ユーザー限定の優待特典にも違いがあります。
- ソフトバンクプレミアム ⇐ソフトバンク限定
- 「LYPプレミアム」が無料 ⇐ソフトバンク・ワイモバイル
「ソフトバンクプレミアム」はソフトバンク限定
「ソフトバンクプレミアム」はソフトバンクユーザー限定の特典です。
- 最大50%還元の「スーパーPayPayクーポン」
- ヤフーショッピングで最大17%還元
- 最大20%還元の「エンタメ特典」
- ebookjapanで最大35%還元(金曜日限定)
- 毎年1,000ポイントもらえる「長期継続特典」
中でも「スーパーPayPayクーポン」が目玉で、最大50%還元のPayPayクーポンがもらえます。
ヤフーショッピングで最大17%還元もかなり強力ですね。
ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMOの3兄弟では、やはりソフトバンクの特典が一番豪華です。
「LYPプレミアム」無料は共通(2023年11月29日~)
ソフトバンク・ワイモバイルはいずれも、2023年11月29日から「LYPプレミアム」が無料で利用できます。
LYPプレミアムは従前の「Yahoo!プレミアム」に、各種のLINE特典が追加されたものです。
▼「LYPプレミアム」の特典▼
- LINE特典(1,200万種類以上のスタンプ使い放題など)⇐New
- Yahoo!ショッピングでPayPayポイントが加算
- 会員限定PayPayクーポン
- ヤフオク!の落札システム利用料が安くなる など
Yahoo!ショッピングでお買い物をする人には、うれしい特典ですね。
なお、会員限定PayPayクーポンは最大5%還元で、ソフトバンクプレミアムの「スーパーPayPayクーポン」には及びません。
キャンペーン比較|高額特典あり
- ソフトバンク
- オンラインショップ割【最大21,984円割引】
- ワイモバイル→ソフトバンクのりかえ特典【最大34,056円分】
- ワイモバイル
- SIMのみ契約でポイントバック【最大1.5万円】
- スマホの機種代金の割引【最大2万円超】
ソフトバンクのキャンペーン
まずはソフトバンクのキャンペーンから見ていきましょう。
オンラインショップ割【最大21,984円割引】
- スマホの機種代金が最大21,984円割引
- オンラインショップで他社から乗り換える人が対象
オンラインショップで販売されているほぼ全てのスマホが対象です。
新トクするサポートと組み合わせると、実質24円になる機種もあります。
ワイモバイル→ソフトバンクのりかえ特典【最大34,056円分】
今回、ワイモバイルからソフトバンクへ乗り換えを考えている人には朗報。
Y→ソフトバンクで最大2,838円×12か月間(メリハリ無制限+)の割引が受けられます。
ワイモバイルのキャンペーン
続いてワイモバイルのキャンペーンも見ていきましょう。
SIMのみ契約でポイントバック【最大1.5万円】
SIMのみの契約で最大1.5万円の還元を受けられるキャンペーンがあります。
- 【最大5,000円分】PayPayギフトカード(M/Lのみ)
- 【最大1万円分】1か月間、PayPay決済の20%を還元
タイミング次第では還元金額がアップすることもあります。
スマホの機種代金の割引【最大2万円超】
オンラインストアでは最大2万円超の割引を受けられるタイムセールがあります。
毎日21時〜翌日9時まで開催されており、基本的にワイモバイルを契約するなら、この時間帯がおすすめです。
▼一部では限界突破な高額割引もあります。家電量販店でよく見るやつです。
スマホ端末(ラインナップ)を比較
取り扱っているスマホ端末の違いも見ておきましょう。
スクロールできます→
ソフトバンク | ワイモバイル | |
---|---|---|
iPhone | 最新iPhoneもある | SEなど一部のみ |
Android | ハイエンド~コスパ機 | コスパ機が中心 |
認定中古品 | 取扱いあり | 取扱いあり |
ソフトバンクは、最新のiPhone 15シリーズの取り扱いがあります。Androidはハイエンドからコスパスマホまで幅広く選べます。
ワイモバイルは、価格の安いコスパスマホが中心です。iPhoneは旧モデルやSE(第3世代)など一部のみの取り扱いとなります。
白ロム購入して持ち込む方法も
ちなみにソフトバンクのスマホなら、ワイモバイルでもバッチリ使えます。
なのでワイモバイルを契約したい人でも、ラインナップにはとらわれず、ソフトバンクでスマホだけを買ってから持ち込めばOKです。
ソフトバンクは新トクするサポートで実質24円も
ソフトバンクには「2年レンタル」でスマホが使える新トクするサポートがあります。ワイモバイルにはこの手のサービスがありません。
2023年春には新トクするサポートが強化され、割引と併用で実質24円から購入できるスマホも登場しています。めちゃくちゃ安く使えます。
- Pixel 7a:実質24円~(MNP&新トクするサポート)
- iPhone 14:実質19,800円~(MNP&新トクするサポート)
認定中古品はどちらでも購入できる
ソフトバンク、ワイモバイルではいずれも「認定中古品」が購入できます。
執筆時点では、ワイモバイルでiPhone SE(第2世代)が一括1円~でした。ワイモバイルはタイムセールがあるので特に熱いです。
サポートを比較|互角に近くなってる
スクロールできます→
ソフトバンク | ワイモバイル | |
---|---|---|
店舗数 | 2,000店舗以上 | ソフトバンクでの 取扱い店を含め 2,000店舗以上 |
問い合わせ | 店頭スマホサポート | 店頭スマホサポート (定額プランはなし) |
初心者サポート | ケータイ なんでもサポート (550円/月) | ワイド サポート (550円/月) |
問い合わせ | 店舗、電話、チャット | |
店頭での修理受付 | ソフトバンクショップ から可能 | ワイモバイルショップ から可能(約900店舗) |
ワイモバイルはソフトバンクショップでの取り扱い(併売)が始まり、一気にサポートが手厚くなりました。
ワイモバイルでも、ソフトバンクに近いレベルのサポートが受けられます。
「通信費は安くしたいけど、店舗のサポートは外せない」。そんな人にとって、ワイモバイルは貴重な選択肢になります。
ソフトバンク⇔ワイモバイルの乗り換えは「簡単」
この記事の読者さんの中にはソフトバンク⇔ワイモバイルで乗り換えを考えている人も多いと思います。
ソフトバンク⇔ワイモバイルの乗り換えは、プラン変更に近い簡単な手続きで完了します。
- 乗り換え費用は0円
- 契約者情報を引き継げる
- MNP予約番号は不要
- SIMロックは自動で解除される
なので、迷っているならとりあえず乗り換えてしまうのがおすすめです。合わなかったら出戻りすればよいだけです。
特にY→ソフトバンクの出戻りの際には、キャンペーンのところで紹介した2つの特典を受けられます。
- ワイモバイル→ソフトバンクのりかえ特典(最大34,056円)
- オンラインショップ割(最大21,984円)
まとめ
ソフトバンクとワイモバイルの違いを改めてまとめておきましょう。
- 料金プラン
→ワイモバイルが安い - 通信速度
→ほぼ互角 - スマホ端末(ラインナップ)
→ソフトバンクは幅広い。ワイモバイルはコスパ機中心 - 優待特典
→ソフトバンクプレミアム、ワイモバイルはLYPプレミアム - キャンペーン
→どちらも2万円超のキャンペーンあり - サポート
→どちらも店舗サポートあり
料金を安くしたいなら「ワイモバイル」、キャリアの安心感・優待を求めるなら「ソフトバンク」となります。
どうしても迷ったら、個人的にはワイモバイルを試すのがおすすめです。
最近のワイモバイルは、もはや「ジェネリック・ソフトバンク」状態です。ソフトバンクとほぼ同じ使用感で料金がガッツリ安くなります。
相互の乗り換えも簡単なので「えいやっ」で乗り換えてしまっても良いでしょう。どうしても合わなければ、出戻りすれば良いだけです。