ゴリラ
僕、iPhone、型落ちで十分なんだよね。はて、どれを選んだら良いんだろう……?
昨今の円安、資源高の影響を受け、最新のiPhoneは気軽に買える価格ではなくなってしまいました。
正直、スマホの性能が頭打ちしているいま、旧モデルのiPhoneを狙うのは賢い選択だと思います。
今回は数ある型落ちiPhoneの中からどれを買えば良いのか、整理してお伝えします。
- 5G対応モデル
iPhone 12より新しいもの - 超広角カメラがあるか
iPhone 11より新しいもの - 指紋認証が使えるか
iPhone SE(第2世代) - 取り回しよく扱える方が良いなら
iPhone 13 mini、iPhone 12 mini
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最新型落ちiPhone一覧
2023年9月時点の最新モデルはiPhone 15です。
この記事では2022年に発売したiPhone 14以前のモデルを「型落ちiPhone」と定義して紹介していきます。
スクロールできます→
モデル (発売年) | バッテリー (ビデオ再生) | カメラ種類 | 5G | 使える 期間 (目安) |
---|---|---|---|---|
iPhone 14 / Plus (2022) | ・14:20時間 ・Plus:26時間 | 広角 超広角 | ◯ | 5年以上 |
iPhone 14 Pro / Pro Max (2022) | ・Pro:23時間 ・Pro Max:29時間 | 望遠 広角 超広角 | 5年以上 | |
iPhone 13 / mini (2021) | ・13:19時間 ・mini:17時間 | 広角 超広角 | 4年以上 | |
iPhone 13 Pro / Pro Max (2021) | ・Pro:22時間 ・Pro Max:28時間 | 望遠 広角 超広角 | 4年以上 | |
iPhone 12 / mini (2020) | ・12:17時間 ・mini:15時間 | 広角 超広角 | 3年程度 | |
iPhone 12 Pro / Pro Max (2020) | ・Pro:17時間 ・Pro Max:20時間 | 望遠 広角 超広角 | 3年程度 | |
iPhone 11 (2019) | ・11:17時間 | 広角 超広角 | ー | 2年程度 |
iPhone 11 Pro / Pro Max (2019) | ・Pro:18時間 ・Pro Max:20時間 | 望遠 広角 超広角 | 2年程度 | |
iPhone XS / XS Max (2018) | ・XS:15時間 ・XS Max:16時間 | 望遠 広角 | 1、2年 | |
iPhone XR (2018) | ・XR:14時間 | 広角 | 1、2年 | |
iPhone SE (第2世代) (2020) | ・SE2:13時間 | 広角 | 2年程度 | |
(参考) iPhone 15 / Plus (2023) | ・15:20時間 ・Plus:26時間 | 望遠(2倍) 広角 超広角 | ◯ | 5、6年 |
(参考) iPhone 15 Pro / Pro Max (2023) | ・Pro:23時間 ・Pro Max:29時間 | 望遠 広角 超広角 | 5、6年 | |
(参考) iPhone SE (第3世代) (2022) | ・SE3:15時間 | 広角 | 4年以上 |
iPhone XS / XR(2018)以前のものはおすすめしない
ゴリラ
「いつよりも前のものは使っちゃダメ」みたいなことはありません。
ただ、個人的には2018年に発売したiPhone XS、iPhone XR以前のモデルはおすすめしません。
- それよりも前のモデルは新しいOSのアップデートに対応しないから
- iPhone XS、XRがほぼ底値で、これ以上安いものを選ぶメリットが少ないから
- バッテリーをはじめ、性能が劣化している可能性があるから
これまでの傾向から、iPhoneは発売から5、6年程度で新しいOSへのアップデートが終了します。
2023年6月にはiPhone 8、iPhone X(ともに2017年に発売したモデル)が最新のiOS17の対象外になることが発表されました。
最新のOSでなくても、まったく使えなくなるわけではありませんが、使えないアプリや機能がポツポツ出てくるため、実際は買い替えを迫られます。
少なくとも向こう数年は安心して使えるものという点で、iPhone XS、XR以降のモデルをおすすめします。
おすすめの型落ちiPhone(14〜XS/XR)
以下、型落ちiPhoneのそれぞれの特徴や、どんな人におすすめなのか、サクッと紹介していきますね。
各機種とも執筆時点の相場を書いておきます。検討の際は、最新の価格をご確認くださいませ!
iPhone 14 / 14 Pro(2022)
- 発売日:2022年9月16日
- 価格相場:
型落ちiPhoneとしては、もっとも新しい2022年に発売したモデルです。
- miniが退場し、Plus(無印の大型サイズ)がラインナップ
- Proモデルのみメインカメラが4,800万画素に
- Proモデルのみダイナミックアイランド、常時点灯、A16チップ
今作からProモデルと無印モデル(非Proモデル)とで、性能差をより大きくする路線が取られ始めました。
無印モデルは13→14でそこまで大きな違いはありません。より安価に購入できる13も検討したいところです。
iPhone 14シリーズはドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルといったキャリアでも在庫が残っている可能性があります。
14はApple公式でも引き続き販売されています。
- 最新のiPhoneに近いスペックのものを、少しでも安く使いたい
- キャリアで買いたい
- 新品や未使用品がいい
iPhone 13 / 13 Pro(2021)
- 発売日:2021年9月24日
- 価格相場:
– iPhone 13 mini:約7万円〜(イオシス)
– iPhone 13:95,800円〜(Apple)
– iPhone 13 Pro:約10.5万円〜(イオシス)
– iPhone 13 Pro Max:約11.3万円〜(イオシス)
iPhone 15から見ると2世代型落ちモデルです。
特に前モデルからカメラが大きく進化したことで話題になりました。
- 全モデルでシネマティックモード撮影に対応
- Proモデルが120Hzのリフレッシュレートに。輝度も向上
- 前モデルよりバッテリー持ちが改善
- 最後のminiモデル
iPhone 13 Pro Max
コロ助 シネマティック pic.twitter.com/yqatDhgNMD— あきぼ@9日から宮古島 (@akibo24) January 13, 2022
iPhone13に替えてから充電が2日か3日に1度で良くなったな…そんなにバッテリーデカくなったのか?
— いのっくま (@06hiro28) September 30, 2022
発売から2年が経ち、良い感じに価格も下がってきました。
今後、2、3年使うつもりでも十分余裕があります。個人的には価格と性能のバランスが良い、狙い目なモデルです。
ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルのキャリアではすでに終売してしまっているモデルもあります。
Apple公式では無印モデル(iPhone 13)のみ販売しています。
今ならイオシスなどの中古店で新古品を狙うのもおすすめです。
- 2023年現在、もっとも価格と性能のバランスが良い型落ちを狙いたい
- カメラにも妥協したくない
- miniモデルを買っておきたい
(iPhone 14からminiが廃止)
iPhone 12 / 12 Pro(2020)
- 発売日:
– 2020年10月23日(12、12Pro)
– 2020年11月13日(12 mini、12 Pro Max) - 価格相場:
– iPhone 12 mini:約4万円〜(イオシス)
– iPhone 12:約5万円〜(イオシス)
– iPhone 12 Pro:約7.5万円〜(イオシス)
– iPhone 12 Pro Max:約9万円〜(イオシス)
2020年に発売したiPhoneで、iPhone 15から3世代前のモデルです。
- フラットな側面のデザインに刷新
- miniモデルがラインナップ入り
- 初めて5Gに対応
iPhone12 Proに機種変した
久しぶりにゴールドに戻したけど、良い…。
側面がフラットに戻ったプロダクトデザインも最高 pic.twitter.com/VFMxG7Vccq— ポロ (@pororine) October 25, 2020
#iPhone12ProMax
土曜日の朝、iPhone 12 Pro Maxを受け取りに行った。カメラがいいっ
これを買った目的は防水+カメラ性能何のだが、画面が大きいから、実は老眼対策用だったりして・・最近見えなくての。。 pic.twitter.com/nVHyNirtw6— ゆうき@セロー250おバイク休み中 (@anzhiro) November 14, 2020
中古であれば、最新モデルの半額に迫る価格で購入できるかもしれません。
新品はキャリアであれば、ワイモバイルやUQモバイルなどの一部で販売。
また各社のCertified(ドコモ、au、ソフトバンク、UQモバイル、ワイモバイル)で再販売も始まっています。
- 5G対応モデルを買っておきたい
- マスクを付けたままで顔認証を使いたい
(iPhone 11以前は不可) - 楽天モバイルで使いたい
(iPhone 11以前は楽天パートナー回線が自動で切り替わらない)。 - サイドがフラットになった最近のiPhoneのデザインが好き
iPhone 11 / 11 Pro(2019)
- 発売日:
– 2019年9月20日 - 価格相場:
– iPhone 11:約3.7万円〜(イオシス)
– iPhone 11 Pro:約4.7万円〜(イオシス)
– iPhone 11 Pro Max:約6.7万円〜(イオシス)
iPhone 15から見て、4世代型落ちモデルで、5G通信には対応していません。
- 側面が丸みのあるデザインとしては、最後のモデル
- 初めて超広角カメラを搭載。Proモデルは三眼カメラに
- 特にProモデルはバッテリーが大幅に増強
大阪城をiphone 11 proの超広角レンズで撮影しました
スマホでここまで撮れるのはすごいね#iPhone11 #apple #iphone pic.twitter.com/qR9kkMBBjY— まえぴか観光 (@maedapikachu) October 27, 2019
iPhone 11 Pro Max を一日使って帰宅した時のバッテリー残量が72%だった。28%しか減って無い。XS Maxもバッテリーの持ちが良かったけど更によい。これだけでも買い替えて良かった気がする
— 三代目キャミソールブラザーズ (@Karen_girls2012) October 30, 2019
11の世代から、いよいよiPhoneでも超広角カメラが利用できるようになりました。
Proに初めて3つのカメラが付いたことで、当時の流行になぞらえて「タピオカカメラ」と言われていましたね。
Proモデルでも、最新モデルの半額以下の4万円程度から手に入れることができます。
各社のCertified(ドコモ、au、ソフトバンク、UQモバイル、ワイモバイル)で購入できることもあります。
- 「がっつり中古」に抵抗がない
- 1、2年程度のつなぎのiPhoneが欲しい
- とりあえずiPhoneであれば、古いもので問題ない
- 超広角カメラは欲しい
(iPhone XS / XR以前は非搭載)
iPhone XS / XS Max・iPhone XR(2018)
- 発売日:
– 2018年9月21日(iPhone XS / XS Max)
– 2018年10月19日(iPhone XR) - 価格相場:
– iPhone XR:約2.4万円〜(イオシス)
– iPhone XS:約2,8万円〜(イオシス)
– iPhone XS Max:約4.2万円〜(イオシス)
2018年に発売のモデルです。
当時は命名のルールが今と異なり、XRが無印(iPhone 15など)、XSがPro、XS MaxがPro Maxに相当します。
- 初めてデュアルSIMに対応
- XS/XS MaxのカメラはスマートHDR機能で、明暗がはっきりした撮影ができる
- iPhone XRはイエロー、コーラルなど、今のiPhoneにはない、ポップなカラー展開
ふじさわ江ノ島花火大会、ベストショットはコレになるかな?
iPhone XS、光学ズームの効く2倍までならノイズ気にせず撮れるのヤバかった! pic.twitter.com/laJ8FrTrfF— KaZu@10/15JUNE ROCK (@backcomeon9268) October 20, 2018
iPhone XR コーラルピンク
受け取りに行ってきた
ワイヤレス充電器もついでに購入。 pic.twitter.com/X898vpfmCc— (@Uru_Ridill) October 26, 2018
価格はiPhoneとしては、ほぼ底値まで落ちています。
いずれも、まだ現役で使っているユーザーも多い機種で、2023年秋の「iOS17」へのアップデートにも対応します。
型落ちモデルで、ギリギリ買っても良いかな……と思えるのが、ここくらいまでです。
また、XRを検討される方は、後述する廉価モデル「iPhone SE(第2世代)」にも注目したいところです。
- 中古に抵抗がない
- 次のiPhoneまで、1、2年のつなぎで使いたい
- 2社以上のSIMを使うつもり
(これ以前のモデルはデュアルSIM非対応)
iPhone SE(第2世代)(2020)
- 発売日:2020年4月24日
- 価格相場:約2万円〜(イオシス)
毎年発売するiPhoneのフラッグシップモデルではなく、「廉価版」として位置づけられているSEシリーズ。
最新は2022年4月に発売したiPhone SE(第3世代)で、その前モデルに当たるのがSE(第2世代)です。
- ボディはiPhone 8(2017)と同じ4.7インチのコンパクトサイズ
- チップはiPhone 11(2019)と同じA13 Bionic
- 指紋認証センサーを搭載
砂辺加工なしiPhone SEも画質ふつーにやべー pic.twitter.com/OAdnVVw9Mn
— DJ Gikou (@gikou_1993) June 28, 2020
iPhone SEを1日使った感想
・チップが11と同じなので超早い
・電池容量は8と同じだが、省電力面で進化してるので普通に1日持つ
・カメラが凄くキレイ
・指紋認証でササっとロック解除できる
・i cloudがデータ保存に便利
・操作感がなめらか
・画質もかなり良い— もちっとした餃子 (@NISIHOTAKA0206) June 29, 2020
幅広い年代の「こんなんでいいんだよ」というユーザーから圧倒的な支持を受け、2022年に後継の第3世代が発売されるまで、ずっと売れ続けました。
iPhone 11(2019)と同じチップを搭載しており、操作はまだまだ快適です。
あと2、3年程度はOSのアップデートにも対応すると予想され、コストだけで考えるならこの機種一択です。
キャリアでの新品の販売は終了しており、イオシスなどでは美品が2.5万円程度で購入できます。
- iPhoneであればカメラにこだわりはない
- 指紋認証センサー(ホームボタン)が欲しい
- 一番コストがかからないiPhoneが欲しい
型落ちiPhoneはどこで買う?
見てきたとおり、発売から数年経ったモデルはキャリアでは終売しています。
iPhone 13シリーズくらいまでなら、大手キャリアやサブブランドで購入できるかもしれません。
▼各社の在庫はこちらでチェック
それ以前のものや、新古品や中古でも良いからできるだけ安く……となると、
- 知名度のある中古販売店
- キャリアの認定中古品(Certified)
が、安心な購入先です。
「中古販売店 iPhone」などと検索して、上の方に出てくる(広告を除く)販売店であれば、比較的、信頼できるお店だと思います。
僕はイオシスをよく使います。
過去に一番ランクが低い「Cランク」の商品を恐る恐る購入したときには、ボディの傷も最小限で、個人的には全然アリでした。
また、最近ではキャリア(au、UQモバイル、ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイル)でも、下取りやプログラムで回収したスマホを整備して再販売する「Certified」を提供しています。
中古販売店と比べてめちゃくちゃ安いわけではないですが、安心料だと思えば納得できます。
中古で型落ちiPhoneを買うリスク
知名度のある販売店やCertifiedを利用するならば、中古に対して過度に不安を感じることはありません。
強いてリスクを挙げるとすれば、バッテリーがヘタっていることが無きにしもあらず、ということです。
こればかりは「ガチャ要素」が大きく、購入前に確認することもできません。
場合によっては、追加で1万円程度 ※のバッテリー交換費用がかかることも、頭の片隅に入れておきましょう。 ※参照 ダイワンテレコム
とは言え、それを込みで考えても、節約できるはずです。
結論、どれを買ったら良いの?
型落ちiPhoneを検討する際は、一番新しいモデルから順番にさかのぼっていき、自分はどこまで許容できるかで判断するのが良いかと思います。
また、以下のような明確に「できること」「できないこと」によって、絞っていくのもおすすめです。
- 5Gに対応しているか
iPhone 12より新しいもの - 超広角カメラがあるか
iPhone 11より新しいもの - 指紋認証が使えるか
iPhone SE(第2世代) - 取り回しよく扱えるか(miniがいい)
iPhone 13 mini、iPhone 12 mini
例えば僕の場合は、
みたいな感じです。
この記事で紹介した各モデルの「おすすめな人」も参考にしながら、みなさんに一番合った型落ちiPhoneを見つけてくださいね!