Googleの最新スマホ、Pixel 8シリーズ。
今回、同シリーズの上位モデル、Pixel 8 Proと最新iPhoneの最上位モデル、iPhone 15 Pro Maxのかなり実使用に近い形でのスピードテストの結果が出ていました。
PhoneBuffというYoutubeチャンネルが公開していたもので、あらかじめロボットに両方に機種に同じアプリの起動といった動作をプログラム。順番に動作を遂行していき、その速度を比較するといういもの。
結果はiPhone 15 Pro Maxの圧倒的な勝利。
両モデルが全てのタスクを終えるまでにかかった総時間には40秒の差があり、iPhone 15 Pro Maxの方がPixel 8 Proよりも2割以上短い時間ですべてのタスクを終えた、ということになります。
ベンチマークスコアは一つの指標で、よく「実使用での操作感や速度を必ずしも反映していない」と言われます。
ただ、こういったアプリの起動やバックグラウンドアプリの再起動などを正確に測った比較でこれだけ差が出る、ということは、これはかなり実使用での性能差を反映していると言わざるえません。
PixelとiPhoneの性能差は拡大の一途?
ちなみに、昨年のTensor G2搭載のPixel 7 ProとiPhone 14 Pro Maxとのスピード比較でも勝利したのはiPhoneですが、その差は25秒程度。
また、初代Tensor搭載のPixel 6 ProとiPhone 13 Pro Maxの差はわずか5秒程度でした。
つまり、Pixel 6 Pro(Tensor G1)→Pixel 7 Pro(G2)→Pixel 8 Pro(Tensor G3)と世代が進むにつれ、それぞれの世代のiPhoneとは5秒→25秒→35秒と処理速度の差、つまり性能差が世代ごとに拡大しているという状況。
GoogleがPixelでAI性能など、単純なベンチマークスコアや「速度」とは違うところに注力している、という言い分も分からなくはありません。
が、やはり実使用での機敏な動作などを最重要視するユーザーは今後も居続けると思われます。
日本などでは急速にシェアを拡大しているPixelではありますが、まだまだ実際の性能という点ではiPhoneとの差は大きそうですね。