ソニーモバイルの新型コンパクト・フラッグシップ「Xperia 5 V」。
海外の一部では同機種がすでにユーザーの手元に届いているようで、それらのユーザーからのハンズオン報告や評価もちらほらと出てきました。
そんな中、Xperia 5 IVからXperia 5 Vに乗り換えをしたというユーザーから、興味深いレビュー報告が上がっていました。
大手メディアとは一味異なる非常に「リアル」な口コミ評価で、意訳すると:
- バッテリーの持ちはかなり似ていますが、Vの方が若干良いです。どちらの機種でも1日は問題なく使えます。
- 望遠レンズは全く恋しくない
Xperia 5 Vのメインカメラは5 IVと比べて、通常の使用ではわずかに優れている程度ですが、低照度でははるかに優れている
また、ピント合わせの距離も若干近くなっている - Xperia 5 VのカメラのオートホワイトバランスはIVより若干悪化している。
- 新しいカメラアプリは改善されている。
P/A/S/Mのマニュアルモードが、スクリーンにシャッターボタンがある縦向きのインターフェースになったのは嬉しい。 - 硬くなった新しいケース形状は、良くも悪くもなく、ただ違うだけだ。
- キックスタンド付きのソニー独自の保護ケースは、以前のものより少ししっかりしており、底部に小さな「ハンドグリップ」が内蔵されている。これはいい感触。
- 少し大きめのベゼルは少し気になるが、人間工学的には、画面の端の操作をする際は逆にいいかもしれない。
- スクリーンは明らかに退化している。視野角が狭くなり、特に白や淡い色では、画面を少し傾けただけで色がずれるのがわかるほどだ。IVに戻りたくなるほど酷い。全体的に色の精度が悪くなっているようだ。
- スピーカーは改善され、少し大きくクリアになったようだ。
- 5 Vを検討している人には、まず試してみて、ディスプレイが気になるかどうかを確認することをお勧めする。IVは素晴らしい機種で、本当にミニXperia 1のように感じた。Vも悪くはないが、昨年のIVほど今年は心からお勧めできない。
一年前のモデルであるXperia 5 IVから5 Vに乗り換えるユーザー、というのはそれほど多くないとは思いますが、5 IVは国内ではまだ販売中。
そういった意味で、両モデルの間で迷っている方にとってはかなり参考になるのではないでしょうか。
まず、このXperia 5 Vのプラス面としては懸念された望遠カメラの廃止が、実使用では「それほど恋しくない」、つまり、望遠撮影においてそれほど大きな問題ではないという点です。
また、カメラについてもXperia 1 V同様、やはり暗所での撮影に強くなっていることは間違いなさそうです。
一方、Xperia 5 Vのディスプレイについては少し前に視野角が大幅に狭くなっている、という件についてお伝えしましたが、このユーザーも全くといってよいほど同じ評価をしている点が気になります。
国内ではまだSIMフリー版はもちろん、キャリア版も未発表の状態なので、実機を触れる場所はありません。
ただ、少なくともキャリア版Xperia 5 Vに関しては今月末ごろには発表されることが予想されているので、購入を検討している方はこの発表後に一度実機を触ってみて、ディスプレイのクオリティはチェックした方が良さそうです。