今や検索エンジンのシェアの9割を占める「Google検索」。
Androidスマホはもちろん、iPhoneでもデフォルトブラウザのSafariで初期設定されているのはGoogle検索です。
しかし今回、GoogleがiPhoneのデフォルト検索エンジンを「Google」にせってしてもらう代わりに支払っている巨額の「搭載料」が明らかになり、ちょっとした話題となっています。
GoogleはiPhoneのデフォルト検索エンジンにGoogle検索に設定してもらう代わりに、毎年1800億~200億ドルを支払っているとのこと。
これ、ピンとこない額なので、少し調べてみたところ、2023年時点で、世界中で使われているiPhoneの数は14億6000千万台とのこと。(DEMANDSAGE調べ)
一台当たりに換算すると、200億÷14.6億で13.7ドル。
つまり、Googleは検索エンジンのデフォルト搭載料として、iPhone一端末あたり、年間2000円を払っている、ということに、
大雑把にiPhoneの上位モデルの価格が20万円程度だと仮定すると、その1/100程度、ということに。
つまり、あなたのiPhoneのブラウザのデフォルト・サーチエンジンをGoogleに設定してもらうため、Googleはアップルに年間約2000円を支払っている、ということになります。
これある意味「検索エンジン業」がいかに儲かるビジネス化を示しているとも言えます。
また、考え方によってはGoogleがiPhoneの開発・生産コストの2000円分を負担している、とも言えるような。
よって、もしGoogleからのこの「サーチエンジン搭載料」がなければ、iPhoneの端末価格が若干上がる、という可能性もありそうですね。