スマホ料金を抑えたいと思っている人の中にはpovoの利用を検討しながらも、「速度は遅いのか?」「昼や夜など時間帯による違いはあるのか」などの疑問を抱えている人は少なくないでしょう。
そして、切り替えるなら納得したうえでpovoに切り替えたいと思う人も多いはず。そこで本記事では、povoの平均通信速度や時間帯ごとの違いやトッピングの詳細などを解説していきます。
povoの基本情報
- 実績豊富なauの回線だから安心
- 基本料金0円の圧倒的コスパ
- データ使用量に応じた細かいプラン
- 豊富なトッピングで自分流にカスタマイズ可能
- 5分以内かけ放題は550円とコスパが高い
povoはトッピング無しの場合基本料金0円のため、使用するデータに応じて料金が変動するサービス。データ容量ごとに細かくプランが別れているため、様々なニーズに対応が可能です。
また、決済や申込みが基本的にオンラインのため、店頭サポートが不要な人であればおすすめです。特にauを利用してる人であれば移行もスムーズに行えるため、スマホ料金を抑えたい人はpovoを検討してみると良いでしょう。
詳しくはこちら
povoの基本情報
運営会社 | KDDI株式会社 |
---|---|
利用回線 | au |
月額料金 | 基本料金0円(トッピング、プランにより変動) |
音声通話料金 |
22円(税込)/30秒 5分以内かけ放題:550円/月 通話かけ放題:1,650円/月 |
データ容量 |
データ使い放題:330円/回 データ追加1GB:390円/回(7日間) データ追加3GB:990円/回(30日間) データ追加20GB:2,700円/回(30日間) データ追加60GB・6,490円/回(90日間) データ追加150GB:12,980円/回(180日間) |
通信速度 | 最大128kbps |
支払い方法 | クレジット |
事務手数料 | 無料 |
契約期間/違約金 | なし |
申し込み | オンライン申し込みのみ |
出典:povo公式サイト
詳しくはこちら
【時間帯別】povoの平均通信速度
時間帯 | 下り | 上り |
---|---|---|
朝 | 75.09Mbps | 14.77Mbps |
昼 | 85.96Mbps | 16.44Mbps |
夕方 | 133.08Mbps | 18.61Mbps |
夜 | 65.16Mbps | 14.59Mbps |
深夜 | 99.62Mbps | 17.5Mbps |
povoに限らず通信速度は一日を通して同じではないため、時間帯によって差が生じます。回線を選ぶ際には平均通信速度も重要ですが、最も遅い時間帯でも不自由なく使えるかも大切な項目なので注意しましょう。
出典:みんなのネット回線速度
詳しくはこちら
朝の平均通信速度
朝 | 下り:75.09Mbps | 上り:14.77Mbps |
---|
povoの朝の平均通信速度は下りで75.09Mbps、上りで14.77Mbpsです。朝は通勤や通学で回線を利用する人も多いため、他の時間帯と比べるとやや遅い結果となりました。
ただし、混雑する朝の時間帯でも下りが75.09Mbpsであるため、動画なども問題なく視聴可能です。総合的に判断すると、朝の平均通信速度でも十分なパフォーマンスが期待できるでしょう。
出典:みんなのネット回線速度
昼の平均通信速度
昼 | 下り:85.96Mbps | 上り:16.44Mbps |
---|
昼の平均通信速度は下りで85.96Mbps、上りで16.44Mbpsと朝に比べると速いです。ただ、昼の時間帯はお昼休みが重なるため、利用者が増えてやや回線が遅くなるケースも少なくありません。
そのため、povo使用での通信速度に不満を感じたら、動画視聴や画像のアップロードなどのデータを多く消費する作業は別の時間帯にすると良いでしょう。
出典:みんなのネット回線速度
詳しくはこちら
夕方の平均通信速度
夕方 | 下り:133.08Mbps | 上り:18.61Mbps |
---|
povoの夕方の時間帯は下りで133.08Mbps、上りで18.61Mbpsという結果でした。特に下りは133.08Mbpsという結果であり、他ブランドと比較しても頭一つ抜けた数値です。
また、上りの平均通信速度も18.61Mbpsで、データ容量が多い動画・画像を送信する際もスムーズに行えます。スマホを使って作業をする場合、povoを使用しているのであれば仕事や学校終わりのタイミングがおすすめです。
出典:みんなのネット回線速度
夜の平均通信速度
夜 | 下り:65.16Mbps | 上り:14.59Mbps |
---|
povoの夜の平均通信速度は下りで65.16Mbps、上りで14.59Mbpsという結果でした。利用が混雑する夜の時間帯では、平均通信速度の早いpovoでも下りで65.16Mbpsとやや物足りない数字です。
反応速度が必要なゲームの利用はストレスを感じるかもしれませんが、動画視聴程度であれば問題ないでしょう。最も平均通信速度が遅い夜でも、動画やWEBサイトの閲覧であれば問題なく視聴できるはずです。
出展:みんなのネット回線速度
詳しくはこちら
深夜の平均通信速度
深夜 | 下り:99.62Mbps | 上り:17.5Mbps |
---|
povoの深夜の平均通信速度で下りで99.62Mbps、上りで17.5Mbpsでした。夕方の次に高い平均通信速度であるため、基本的にストレスなくスマホを使用できるでしょう。
実際に日付が変わってから朝方5時までは混雑が少なく、快適に使える時間帯です。他ブランドよりも通信速度が安定しているため、深夜にスマホを頻繁に使用する人にもpovoはおすすめできます。
出典:みんなのネット回線速度
【地域別】povoの平均通信速度
povoの平均通信速度を地域別に見ていくと、以下のような結果が確認できました。
エリア | 下り | 上り |
---|---|---|
都心(東京都) | 91.87Mbps | 17.73Mbps |
郊外(埼玉・神奈川・千葉) |
51.65Mbps | 10.72Mbps |
それぞれエリア別の詳細を以下で解説していくため、povoの利用を検討している人は参考にしてみましょう。
出典:みんなのネット回線速度
詳しくはこちら
都心の平均通信速度
都心(東京都) | 下り:91.87Mbps | 上り:17.73Mbps |
---|
povoの都心での平均通信速度は下りで91.87Mbps、上りで17.73Mbpsという数値が出ています。auの回線を使っているためほぼ全国どこでも利用可能であり、特に都心での平均通信速度は速いです。
もちろん5Gにも対応しており、都心であればより速いスピードでの通信が可能です。人が多く混雑しているように思える都心部ですが、基地局が多く設置されているため、快適にスマホを使用できるでしょう。
※出典:みんなのネット回線速度
郊外の平均通信速度
郊外(埼玉・神奈川・千葉) |
下り:51.65Mbps | 上り:10.72Mbps |
---|
郊外の平均通信速度を見ると下りで51.65Mbps 、上りで10.72Mbpsと都心部よりも低いことが確認できました。これは、auの基地局が都心部より少ないことが関係しているでしょう。
ただし、混雑しにくい夕方や深夜であれば引き続き快適にスマホの利用が可能です。混雑時でもウェブサイトの閲覧程度であれば問題ないため、そこまで大きなデメリットにはならないでしょう。
出典:みんなのネット回線速度
詳しくはこちら
povoの速度は遅い?他社キャリアと徹底比較
povoの通信速度は速く、多くのユーザーから支持を集めています。そこで他社の人気の高いキャリアと比較した際の通信速度も解説していくので、以下の速度比較も参考にしてみてください。
大手キャリアとpovoの速度比較
通信サービス名 | 通信速度(下り) |
---|---|
povo | 86.16Mbps |
au | 78.18Mbps |
ソフトバンク | 85.94Mbps |
ドコモ | 133.34Mbps |
格安SIMとpovoの速度比較
通信サービス名 | 通信速度(下り) |
---|---|
povo | 86.16Mbps |
楽天モバイル | 52.7Mbps |
UQモバイル | 76.6Mbps |
Y!mobile | 74.16Mbps |
mineo | 42.13Mbps |
OCNモバイルONE | 51.75Mbps |
llJmio | 37.56Mbps |
出典:みんなのネット回線速度
詳しくはこちら
大手キャリアとpovoの速度比較(au・ソフトバンク・ドコモ)
通信サービス名 | 通信速度(下り) |
---|---|
povo | 86.16Mbps |
au | 78.18Mbps |
ソフトバンク | 85.94Mbps |
ドコモ | 133.34Mbps |
大手キャリアとpovoの通信速度を比較すると、上記の通り大差はありません。ドコモと比べると遅いという意見もありますが、その他のキャリアであればあまり速度に差は感じられないでしょう。
実際にpovoはau回線を使用しているため、ソフトバンクやauと同じくらい安定しています。大手キャリアと比較しても通信速度が遅いことはなく、安定してスマホを利用できるでしょう。
出典:みんなのネット回線速度
詳しくはこちら
格安SIMとpovoの速度比較(ahamo・LINEMO・楽天モバイル・UQモバイルなど)
通信サービス名 | 通信速度(下り) |
---|---|
povo | 86.16Mbps |
楽天モバイル | 52.7Mbps |
UQモバイル | 76.6Mbps |
Y!mobile | 74.16Mbps |
mineo | 42.13Mbps |
OCNモバイルONE | 51.75Mbps |
llJmio | 37.56Mbps |
格安SIMとpovoの通信速度を比較すると一目瞭然で、最も通信速度の遅いllJmioと比較すると実測値は2倍以上です。そのため、速度低下を感じずにインターネットを使えることはpovoの魅力でしょう。
また、人気の高い楽天モバイルやUQモバイルも下り速度の実測で80Mbpsを超えていないため、他社格安SIMと比較するとpovoに大きなメリットを感じられるはずです。
出典:みんなのネット回線速度
詳しくはこちら
povoの速度制限について|把握しておくべき3つのポイント
povoを利用するのであれば、平均通信速度以外に速度制限についても理解しておくことが重要です。そこで、速度制限がかかる条件や対処方法を解説するのでチェックしておきましょう。
- 速度制限時の通信速度は128kbps
- トッピングを利用すれば高速通信が可能
- 24時間使い続けると速度制限がかかる場合がある
速度制限時の通信速度は128kbps
povoを利用していて速度制限がかかると通信速度は128kbpsに制限されます。128kbpsという速度はウェブサイトの閲覧も遅く、中画質の動画でも快適に視聴することが難しいでしょう。
LINEやメールなどテキストメッセージを使用する分には大きな問題はありません。ただし、動画やウェブサイトを頻繁に見る方は、速度制限時にすぐ対処しないと不満を抱く可能性が高いでしょう。
出典:povo公式サイト
詳しくはこちら
トッピングを利用すれば高速通信が可能
速度制限がかかってしまった時の対処方法として、トッピングの利用が挙げられます。トッピングとは、利用状況に応じてpovoユーザーがデータ容量を購入するなど、カスタマイズが可能なサービスです。
- データ使い放題:税込330円/回(24時間)
- データ追加1GB:税込390円/回(7日間)
- データ追加3GB:税込990円/回(30日間)
- データ追加20GB:税込2,700円/回(30日間)
- データ追加60GB:税込6,490円/回(90日間)
- データ追加150GB:税込12,980円/回(180日間)
上記はトッピングの一覧で、1GB〜150GBまでの間でデータ容量を購入できます。データ容量を購入すれば速度制限がかかっても、購入したデータ容量に応じて高速通信を行うことが可能です。
出典:povo公式サイト
詳しくはこちら
24時間使い続けると速度制限がかかる場合がある
povoでは24時間データ通信を使い続けると速度制限がかかるため、1日を通して過剰にデータ通信を行うと高速通信が行える翌日まで待たなければならないこともあります。
明確な基準はありませんが、速度制限を回避するために一日を通して利用し続けることは避けた方が良いでしょう。
詳しくはこちら
povoのトッピングとは?通信速度との関係性
povoのトッピングとは
- データトッピング
- 【期間限定】お試しトッピング
- 通話トッピング
- コンテンツトッピング
povoにはトッピングというサービスがあることは大きな特徴です。トッピングとはデータ通信や通話において自身が必要なサービスを追加するもので、上記のようなサービスが用意されています。
そこで、各トッピングの価格や内容、利用日数をまとめました。povoを快適に利用するためにもトッピングの内容は把握しておきましょう。
データトッピング
データトッピングとは、状況に応じてデータ容量を購入するサービスです。
- データ使い放題:税込330円/回(24時間)
- データ追加1GB:税込390円/回(7日間)
- データ追加3GB:税込990円/回(30日間)
- データ追加20GB:税込2,700円/回(30日間)
- データ追加60GB:税込6,490円/回(90日間)
- データ追加150GB:税込12,980円/回(180日間)
主に速度制限にかかった際、自分があとどれくらいのデータ容量を使用するかに応じて購入すると良いでしょう。
出典:povo公式サイト
詳しくはこちら
【期間限定】お試しトッピング
- データ使い放題:税込790円/回(3日間)
- データ追加6GB:税込2,970円/回(180日間)
- データ追加30GB:税込3.480円/回(30日間)
- データ追加40GB:税込3,800円/回(30日間)
- データ追加120GB:税込20,000円/回(365日間) など
基本的にはデータ追加のトッピングが多いですが、利用期間やデータ容量などが異なる種々のトッピングが展開されています。販売終了日がそれぞれ異なるので詳しくは公式サイトをご確認ください。
出典:povo公式サイト
通話トッピング
- 5分以内の通話かけ放題:税込550円/月
- 通話かけ放題:税込1,650円/月
povoの通話に関するトッピングはかけ放題と5分以内かけ放題の2パターンが展開されています。通常の電話を頻繁に使う人は通話かけ放題、ちょっとした連絡しか利用しない人は5分以内の通話かけ放題のトッピングがおすすめです。
出典:povo公式サイト
詳しくはこちら
コンテンツトッピング
- DAZN使い放題パック:税込1,145円/回(7日間)
- smash.使い放題パック:税込220円/回(24時間)
コンテンツトッピングはDAZNとsmash.の2つが用意されています。どちらも使い放題パックのため、ちょっと利用したいと感じた時におすすめのトッピングです。
出典:公式サイト
180日以上トッピングを購入しないと利用停止・契約解除になることも
povoを利用する際、180日以上トッピングの購入がないと利用停止・契約解除になる点は要注意です。
ただし、期間に従量通話料とSMSの使用量が合計で660円を超えている場合は利用停止・契約解除の対象外です。
詳しくはこちら
povoがおすすめな人
- 利用料金を抑えたい人
- 安定した通信速度を求めている人
- 手数料・違約金などをかけたくない人
利用料金を抑えたい人
povoは基本料金が0円で、必要に応じてトッピングで調整しやすいメリットがあります。また、細かいニーズにも対応しているため、使用頻度に応じて調整が可能です。
そのため、利用料金を抑えてなるべく節約したいと思っているのであれば、povoの利用を検討してみましょう。
詳しくはこちら
安定した通信速度を求めている人
大手キャリアと比較しても遜色ない通信速度を誇るpovoは、安定して高速通信を利用したい人にもおすすめです。特に動画を頻繁に視聴する人やSNSを利用する人とっては使い勝手が良いと感じやすいでしょう。
ただし、データ容量を使い切った場合はトッピングの購入が必要なので、使用データ容量を常に確認しておくことがpovoを快適に利用するための重要なポイントです。
手数料・違約金などをかけたくない人
手数料や違約金など無駄にお金をかけたくない人にとってもpovoは適したサービスでしょう。店頭でのサポートは対象外ですが、スマホを利用するうえで必要な料金を大きく抑えることが可能です。
そのため、オンラインでの手続きに慣れており、無駄なお金をかけたくない人ならpovoのメリットを最大限活かせます。
詳しくはこちら
まとめ
この記事ではpovoの通信速度について解説しました。
povoは平均通信速度が安定して速く、基本料金が0円と高いコストパフォーマンスを誇ります。また、速度制限がかかってもトッピングで対応できるため、シチュエーションに応じて使い分けられるでしょう。
そのため、スマホ料金を安く抑えながら通信速度も妥協したくない人は、povoの利用がおすすめです。トッピングもさまざまな種類が提供されているため、便利に利用したい方はチェックしてみてください。
詳しくはこちら