先日、GoogleがPixel 8/8 Proの発表時に明らかにした7回のOSアップデートと7年間のセキュリティおよびフィーチャードロップアップデートのサポート。
このいわゆる「7/7」アップデート保証は今回の新型Pixelの発表会の中で一番大きなニュースだったと言っても過言ではないでしょう。
それに刺激されて?でしょうか、サムスンも同社のGalaxyライナップに提供するアップデートサポートをさらに拡大する可能性があるようです。
SAMMOBILEが伝えたもので、サンフランシスコで先日開催されたSamsung Developers Conference 2023で、サムスンのMobile eXperience部門のShin-Chul Baik氏にインタビューした際に、この話題を取り上げたところ、現在提供している5年間のサポートを超える長期的なセキュリティ・アップデートについて検討していることを明らかにしたとのこと。
ちなみにサムスンが現時点で比較的新しいフラッグシップと一部のミッドレンジモデルに約束しているアップデートはOSアップデートが4回、セキュリティアップデートが5年間です。
Pixel以外でこれを超えるアップデートサポートを提供しているOEMとしては唯一オランダのFairphoneが存在しますが、同社のスマートフォンは展開範囲がかなり狭く、当然日本でも取り扱いはありません。
ただ、今回の情報はあくまでセキュリティアップデートが対象であって、OSアップデートの回数については具体的な情報は得られなかった模様です。
なお、同氏によると、サムスンは現在150を超える世界中のGalaxyデバイスに毎月、四半期、隔年のリリーススケジュールでセキュリティアップデートを提供しており、その端末数は毎月10億台以上とのこと。
また、これに費やすリソースも「信じられないほどの額」とも。
確かに、Googleが展開しているPixelラインナップは今年、フォルダブルやタブレットなどが追加されたものの、それでもアップデートを提供する対象機種はサムスンと比べると雲泥の差。
よって、同じ1年間のアップデート延長だけでも、それにかかるコストというのはものすごい違いがありそうです。