Androidスマートフォンのプロセッサ市場でシェアを広げてきているMediatek製チップセット。
特に5G対応のDimensityブランドが登場してからはミッドレンジ・エントリーモデル市場で急速に存在感を増しているという印象です。
一方でそのDimensityチップセット、今年から一部の命名ルールが静かに変更されました。
そしてこのルールは旧チップセットにも適用され、名称が変わりました。
そのため、一部でどれが新型で、どれが旧型チップが分かりにくいというちょっとした混乱が発生しています。
そんな中、海外メディアのGIZMOCHINAがDimensityチップセットの新旧ネーミングの一覧を作成、公開していました。
ティアC:エントリー向けプロセッサー
ティアB:アッパーミッドレンジ・プロセッサー
ティアA:フラッグシップ・プロセッサー
ご覧のように旧型でチップセット名の変更がされたのはミッドレンジおよびエントリー向けチップセット。
例えば:
- Dimensity 6080は先日発表されたRedmi Note 13に搭載されますが、その中身は2021年リリースのDimensity 810。
- 来年あたり、日本でのリリースの可能性も高いMoto G54 5Gに搭載のMediatek 7020は2022年のDimensity 930。
- 国内でもリリース済みのmotorola edge 40に搭載のDimensity 8020は2021年のDimensity 1080。
- 国内リリース確実なmotorola edge 40 Neoに搭載のDimensity 7030はDimensity 1050)
こう見ると、今年リリースのかなり多くのモデルが旧型のチップセットを採用していることがわかします。