先日クアルコムが発表した次世代フラッグシップ向けチップセット、Snapdragon 8 Gen 3。
今回、このスナドラSD8Gen3の「サムスン専用版」に関する興味深いリーク情報がでてきました。
Snapdragon 8 Gen 3 For GalaxyのGPUコアのクロックスピードは1000MHzになる、というもの。
同チップセットのGPUは「Adreno 740」ですが、そのノーマル版の使用上のピークスピードは 719MHzのはず。
よって、この「For Galaxy」のGPUコアの動作周波数はノーマル版よりも28%もクロックアップされているということになります。
なお、今回の情報は有名リーカー、Ice universe氏からのものなので、信頼性は高いと思います。
ご存知のように、Galaxy S23シリーズをはじめとする今年のサムスンのフラッグシップには通常のSnapdragon 8 Gen 2よりも最大動作周波数が引き上げられたアップグレード版「Snapdragon 8 Gen 2 For Galaxy」が搭載されています。
そしてその流れを引き継いで、次世代のSnapdragon 8 Gen 3 For Galaxyはノーマル版のSD8Gen3発表前からその存在がリークされており、実際にプライマリコアと、2つのパフォーマンスコアがクロックアップされたSD8Gen3を搭載したGalaxy S24シリーズのベンチマークスコアが複数発見されていました。
しかし、SD8Gen3の直前にクアルコムがノーマル版のクロックスピードも引き上げ。
その結果、「For Galaxy」とノーマル版とではCPUコアのクロックスピードは同じになり、これでは「For Galaxy」の意味がなくなってしまうのでは?とも言われていました。
つまり、今回のSnapdragon 8 Gen 3 For GalaxyはCPUコアのクロックスピードはノーマル版と同じで、GPUの同は周波数だけが3割ほどクロックアップされている、ということに。
この違いが実使用でどの程度の差を生むのかは未知数ですが、3割というと結構大きな違いという印象も。
ゲームプレイ時など、グラフィック負荷の高い使用環境では使用感にも違いが出る可能性もありそうです。