ここ1~2年で話題となっているスマートフォン価格の全体的な上昇基調。
この主な原因の一つが世界的な「インフレ」であることは言うまでもありませんが、一部ではそのインフレ率に緩和が見られていることも事実。
しかし今回、スマートフォン業界においては2024年も端末価格の上昇が続く可能性を示唆する情報がでてきました。
リサーチ会社、TrendForceによる2023年第3四半期と第4四半期のDRAM価格を比較したもので、注目すべきはモバイル用DRAMの価格。
主に2024年モデルに使用されると思われるQ4のミッドレンジ向けのLPDDR4Xのメモリ価格は3〜8%、ハイエンド向けのメモリ価格は5〜10%上昇すると予想されています。
また、これについては有名リーカーのDigital Chat Station氏も言及。
メモリの調達コストの上昇により、来年の中国メーカーのフラッグシップモデルの価格は約6000円~1万円アップすると予想でしています。
今年、特に国内では円安の影響もあり、ほとんどのAndroidスマートフォンの価格が前モデルから引き上げられたと言っても過言ではありません。
また、一部では次世代のハイエンド向けチップセット、Snapdragon 8 Gen 3の価格も引き上げられるといった噂もあります。
国内では、Xperia 1 VやGalaxy S23 Ultra、AQUOS R8 Proといったモデルは20万円の大台を超えてきており、さすがにこれ以上高くなると一気に購入者が減りそうです。