今月末の正式発表が予定されているクアルコムの次世代ハイエンドスマホ向けのチップセット、Snapdragon 8 Gen 3。
既定路線として国内展開されるであろう主要機種としてはGalaxy S24シリーズにXperia 1 VI/5 VI、AQUOS R9シリーズ、Zenfone 11といったところでしょうか。
そんなSnapdragon 8 Gen 3を搭載したクアルコムのリファレンス機と思われるスマートフォンの複数のベンチマークスコアがGeekbench上で発見されました。
スコアはシングルコアが2000ポイント前後、マルチコアが5700~5800ポイントといったところでしょうか。
ちなみに現行のSnapdragon 8 Gen 2のリファレンス機のベンチマークスコアは以下のような感じです。
よって、リファレンス機同士の比較ではSD8Gen3の前チップセットからのベンチマーク性能の向上派シングルコアが5%、マルチコアで1割程度といったところになりそう。
一方、すでに見つかっている「Snapdragon 8 Gen 3 For Galaxy」搭載のGalaxy S24シリーズのベンチマークスコアはというと:
リファレンス機のものよりも2割前後も高いスコアを出しており、この差は結構大きいと言えそうです。
ちなみにこの「Snapdragon 8 Gen 3 For Galaxy」とレギュラー版のSnapdragon 8 Gen 3とではプライマリーコアとパフォーマンスコアの一部のクロックスピードが異なります。
現行のSnapdragon 8 Gen 2ではこの「For Galaxy」版とレギュラー版搭載機とで大きなベンチマーク上の差は見られませんでしたが、次世代モデルではかなり大きな性能差ができそうですね。