先日リリースされたTensor G3チップ搭載の2023年新型Pixel、Pixel 8シリーズ。
今月4日に発表、12日に発売でしたが、発表とほぼ同時に多くのガジェット系サイトがレビュー記事やハンズオン動画を公開していました。
これはGoogleが一部のメディアに対して事前にレビュー用端末を配布しているためで、他のメーカーの機種でもよくある事。
ただ、今回、GoogleがこのPixel 8/8 Proのレビュー用端末に対してちょっとした工作をしていた、という疑惑が上がっています。
今回の情報によると、グーグルは、Geekbench 6や3D Markのような人気のベンチマークをPixel 8のレビューユニットにインストールできないようにブロックしていた、とのこと。
この情報、どうやら確かなようで、RedditなどではPixel 8 シリーズが発売日よりも早く手元にユーザーの端末でも同様に一部ベンチマークアプリがインストールできないようになっていた、という報告も。
よって、ひょっとするとこれはレビュー用端末をターゲットにしたもの、というよりは、正式な発売まではすべてのPixel 8シリーズでブロックしていたという可能性もありそうです。
Pixel 8シリーズに搭載のTensor G3は同世代のSnapdragon 8 Gen2と比べるとベンチマーク上の性能はかなり低め。
ただ、これは過去のTensor G1、G2も同様なので、なぜ今さら?という感じはします。
また、GoogleはTensorチップについてチップセットの処理性能よりも、実際の使用感やAI活用によるユーザーエクスペリエンスを重視しているとしています。
が、それならばなおさらベンチマーク測定をブロックする必要はないはず。
よって、もし今回、Googleが意図的にベンチマーク測定を指せないようにしていた、というのが事実であれば逆効果になってしまうような気もします。