本日正式発表されたMediatekの次世代ハイエンド向けチップセット、Dimensity 9300。
事前リークや公式ティザーなどから、かなりの性能進化が期待されており、ライバルチップのSnapdragon 8 Gen 3と同等、あるいはそれを超えるパフォーマンスになるといった事前情報も。
そんな中、今回このDimensity 9300を搭載したVivo製モデルが大量にGeekbench上に登場していました。
以下はVivoのDimensity 9300搭載未発表モデル「vivo X100」のベンチマークスコア↓
シングルコアのスコアが2200ポイント台中盤、マルチコアが平均7700~7800ポイントといったところとなっています。
そして以下はVivoの別ブランドiQOOのSnapdragon 8 Gen 3搭載未発表モデル「iQOO 12 Pro」のベンチマークスコア↓
Dimensity 9300搭載の「vivo X100」と比べると、シングルコアのスコアには大きな差はありませんが、マルチコアの平均では1割以上の差が出ています。
最近のDimensity 9000シリーズは世代ごとにSnapdragon 8シリーズに近づいてはいましたが、ここまで完全に追い抜いた、と言えるのは今回が初めて。
なお、Antutuベンチマークの比較などを見ている限り、このDimensity 9300とSnapdragon 8 Gen 3、GPU性能という点ではほぼ互角なようです。
よって、少なくとも今回のDimensity 9300、全体的なパフォーマンスという点では悲願のスナドラ超えを達成、といってよいのではないでしょうか。