ここ1~2年で急激に国内での存在感を増してきているGoogleのPixelスマートフォン。
10月4日に新型モデル、Pixel 8/8 Proを控えた同社ですが、今回、国内市場におけるPixelスマホのシェアに関して非常に興味深い情報がでてきました。
BloombergがCounterpointリサーチによる最新の調査結果を伝えたもので、これによると、日本市場におけるGoogleのPixelスマートフォンのシェアは12%に達したとのこと。
これは前年同期の2%と比べて実に6倍と、同スマートフォンが国内でのシェアを急速に拡大していることになります。
また、興味深いのは同時期にアップルの国内シェアが急速に低下しており、同記事によると、これは日本の多くのユーザーがiPhoneからPixelへ乗り換えていることを示唆しているのとのこと。
この1年で国内スマホ市場におけるPixelスマホのシェアは2%→12%へと、10%も拡大。
一方のiPhoneのシェアは58%→46%へと12%も縮小。
もちろん、この12%のユーザー全員がPixelに移行したわけではなく、他のAndroidスマホに買い替えたユーザーもいるとは思います。
よって、かなり雑な推定になりますが、それでも僅か1年でiPhoneユーザーの1/5程度がスマホの買い替え時にPixelに乗り換えたことになります。
過去にiPhoneの国内シェアが50%を切ることはこれまで何度もありましたが、1年間で一気に12%もシェアを落とす、というのはほとんど前例がなかったように思います。
これはこれまでiPhoneの独壇場だった国内市場に大きな変化が起き始めているかなり具体的な兆候と言えそうです。