格安SIMへの乗り換えでの懸念点といえば、やはり通信速度です。「安いUQモバイルに乗り換えたいけれど、通信速度が心配」「速度制限で使い物にならなくなったら……」という人は多いでしょう。
結論からいうと、UQモバイルの通信速度は安定しているので、乗り換え後も快適に利用できるでしょう。今回は、UQモバイルの通信速度について詳しく解説します。
※2024年3月19日時点の情報です。詳しくは公式サイトをご確認ください。
- UQモバイルの通信速度は遅いか早いか
- UQモバイルの通信制限時の速度
- UQモバイルで通信速度が
遅いときの原因と対策 - UQモバイルにするメリット・デメリット
公式サイトはこちら
【当サイトは金融庁の広告に関するガイドラインに則って運営しています】 一般社団法人日本インタラクティブ広告協会が定める「インターネット広告倫理綱領及び掲載基準ガイドライン」 景品表示法に基づく「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」の指定及び「『一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示』の運用基準(いわゆる「ステレスマーケティング規制」)」 |
【他社と比較 】UQモバイルの速度はおそい?
UQモバイルはauが提供する格安SIMということもあり、安定した通信速度と謳われてはいますが実際のところどうなのでしょうか?
他社の平均下り速度を比較してみました。
au回線系の格安SIMとUQモバイルの速度比較
直近3ヶ月の、au回線系格安SIMとUQモバイルの速度の違いは、以下のようになっています。
料金プラン | 通信速度 (平均ダウンロード速度) |
---|---|
au | 120.05Mbps |
UQモバイル | 107.06Mbps |
povo | 109.64Mbps |
mineo | 52.03Mbps |
IIJmio | 48.03Mbps |
NUROモバイル | 60.67Mbps |
※2024年3月19日時点の情報です。詳しくは公式サイトをご確認ください。
auとUQモバイル、auの格安ブランドであるpovoは、同じようなダウンロード速度(下り)となっています。3つの中ではUQモバイルがほんの少し遅いものの、体感速度は変わらないでしょう。
そのため、平均ダウンロード速度はau・UQモバイル・povoと比較すると、およそ半分程度の速度です。快適に使える速度ではあるものの、一部時間帯によってはストレスを感じることもあるでしょう。
公式サイトはこちら
出典:みんなのネット回線速度
ワイモバイルとUQモバイルの速度比較
UQモバイルはソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルと比較されることも多いです。
直近3ヶ月の、ワイモバイルの実測値との比較は以下のようになっています。
料金プラン | 通信速度 (平均ダウンロード速度) |
---|---|
UQモバイル | 107.06Mbps |
ワイモバイル | 81.64Mbps |
ワイモバイルも、UQモバイルと同程度のダウンロード速度(下り)は出ているものの、UQモバイルが上回る結果となりました。
料金プランを比較すると大きな差はありませんが、通信速度で比較するとUQモバイルに軍配が上がるようです。
公式サイトはこちら
出典:みんなのネット回線速度
【時間帯別】UQモバイルの速度実測値
安定した通信速度が見込めるUQモバイルですが、それはあくまでも数字上の話です。UQモバイルの直近3ヶ月の実測値を確認してみましょう。
時間帯 | 平均Ping値 | 通信速度 (平均ダウンロード速度) |
通信速度 (平均アップロード速度) |
---|---|---|---|
朝 | 45.55ms | 162.09Mbps | 20.62Mbps |
昼 | 45.24ms | 70.8Mbps | 12.98Mbps |
夕方 | 43.48ms | 102.63Mbps | 15.96Mbps |
夜 | 43.68ms | 90.04Mbps | 13.44Mbps |
深夜 | 45.52ms | 94.94Mbps | 17.35Mbps |
※2024年3月19日時点の情報です。詳しくは公式サイトをご確認ください。
一般的に、通信速度において重視されるのは、Webページの閲覧や動画視聴に使われるダウンロード速度(下り)の数値です。9Mbps以上のダウンロード速度であれば快適に使用できるといわれています。
回線が混雑しがちな昼と夜は多少下がるものの十分な速度が出ており、ストレスなく使えるでしょう。
公式サイトはこちら
出典:みんなのネット回線速度
UQモバイルで速度制限がかかるとどうなる?
UQモバイルでは、契約したプランのデータ容量を上回ったとき、もしくは直近の3日間で6GBを超えるデータ通信をしたときに、速度制限がかかります。
速度制限がかかったときの速度は、契約中のプランにより異なります。
- ミニミニプラン:最大300kbps
- トクトクプランとコミコミプラン:最大1Mbps
ちなみに、auで速度制限がかかった場合は128kbpsと、UQモバイルよりも遅くなります。
UQモバイルは速度制限がかかっても比較的速く、動画閲覧は難しいものの、LINEやメールなどテキストベースのやりとりであれば特に問題なくできるでしょう。
公式サイトはこちら
UQモバイルの基本情報とポイント
- auのサブブランド
- 使い方に合わせて選べるプラン
- KDDI利用者がお得になる割引サービス
- 店舗が多く対面でのサポートも受けられる
UQモバイルは、auを運営しているKDDIグループの格安SIM事業者です。料金プランは「ミニミニプラン」「トクトクプラン」「コミコミプラン」の3つあり、スマホの使い方に合わせて選べます。
電話のかけ放題やデータ容量の追加オプションを利用することで、無駄がなく自分に最適な料金プランをつくれるでしょう。
家族それぞれの利用料が安くなる「家族割」もあるため、一家そろって乗り換えれば、毎月の固定費をかなり節約できるでしょう。
格安SIMは店舗を持っていないサービスも多いですが、UQモバイルは日本全国に実店舗があることも特徴です。
使用回線 | au |
---|---|
月額基本料金(税込) | 4GB:2,365円(ミニミニプラン) 15GB:3,465円(トクトクプラン) 25GB:3,278円(コミコミプラン) |
通話料金(税込) | 22円/30秒 |
通話オプション(税込) | 国内通話10分間かけ放題:880円 国内通話60分間までかけ放題:550円 国内通話かけ放題:1,980円 |
選択可能なSIMカードタイプ | SIMカード・eSIM |
5G対応 | 対応 |
契約期間・解約金 |
契約期間:なし |
運営会社 | UQコミュニケーションズ株式会社 |
公式サイトはこちら
出典:UQモバイル
auと同じ通信回線だから速度が速い
KDDIグループのサービスであるUQモバイルが使用しているのは、au回線です。
ほかにもau回線を使用してサービスを提供している格安SIMはありますが、UQモバイルはほかの格安SIMよりも使用帯域が広くなっています。
4Gはもちろん5Gに対応しており、5G通信エリア内であれば自動的に5G通信を使えます。4Gと5G通信で料金プランが変わらないのも、UQモバイルの魅力です。
auの5G通信エリアは、現在都市部を中心に順次拡大中です。高速かつ大容量のデータ通信ができる5G通信であれば、より快適に利用できるでしょう。
節約モードがある
UQモバイルには、自分で通信速度を調整できる節約モードが用意されています。節約モードで通信している場合は低速通信になりますが、データ容量を消費しません。
低速通信にすれば実質的に使い放題になるということです。節約モードへの切り替えは、「UQ mobileポータルアプリ」を使えばいつでも簡単にできます。
低速通信になったときの速度は、ミニミニプランは300Kbps、トクトクプランとコミコミプランは1Mbpsと、プランによって異なります。
300Kbpsの場合、LINEの音声通話やメールなどであれば使えますが、動画視聴や画像の多いWebページの閲覧などは、ストレスを感じることもあかもしれません。
公式サイトはこちら
足りなくなったらデータチャージできる
契約しているプランのデータ容量を使い切ると、高速通信から低速通信に速度制限されます。
一度速度制限されると、翌月まで低速通信のまま使用することになるので、思うようにスマホが使えず不便することもあるでしょう。
データチャージの申し込みは、アプリもしくはWebサイトの両方からできます。
速度制限されてしまったけれど、もう少し高速通信できる容量を増やしたいというときは、データチャージを検討するといいでしょう。
テザリングが無料で使える
テザリングとは、スマホの通信を利用して、タプレットやパソコンなどをインターネットに接続する機能です。モバイルWi-Fiを持っていなくても、外出先でタプレットやパソコンからネットを使えるようになります。
他社ではテザリング機能がなかったり、オプションプランの申し込みが必要だったりしますが、UQモバイルはテザリング機能が無料です。申し込み手続きなども必要ありません。
データ容量の繰り越しも可能
UQモバイルでは、1ヶ月で使い切れなかったデータ容量が翌月に繰り越されます。例えば、4GBのミニミニプランで、月末に2GB残っている場合、翌月は6GBからスタートするということです。
データ容量は自動的に繰り越されるため、有効活用できます。繰り越しされたデータ容量の使用期限は、翌月末までです。
なお、繰り越せるデータ容量は、契約しているデータ容量が上限です。例えばトクトクプランを利用している場合、15GB+15GBで合計30GBまで繰り越せることになります。
公式サイトはこちら
UQモバイルで速度が遅いときの原因と対処法
通信速度の速さに定評のあるUQモバイルですが、状況により遅くなることもあります。その原因と対処法は以下の通りです。
au回線での通信障害やトラブル
au回線での通信障害やトラブルが発生していると、当然UQモバイルも影響を受けます。
その場合、インターネット通信自体ができなくなっている可能性大です。
通信障害やトラブルの有無は、UQモバイルの公式サイトで確認できます。
節約モードになっている
先述した通り、UQモバイルには節約モード機能があります。もしかしたら、節約モードをオンにしたままになっているかもしれません。
アプリから節約モードがオンになっていないかどうか確認してみましょう。
速度制限がかかっている
契約しているプランのデータ容量を使い切ると、速度制限がかかって通信速度が低下します。
速度制限がかかったときの速度は、節約モードのときと同じくミニミニプランなら300Kbps、トクトクプラン・コミコミプランなら1Mbpsです。
速度制限がかかっているかどうかは、アプリもしくは契約者専用の会員サポートページ「My UQ」から確認できます。
公式サイトはこちら
回線が混雑している
通信回線が混雑していると、通信速度が遅くなってしまう可能性があります。混雑しやすい時間帯は、昼休みになる12時~13時と通勤・帰宅の時間帯です。
この時間帯を避けると、比較的回線が空いていてスムーズに使えるでしょう。特に、重たいデータのダウンロードや動画視聴は、通信回線が混雑していない時間帯にするのがおすすめです。
スマホのスペックが古い
通信回線ではなく、スマホ端末そのものが速度に影響を及ぼしている可能性もあります。
長年同じスマホを使っていると、故障はしていなくても経年劣化によって動作が遅くなる可能性もあるのです。
購入して2〜3年以上経過していて遅いと感じるなら、買い替えを検討するタイミングかもしれません。
UQモバイルであれば、スマホ端末も販売しています。機種変更はもちろん、契約と同時に購入も可能なので、チェックしてみるといいでしょう。
複数端末でテザリングをしている
テザリングは無料で使える便利な機能ですが、複数端末でテザリング機能を使っていると、通信速度が遅くなることがあります。
テザリング機能を使った後に、解除するのをうっかり忘れてそのままにしているかもしれません。
タブレットなどを使うと自動的にテザリングする設定もできるので、手動で接続するようにするのがおすすめです。
公式サイトはこちら
UQモバイルのメリット
ネットが快適に使える
実測値を見てもわかる通り、au回線を使用するUQモバイルは他の格安SIMと比べて通信速度が速いのがメリットです。
格安SIMの弱点でもある、混雑時の速度低下もなく、どの時間帯でも安定的に通信できます。
現在、対応範囲がどんどん拡大されている5G通信も、追加料金や申し込み手続きなしで利用できます。5G通信を利用できれば、動画視聴やネットゲームなどの利用が多い人も、快適に楽しめます。
低速時の速度も比較的速い
コミコミプランとトクトクプランの場合、低速通信でも1Mbpsの速度が出ます。1Mbpsがどのくらいかというと、容量の軽いテキストデータのやりとりやアプリ通話などは問題なくできる速度です。
画像の少ないWebページの閲覧や標準画質のYouTubeの閲覧もスムーズにできるでしょう。
ミニミニプランが低速になったときの300Kbpsはストレスを感じることもあるかもしれませんが、ほかのスマホ会社では低速になると128kbpsまで落ちるケースもあります。
節約モードで容量を調節できる
節約モードがない格安SIMもありますが、UQモバイルのミニミニプランであれば、節約モードが使えます。節約モードをオンにしている間はデータ容量を消費しないのが特徴です。
用途や利用状況に応じて節約モードを使えば、通信制限がかかるのを防止できます。
公式サイトはこちら
店舗での手続きもできて安心
格安SIMは、店舗を持たずオンラインでの手続きのみに限定していることがほとんどです。オンラインでの申し込みの場合、自分で手続きを進めなければいけませんし、契約プランについてアドバイスをもらえません。
その点、UQモバイルは全国に多数専門ショップがあります。契約後、何かトラブルが発生したときにも、店舗があれば直接相談できるので安心です。
口座引き落としが選べる
格安SIMは、決済方法をクレジットカードに限定している会社が多い傾向にあります。しかし、UQモバイルであれば、口座引き落としも選択可能です。
ただし、契約者と名義が違う口座を指定したい場合は、店舗で申し込み手続きをしなければなりません。
公式サイトはこちら
UQモバイルのデメリット
大容量プランがない
格安SIMによっては、月に100GB以上使える大容量プランを提供していますが、UQモバイルは容量が1番多いプランで20GBです。
動画視聴やネットゲームを使う頻度が多い、Wi-Fiではなくモバイル通信を利用する機会が多いといった場合には、20GBでは足りない可能性があるでしょう。
データの利用料が多い人は、大容量プランを提供している格安SIMを検討する、もしくはUQ WiMAXのWi-Fiを活用するといった方法が考えられます。
格安SIMの中では料金が少し高め
ほかの格安SIMは、3GBで月額1,000円以下という価格で利用できるところもあります。それに対して、UQモバイルの場合は、1番安い4GBのミニミニプランで2,365円(税込)とやや高めの設定です。
ただし、UQモバイルは自宅セット割や家族セット割などを適用すれば、月額料金を大幅に引き下げられます。
料金プランは公式サイトでシミュレーションできるので、1度チェックしてみるといいでしょう。
取扱っている機種が少ない
UQモバイルは、契約時にスマホ端末も購入できるて便利です。しかし、取り扱いっている機種のラインナップは、大手キャリアと比較するとそう多くはありません。
欲しい機種がない場合は、SIMフリー端末やau回線が使えるスマホ端末を自分で用意しなくてはいけないので、手間と時間がかかります。
自分でスマホ端末を用意する場合、UQモバイルで動作確認できているかを公式サイトで事前にチェックしてから購入しましょう。
動作確認済端末であれば、UQモバイルのSIMを差し込むだけで使えるようになります。
公式サイトはこちら
UQモバイルがおすすめなのはこんな人!
UQモバイルの検討がおすすめなのは、以下のような人です。
- 価格と通信速度のバランス重視な人
- 通勤時や昼休憩にネットを使うことが多い人
- スタッフから乗り換えのサポートを受けたい人
- auでんきやauひかりを契約している人
UQモバイルは、数ある格安SIMの中でも安定した通信速度が魅力です。大手のキャリアよりも料金を抑えたいけれど、通信速度も捨てられないという人に、UQモバイルは最適です。
どの時間帯であっても速度の変化が少なく、混雑しやすい昼の時間帯に使うことが多い人にも向いています。
auでんきやauひかりを契約していると「自宅セット割」が適用され、月額料金が最大で1,100円お得になります。
また、家族割もあるため、夫婦や親子でスマホプランを乗り換えたいときにも、UQモバイルはおすすめです。
公式サイトはこちら
まとめ
今回は、UQモバイルの通信速度について解説しました。
auのサブブランドという立ち位置のUQモバイルは、格安SIMながらも安定した通信環境で使用できるのが大きな魅力です。
回線を借りてサービスを提供している格安SIMと比べると、混雑しやすい時間帯でもつながりやすく、速度が安定しています。
安くても通信速度が遅いのは困る、という人にはUQモバイルがおすすめです。
公式サイトはこちら