ゴリラ
iPhone 15が発表されたね!今回のモデルはどんなところが変わったのかな?
2023年9月22日、iPhone 15が発売します。
iPhone 13→14の進化はもの足りないところがありましたが、今回は数年に1度の「当たり年」という声も聞こえてきます。
この記事は主にスタンダード(無印)モデル「iPhone 15」「iPhone 15 Plus」について、前作からの進化ポイントを中心にスペックを確認していきます。
最後にはどんな人におすすめなのかも考えます。
- 2倍望遠ズーム
- パステル調カラー
- 最大輝度が2,000nits(ニト)
- USB Type-C
- いろんな「Proの特権」が無印でも使えるように など
iPhone 15は「iPhone 14 Pro」に近いスペックを備え、数年に1度の大きな進化を遂げたと言えそうです。
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iPhone 15のスペック
ラインナップには前作のiPhone 14に続き、
- スタンダードモデル
「iPhone 15」「iPhone 15 Plus」 - Proモデル
「iPhone 15 Pro」「iPhone 15 Pro Max」
の計4機種が用意されました。
▼基本スペック▼
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▼カメラスペック▼
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iPhone 15 | iPhone 15 Plus | iPhone 15 Pro | iPhone 15 Pro Max |
|
---|---|---|---|---|
画素数 ƒ値 | ・メイン: 4,800万画素 ƒ/1.6 ・超広角: 1,200万画素 ƒ/2.4 ・2倍望遠: 1,200万画素 ƒ/1.6 (メインカメラを利用) | ・メイン: 4,800万画素 ƒ/1.78 ・超広角: 1,200万画素 ƒ/2.2 ・2倍望遠: 1,200万画素 ƒ/1.78 (メインカメラを利用) ・3倍望遠: 1,200万画素 ƒ/2.8 | ・メイン: 4,800万画素 ƒ/1.78 ・超広角: 1,200万画素 ƒ/2.2 ・2倍望遠: 1,200万画素 ƒ/1.78 (メインカメラを利用) ・5倍望遠: 1,200万画素 ƒ/2.8 |
|
光学ズーム | ・ズームイン:2倍 ・ズームアウト:2倍 | ・ズームイン:3倍 ・ズームアウト:2倍 | ・ズームイン:5倍 ・ズームアウト:2倍 |
|
デジタルズーム | 最大10倍 | 最大15倍 | 最大25倍 | |
手ブレ補正 | ・センサーシフト光学式 手ぶれ補正(メイン) | ・第2世代の センサーシフト 光学式手ぶれ補正(メイン) ・光学式手ぶれ補正(3倍望遠) | ・第2世代の センサーシフト 光学式手ぶれ補正(メイン) ・3Dセンサーシフト 光学式手ぶれ補正(5倍望遠) |
|
ナイトモード | ◯ | |||
フォトグラフィ スタイル | ◯ | |||
マクロ撮影 | ー | ◯ | ||
Apple ProRAW | ー | ◯ | ||
ビデオ フレームレート | ・4K(24fps/25fps/30fps/60fps) ・1080p(25fps/30fps/60fps) ・720p(30fps) | ・4K(24fps/25fps/30fps/60fps) ・1080p(25fps/30fps/60fps) ・720p(30fps) ・ドルビービジョン対応 HDRビデオ撮影 (最大4K、60fps) |
||
ビデオ シネマティックモード | 4K HDR、最大30fps | |||
ビデオ アクションモード | 最大2.8K、60fps | |||
ビデオ ProRes撮影 | ー | 最大4K、60fps | ||
ビデオ デジタルズーム | 最大6倍 | 最大9倍 | 最大15倍 | |
TrueDepthカメラ (フロントカメラ) | ・1,200万画素 ・ƒ/1.9 | ・1,200万画素 ・ƒ/1.9 |
この記事では主にスタンダードモデル(無印モデル)のiPhone 15について見ていきます。
iPhone 15と15 Plusの違い
ちなみにiPhone 15 PlusはiPhone 15の「画面がでかい版」と考えてOK。
▼iPhone 15 / 15 Plusの違い▼
- サイズ:6.1インチ / 6.7インチ
- 重さ:171g / 201g
- バッテリー(ビデオ):最大20時間 / 最大26時間
価格差は公式で1.5万円。
この違いに1.5万円の価値を見いだせるなら、iPhone 15 Plusを検討してみて下さい。
iPhone 15は何が変わった?注目ポイント
iPhone 15の進化ポイントや主な特徴を、個人的にビビッと来た順にお伝えしていきます。
- 2倍望遠ズーム
- パステル調カラー
- 最大輝度が2,000nits(ニト)
- USB Type-C
- その他「Proの特権」がスタンダードモデルに
2倍望遠ズーム
iPhone 15にはメインカメラ(標準)と超広角の2つのカメラが搭載。
今回からメインカメラの画素数が1,200万画素から4,800万画素に変更されました。
そしてこの変更によって、メインカメラで2倍の光学ズーム撮影ができるようになりました。
4,800万画素のうち1,200万画素を使って撮影することで、画像が劣化しない2倍ズームが可能に。
料理や物撮りなど、2倍ズームが活躍するシーンは意外と多く、あればめちゃ便利です。
iPhone 15は2つのカメラながら、実際は3つのカメラを搭載しているのと同じ体験ができるということです。
パステル調カラー
iPhone 15シリーズはカラーのトーンが大きく路線変更されました。
画像左からブラック / ブルー / グリーン / イエロー / ピンク の5色展開に。
これまでの定番だった「ホワイト(スターライト)」と「レッド」がなくなり、全体的に淡い、優しい雰囲気のカラーになりました。
こうしてみると、雰囲気がかなり変わりましたね。
ちなみにこれまでは背面ガラスの下層にカラーが付けられていたのが、今回からガラスそのものが染色されています。Appleはスマートフォンで初めての取り組みとしています。
最大輝度が2,000nits(ニト)
画面の明るさが一気に向上しました。
iPhone 14は標準で800ニトだったところ、iPhone 15では
- 標準:1,000ニト
- HDR:1,600ニト
- 屋外:2,000ニト
に大幅に進化しました。
とりわけ屋外の最大輝度がProモデルと同じ2,000ニトになったことで、真夏の直射日光の下でも見づらいと感じることが無縁に。
屋外で撮影や写真整理をすることが多い筆者にとっては、うれしい進化でした(正直、1,300ニトくらいでも十分だった……!)。
USB Type-C
ついに充電・転送コネクタがUSB Type-C規格に変更されました。
これまで独自のLightningケーブルを頑なに死守してきたAppleですが、EUで24年末までにデバイスの充電端子の規格をUSB Type-Cに統一する法律が施行されることを受けて、遂に変更。
ただし気をつけたいのが、今回、スタンダードモデルのiPhone 15が対応するのは「USB2.0」なことです。
USBの世代によってデータの転送速度は大きく異なります。
- USB 2.0:最大480Mbps(iPhone 15)
- USB 3.0:最大5Gbps
- USB 3.2(Gen2)など:最大10Gbps(iPhone 15 Pro)
- USB4:最大40Gbps
「最大480Mbps」はこれまでのLightningケーブルと同じ転送速度です。
今回は「EUがゴリ押ししてきたから、とりあえず規格だけ対応しておいた」といった感じです。
その他「Proの特権」がスタンダードモデルに
その他、iPhone 14ではProモデルにしかなかった「特権」的な機能が、iPhone 15ではスタンダードモデルに下りてきました。
- Dynamic Island
- A16 Bionic
- 2倍望遠が使える4,800万画素カメラ(既出)
iPhoneは14からProモデルを大きく差別化する路線が取られ始めました。
今後もスタンダードモデルが先代のProモデルを1年遅れで追いかける、というような製品サイクルが取られそうです。
ゴリラ
「実質iPhone 14 Pro」と聞くと、iPhone 15のコスパがめちゃくちゃ高いと感じるね。まんまとAppleの戦略に乗せられてるゼ!
その他、iPhone 14と変わらなかったところ
先代モデルと大きく変化がなかったところも確認しておきましょう。
- 筐体の大きさ、重さ
- ディスプレイサイズ
- バッテリー容量
物理的なスペックは据え置きで、上記で紹介したように中身が大きく変わった感じです。
上位モデル「iPhone 15 Pro」の概要
iPhone 15と同時に上位モデル「iPhone 15 Pro」「iPhone 15 Pro Max」も登場しています。
- チタニウムボディに刷新
- 前作から約20gも軽量化
- カスタマイズできる「アクションボタン」を搭載
- A17 Proチップ
- iPhone 15 Pro Maxには最大5倍の光学ズーム
- 最大4K、60fpsのProRes撮影に対応
iPhone 15 Proシリーズもボディがチタニウムに変更されるなど、見た目から大きく進化しています。
Proモデルの詳細は別記事で解説します。
iPhone 15の価格
Apple公式の価格は以下のとおり。
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機種 | 容量 | Apple 公式価格 | (参考) 先代モデル価格 ※15発表直前価格 |
---|---|---|---|
iPhone 15 | 128GB | 124,800円 | 119,800円 |
256GB | 139,800円 | 134,800円 | |
512GB | 169,800円 | 164,800円 | |
iPhone 15 Plus | 128GB | 139,800円 | 134,800円 |
256GB | 154,800円 | 149,800円 | |
512GB | 184,800円 | 179,800円 | |
iPhone 15 Pro | 128GB | 159,800円 | 149,800円 |
256GB | 174,800円 | 164,800円 | |
512GB | 204,800円 | 194,800円 | |
1TB | 234,800円 | 224,800円 | |
iPhone 15 Pro Max | 128GB | ー | 164,800円 |
256GB | 189,800円 | 179,800円 | |
512GB | 219,800円 | 209,800円 | |
1TB | 249,800円 | 239,800円 |
スタンダードモデルの2機種は、前モデルからそれぞれ5,000円の値上げとなりました。
昨今の円安や各種機能の進化を考えれば、妥当な価格設定と言えるのではないでしょうか。
世代を重ねるごとに、じわじわと価格が上がっている事実には変わりはありませんが……。
各キャリアの価格も公開され次第、アップします。
iPhone 15はどんな人におすすめなのか
今回のiPhone 15がとくにどんな人におすすめなのか考えてみました。
以下の3点に集約できると感じます。
- 昨年、iPhone 14 Proを狙っていたが、手が出なかった人
- 光学ズームのためだけにProモデルを買っていた人
- iPhone 13をキャリアのプログラムで購入した人
ここまで見てきたように、iPhone 15はカメラを除き「ほぼiPhone 14 Pro」と言えます。
昨年、Dynamic Islandなどの新しい要素を指をくわえながら見ていたユーザーは、1年遅れではありますが、スタンダードモデルで「Pro級」の体験ができます。
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iPhone 15 | iPhone 14 Pro |
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---|---|---|
画素数 ƒ値 | ・メイン:4,800万画素 ƒ/1.6 ・超広角:1,200万画素 ƒ/2.4 ・2倍望遠:1,200万画素 ƒ/1.6 (メインカメラを利用) | ・メイン:4,800万画素 ƒ/1.78 ・超広角:1,200万画素 ƒ/2.2 ・2倍望遠:1,200万画素 ƒ/1.78 (メインカメラを利用) ・3倍望遠:1,200万画素 ƒ/2.8 |
光学ズーム | ・ズームイン:2倍 ・ズームアウト:2倍 | ・ズームイン:3倍 ・ズームアウト:2倍 |
デジタルズーム | 最大10倍 | 最大15倍 |
手ブレ補正 | ・センサーシフト光学式 手ぶれ補正(メイン) | ・第2世代のセンサーシフト光学式 手ぶれ補正(メイン) ・光学式手ぶれ補正(3倍望遠) |
ナイトモード | ◯ セルフィーも対応 |
|
フォトグラフィ スタイル | ◯ | |
マクロ撮影 | ー | ◯ |
Apple ProRAW | ー | ◯ |
ビデオ フレームレート | ・4K(24fps/25fps/30fps/60fps) ・1080p(25fps/30fps/60fps) ・720p(30fps) | ・4K(24fps/25fps/30fps/60fps) ・1080p(25fps/30fps/60fps) ・720p(30fps) ・ドルビービジョン対応 HDRビデオ撮影 (最大4K、60fps) |
ビデオ シネマティックモード | 4K HDR、最大30fps | |
ビデオ アクションモード | 最大2.8K、60fps | |
ビデオ ProRes撮影 | ー | 最大4K、30fps (128GBモデルは1080p、30fps) |
ビデオ デジタルズーム | 最大6倍 | 最大9倍 |
TrueDepthカメラ (フロントカメラ) | ・1,200万画素 ・ƒ/1.9 |
ただ、あえて型落ちになったiPhone 14 Proをイオシスなどで購入するのもアリです。2023年9月現在は約1万円程度の価格差です。
また光学ズームを使いたいがために、これまでProモデルを購入してきた、というユーザーの声も多いです。
カメラ以外はスペック過多だと感じていたなら、iPhone 15がドンピシャにハマりそうです。
さらにiPhone 13をキャリアの購入プログラムで購入したユーザーは、もっとも還元(下取り)額が大きい「2年」を迎えます。
- いつでもカエドキプログラム(ドコモ)
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:45%程度免除 - 新トクするサポート(ソフトバンク)
:約45〜75%免除 - 買い替え超トクプログラム(楽天)
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13からであれば、まるでProモデルに乗り換えるような大きな変化を体験できることでしょう。
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