先週金曜にドコモ、au、楽天モバイル版が発売されたXperia 5 V。
(SIMフリー版は27日発売)
ネット上を見ている限り、入手報告なども非常に少なく、また、不具合報告などもあまり見かけません。
まさに良くも悪くもビックリするくらい静か、という印象です。
Xperiaに限らず、ハイエンドモデルの売上台数が年々減少していることはご存知の方も多いとは思いますが、特に今回のXperia 5 Vはまさにその典型といった感じで、昨年のXperia 5 IVと比べてもかなり不人気という印象です。
というわけで今回はベンチマーク測定の「計測回数」を使って、このXperia 5 Vの売上状況をXperia 5 IVと比較してみようと思います。
Xperia 5 Vの売上ペースは前モデルの1/8?
Xperia 5 Vの国内キャリア版発売日は10月13日、Xperia 5 IVの発売は昨年の10月21日で両モデルとも金曜日に発売されています。
そこで、各モデルの金曜~日曜の3日間に測定されたGeekbenchにおけるベンチマークスコアの測定回数を比較してみます。
(Xperia 5 VはGeekbench 6、Xperia 5 IVはGeekbench 5)
Xperia 5 IV SO-54C: 28回
Xperia 5 IV SOG09: 6回
Xperia 5 V SO-53D: 3回
Xperia 5 V SOG23: 1回
両モデルのドコモ版、au版の合計を比較するとXperia 5 Vの計測回数は5 IVの1/8程度となっているのが分かります。
購入した端末のベンチマークスコアを早速測定してみる、というユーザーは一部のガジェット好きの方などに限られている部分もあり、計測回数が正確に両モデルの売上台数の比率を反映しているとは限りません。
また、今回のXperia 5 Vは発売日がPixel 8/8 Proと一日違いと近かったことも影響している可能性があり、今後伸びる可能性もあります。
ただ、ここまで差が出ているということは、やはり少なくとも発売直後の売れ行きにおいて両者の間に大きな違いがあるという点は否定できないと思います。
なお、海外版のベンチマーク「回数」比較がどのようになるのかはここでは算出していませんが、少し前にXperia 5 Vの売上が芳しくない、という小売店関係者からの情報は上がっていました。
今後大幅な値下げなどをしない限り、このXperia 5 V、やはり国内だけではなく、全体としてもシリーズ最低を更新しそうな勢いです。