皆さんにとって「スマートフォン元年」とはどの年でしょうか?
初代iPhoneがリリースされた2008年という方もいれば、国内で最初のAndroidスマホ、「HT-03A」が発売された2019年といういう方もいるのでえはないでしょうか。
また、遠く遡ってIBM Simonが発表された1994年、という特異な方もいるかも。
そんな「生誕何年」とは言い切れないスマートフォンの歴史ですが、多くの方にとっては6〜7年前の機種やメーカーなら覚えている、という方も多いのではないでしょうか。
そしてこの間だけでもスマートフォン業界には様々な変化がありました。
そんな中、米国リサーチ会社のCounterpoint社が興味深い調査を公開していました。
これは2017年から2023年までの6年間のスマートフォンブランド数の推移を示したグラフ。
2017年に720社程度あったスマートフォンブランドが、2023年には250あまりに。
つまりこの5年間で2/3近いブランドがスマホ事業から撤退した、ということになります。
また、この間に消えたブランドのほとんどが「ローカルブランド」と呼ばれる中小ブランドで、安価で優れたスマホを製造する能力を高めたグローバル・ブランドによって駆逐されていった、という背景がある模様。
また、新型コロナの流行や、それに端を発したサプライチェーンの混乱などもローカールブランドの退場に拍車をかけたようです。
それでも世界にはまだスマホブランドが250社もある、というのが驚き。
みなさんはスマホメーカー・ブランドと聞いていくつくらい思い浮かぶでしょうか?
私はAppleにサムスン、Googe、SONY、Sharp、Xiaomi、Oppo、Motorolaなど、せいぜい10社くらいでしょうか?
ということは、世界中に存在するスマホメーカーのほとんどは聞いたこともないような「ローカルブランド」ということに。
買う・買わないは別にしても、まだまだ知らない「名機」があるのかもしれませんね。