XperiaやPixel、Galaxyといった複数メーカーのAndroidスマートフォンで「スマートロック」の一部機能が項目ごと消える、という不具合が複数報告されているようです。
この問題、1週間ほど前から報告が増え始めており、具体的にはAndroidのセキュリティ機能の一つである「スマートロック」のうち、「信頼できる端末」が項目ごと無くなっており、使用できなくなるという症状。
Smart Lockの「信頼できる端末」は、ロック画面にセキュリティを設定している場合でも、特定のBluetoothやNFCデバイスが接続している状態ではロック画面のセキュリティが自動的に解除される、というもの。
海外では大手ガジェットサイトの9TO5Googleがこの問題について報じており、結構発生範囲は広いという印象。(コメント欄にはMotorola製端末でも発生しているとの報告もあり)
また、国内でもXperiaユーザーを初め、複数の報告が上がっています。
このSmart Lockの「信頼できる端末」、使用しているユーザーの割合はそれほど高くない機能だとは思われますが、使っている方にとっては使えなくなるとかなり不便な機能の模様。
この症状、Android 14のベータ版を使用しているPixelユーザーからの報告が目立ちますが、Android 13搭載機種でも複数の報告が見られ、最新のセキュリティパッチ、あるいはGoogle Playシステムアップデートが怪しいという指摘もちらほら。
ただ、Xperiaなどにはまだ9月分のセキュリティアップデートは未提供なので、可能性としてはGoogle Playシステムアップデートの方が怪しいように思えます。
ちなみに今のところこの不具合に対する改善方法や対処方法はなし。
機種・メーカー依存ではなく、OS関係のバグである可能性が高そうなので、アップデートによる修正を待つしかなさそうです。