ソニーモバイルのXperiaスマートフォン。
一時期ほどの急速な売り上げの落ち込みはなくなっているようですが、それでも国内ではAQUOSにシェアを奪われるなど、国内外の両方でその存在感が薄れてきているという印象は否めません。
そんな中、海外のとある国で、Xperiaの開発エンジニアリングチームとXperiaユーザーの代表チームの間で、興味深い会合が開かれた模様です。
Redditユーザーが報告していたもので、この投稿者の国のソニーユーザーの代表チームがXperiaグローバル開発エンジニアチームとディスカッションと意見交換を行った、とのこと。
この中でまず、ソニーのエンジニアチームは以下のようなコメントをしたとのこと:
- Xperiaにはビジョンがあり、東南アジア市場とともに長期的に発展していく。
- Xperiaはユーザーからのアドバイスを求めており、エンジニアチームは2018年の市場リフォーム以降の意見を聞きたい
要は、ソニーは東南アジアにおいて長期的な製品展開のビジョンを持っている、ということ。
これは言い換えればソニーが現時点でこれらの国・地域でXperiaが撤退予定はなく、マーケットシェアの拡大を狙っているとも受け取れます。
一方、Xperiaユーザー代表チームからは:
- 望遠カメラの改善
- カメラだけでなく、編集、録画、ストリーミングなど、XperiaのAIの改善
- 女性ユーザー向けにカラーオプションやデザインを増やす。例えば、折りたたみスクリーンなど。
- 凝った機能にフォーカスするのではなく、ソフトウェアをより使いやすく改善
- 入手しやすい価格で、より多くの製品ラインを開発
- Alphaとのシンクロをもっと実用的にする。
個人的に強く同意するのは某んカメラと製品ラインナップに関する要望。
Xperiaのカメラはここ最近、望遠カメラの評価がイマイチであることは事実なので、その改善は確かに最重要課題ではないかと思います(特にプレミアムフラッグシップのXperia 1シリーズでは)。
また、世代ごとに価格が上昇する現在のXperia 1,5,10シリーズ、そして展開機種数が一時期よりも大きく減ってしまった事もXperia離れを招く原因となっていることは確かだと思われます。
これはあくまでユーザー側からの要望であって、実現するとはかぎりません。
ただ、こういった公式?な意見交換の場でユーザーの意見が直接ソニー側に伝わった意味、というのは大きいのではないかと思います。
また、今回の投稿者によると、これらの意見はXperia部門のトップにも伝えられたとのこと。
今後これらの意見が取り入れられるのか、非常に気になります。