キャリア版の売れ行きはかなりいまいちでしたが、先週、SIMフリー版(オープンマーケット版)が発売されて一気にユーザー数が増えたという印象を受けます。
それに比例して価格.comでもレビュー数が順調に伸びてきている模様。
というわけで今回は同サイトのデータを参考にこのXperia 5 Vの過去モデルとの評価比較をしてみた痛いと思います。
Xperia 5 V vs Xperia 5シリーズ過去モデルの評価比較
電池持ちとレスポンスはシリーズ最高評価
オレンジ色の棒グラフがXperia 5 Vですが、まず最初に気付くのは同モデルの「レスポンス」およびバッテリー持ちの評価が他機種と比べて頭一つ抜けて高くなっている、という点。
Xperia 5 Vの電池持ちは海外サイトの評価でも5シリーズ最長とでており、一般ユーザーの評価とも一致します。
一方、レスポンスについてはやはり久々に「名機」といわれているSnapdragon 8 Gen 2の性能によるところが大きいと思いますが、少なくとも5 IIIや5 IVのように発熱による動作の遅延やスロットリングによる機能制限といった不満の声はあまり見かけません。
ディスプレイ評価はシリーズ「最低」
一方、画面表示、つまりディスプレイ画質の評価については過去最低となっています。
グラフだとわかりにくいのですが、Xperia 5シリーズの画面表示の評価は5V以前のモデルではかなり「安定」していました。
が、Xperia 5 Vでは相対的にこれが大きく落ち込んでおり、やはり一般ユーザーから見てもディスプレイのクオリティーが過去モデルから劣化しているように見えるのは否めなさそうです。
また、実際にレビュー内容を見ていても、やはりカラーシフトや色ムラができるという指摘は複数見られます。
バッテリーやレスポンス(動作のスムーズさや操作時の快適性)を優先する方には非常に良い機種。
一方で、動画鑑賞などが好きで画質の良さが最優先、という方にはあまり向かない機種と言えそうです。