毎月の通信量を節約したい、そんなときに検討するのが格安SIMです。
「IIJmioが気になるけど、通信速度はどうなんだろう」と、乗り換えを躊躇している方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、IIJmioの通信速度について詳しく解説していきます。
- IIJmioの通信速度の特徴
- IIJmioの通信速度と実測値
- 繋がらないときの対処法
- IIJmioに乗り換えるメリットとデメリット
格安SIMの通信速度に不安をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。
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IIJmioってどんな格安SIM?
- コスパがいい
- 通話料金が他社に比べて安い
- 3つの通話かけ放題プラン
- IIJmioひかりでさらにお得になる
IIJmio(アイアイジェイミオ)は、株式会社インターネットイニシアティブが提供する格安SIMです。
もともと法人向けのインターネット接続サービスを展開していた会社ですが、約10年前に個人向けの格安SIMであるIIJmioの提供をスタートしました。
利用プランは、5段階のデータ容量プランから選択可能です。通話料金が他社に比べて安いですが、3つの通話かけ放題プランもあります。
通話メインの人から、インターネットをたくさん使う人まで、どんな人でも自分に合った料金プランで利用できるでしょう。
使用回線 | ドコモ・au |
---|---|
月額基本料金(税込) | 2GB:850円 5GB:990円 10GB:1,500円 15GB:1,800円 20GB:2,000円 |
通話料金(税込) | 11円/30秒 |
通話オプション(税込) | 国内通話5分間かけ放題:500円 国内通話10分間かけ放題:700円 国内通話かけ放題:1,400円 |
選択可能なSIMカードタイプ | SIMカード・eSIM |
5G対応 | 対応 |
契約期間・解約金 |
契約期間:なし |
運営会社 | 株式会社インターネットイニシアティブ |
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出典:IIJmio
IIJmioの通信速度の特徴
ドコモ回線とau回線が選べる
格安SIMは、他社の通信業者からインターネットの回線を一部借りて、サービスを提供しています。IIJmioはドコモ回線とau回線の2つに対応しており、契約時にどちらか好きな方を選べることが特徴です。
IIJmioは5G通信にも対応しており、5Gエリアになると自動的に5G通信に切り替わります。5G通信なら、大容量のデータ通信もスムーズに行えるでしょう。
音声eSIM:au回線のみ
データ通信専用SIM :ドコモ回線のみ
データeSIM:ドコモ回線のみ
ドコモ回線であればDプラン、au回線であればAプランとなり、それぞれ選べるSIMの種類が異なります。eSIMは、ウェブサイトから契約してすぐに使えるデジタル的なSIMです。
ただし、回線の種類によって料金プランが変わることはなく、ドコモ回線とau回線のどちらを選んでも同一料金で利用できます。
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速度の切り替え機能がある
IIJmioには、速度切り替え機能があり、自分で低速通信にできます。速度の切り替えは、IIJmio専用のアプリ「クーポンスイッチ(みおぽん)」から設定するだけです。
低速通信になると、速度が0.3Mbpsまで落ちます。
テキストメインのSNSやWebページの閲覧、メールの送受信などをするときは低速通信に切り替えるようにすると、容量の使い過ぎを防止できるでしょう。
ギガプランならデータ容量のシェアやプレゼントも可能
ギガプランを契約していれば、IIJmioユーザー同士でデータ容量をシェアしたり、プレゼントしたりできます。
データ容量シェアは、IIJmioユーザー同士のグループを作成し、そのグループ内で分け合う仕組みです。グループは複数作成でき、ドコモ・auと利用回線が異なる相手でもシェアできます。
データ容量シェアとデータ容量プレゼントは、Web会員ページから手続きできます。
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IIJmioの速度制限と解除方法
IIJmioで速度制限されるケース
IIJmioで速度制限されるのは、以下のようなケースです。
- データ容量を使い切ってしまった
- 速度制限中の3日間で合計366MB以上使った
- 低速モード時に3日間で合計366MB以上使った
基本的に、どこの格安SIMを利用しても、1ヶ月に使えるデータ容量をオーバーすると通信制限がかかります。ただし、IIJmioは低速通信になった状態でも、3日間のデータ容量制限があるのが特徴です。
速度制限中、もしくは速度切り替え機能で低速通信している状態で、3日間に366MB以上使ってしまうと、さらに速度制限がかかる点には注意しましょう。
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IIJmioで速度制限されたときの速度は?
確認しておきたいのは、速度制限されたときの通信速度です。IIJmioのギガプランで速度制限された場合、最大300Mbpsまで低下してしまいます。
300Mbpsは、Webページの閲覧やLINEのトークなどは問題なく利用できる速度です。動画視聴やスマホゲームは難しいかもしれませんが、「ネットがまったく使えない」というほどではないでしょう。
これを超えると、通常の速度制限よりもさらに速度が遅くなるといわれています。実際にどのくらいまで通信速度が落とされるのかは、公式サイトでは公表されていません。
しかし、300Mbpsより遅くなってしまう可能性もあるので、3日間に366MBを超えないよう、注意が必要です。
IIJmioで速度制限されたときの対処方法
IIJmioで速度制限されたときの対処方法は、翌月になるまで低速通信で乗り切るか、もしくはデータ容量を追加するかのどちらかです。
データ容量の追加はクーポン追加と表現され、1GBあたり220円(税込)で購入できます。追加できるクーポンは、1ヶ月で最大20枚。1枚あたり1GBのため、最大で20GBの追加が可能です。
クーポンの購入以外にも、IIJmioユーザー同士でデータ容量をシェアしたりプレゼントしたりすれば、速度制限を解除できます。
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【実測値】IIJmioの速度は実際どのくらい?
実際に、IIJmioではどのくらいの速度がでているのかという点も、確認しておきたいところでしょう。
IIJmioの直近3ヶ月の平均速度は、以下のようになっています。
時間帯 | 平均Ping値 | 通信速度(平均ダウンロード速度) | 通信速度(平均アップロード速度) |
---|---|---|---|
朝 | 56.91ms | 46.06Mbps | 9.47Mbps |
昼 | 108.73ms | 11.3Mbps | 9.76Mbps |
夕方 | 71.51ms | 41.84Mbps | 8.69Mbps |
夜 | 53.68ms | 40.05Mbps | 9.01Mbps |
深夜 | 52.39ms | 61.0Mbps | 14.46Mbps |
通信速度において注目されるのは、ネット上にあるデータを受信する、ダウンロード速度です。通信速度が速いということは、一般的に「ダウンロード速度が速い」ことを指します。
ダウンロード速度が速ければ、インターネットを快適に利用できるということです。どのくらいの速度が出ていれば快適かは用途によりますが、動画視聴なら3Mbps~25Mbpsあれば十分でしょう。
IIJmioは、インターネット回線が混雑しやすい昼以外であれば、十分な速度が出ているといえるでしょう。
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IIJmioと他社格安SIMの速度を比較
IIJmioを検討する際、ほかの格安SIMと検討している人も多いはずです。IIJmioと同じく、ドコモ系の格安SIMとau系の格安SIMとの速度を比較・チェックしてみます。
ドコモ系格安SIMとの比較
まずは、ドコモとドコモ系回線を使う格安SIMとの通信速度を、比較してみましょう。直近3ヶ月の平均ダウンロード速度は以下のようになっています。
料金プラン | 通信速度(平均ダウンロード速度) |
---|---|
IIJmio | 46.06Mbps |
docomo | 119.54Mbps |
ahamo | 80.45Mbps |
OCN モバイル ONE | 48.23Mbps |
QTモバイル | 44.47Mbps |
ドコモとドコモのネット申し込み専用のブランド「ahamo」は、同じドコモ回線であっても、IIJmioに比べて使える帯域が広いのが特徴です。
そのため、ドコモやahamoと比べると速度は当然ながら劣ります。
しかし、OCN モバイル ONEとQTモバイルは、IIJmioと同じような速度が出ています。ドコモ系の格安SIMとしては、IIJmioは平均的な速度だといえるでしょう。
出典:みんなのネット回線速度
au系格安SIMとの比較
続いて、auとau系格安SIMとの比較です。
料金プラン | 通信速度(平均ダウンロード速度) |
---|---|
IIJmio | 46.06Mbps |
au | 80.81Mbps |
povo | 81.69Mbps |
UQモバイル | 78.98Mbps |
mineo | 38.9Mbps |
こちらもドコモ回線と同じく、auとauの格安ブランドやサブブランドのpovoやUQモバイルは使える帯域が広く、通信速度も速くなっています。
mineoと比較すると、IIJmioの方が平均ダウンロード速度が約7Mbpsも速く、より快適に利用できるでしょう。
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IIJmioで通信速度が遅いときの対処法
IIJmioを使っていて通信速度が遅いと感じる場合、以下のような対処法を試してみましょう。
低速通信時はバースト転送機能を活用する
低速通信時は、バースト転送機能を利用するのがおすすめです。
バースト機能とは、低速通信でも一時的に高速通信できるというもので、どうしてもダウンロードしなくてはいけないデータがあるときや、閲覧したいウェブサイトがあるときに役立ちます。
ただし、動画視聴など長く高速通信しなければならない場合、バースト転送機能は不向きです。
5G通信に切り替える
IIJmioのギガプランは、無料で5G通信が使えます。5G専用端末を使っていて5Gエリアにいるなら、5G通信に切り替えるのもひとつの方法です。
IIJmioでは、会員専用ページから5G通信へ簡単に切り替えられます。ただし、住んでいるエリアがまだ5G通信に対応していない場合は利用できません。
5Gエリアは全国各地で拡大中ですが、乗り換える前に確認しておくといいでしょう。
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混雑する時間帯は使わない
IIJmioをはじめとした、ドコモやauの回線を部分的に借りてサービスを行う格安SIMは、どうしても利用者が増える時間帯に通信速度が遅くなってしまいます。
多くの人が利用するのは、通勤や退勤の時間、そしてお昼休憩の時間帯です。この時間帯に通信が遅くなるのは、格安SIMなら仕方がありません。
回線が混雑する時間帯にスマホを使うことが多いなら、近くのWi-Fiに接続するのもいいでしょう。
節約モードになっていないか確認する
IIJmioには速度切り替え機能があり、専用アプリ「みおぽん」から、自分で高速通信と低速通信に切り替えられます。
データ容量を節約できる便利な機能ですが、高速通信に戻し忘れていたり、間違って低速通信に変えていたりすることもあるかもしれません。
スマホをチェックする
スマホ端末本体が原因で、インターネット通信が遅くなる可能性もあります。スマホの動作が遅くなるとWebページの読み込みも遅くなり、ストレスを感じることもあるでしょう。
アプリを開いたままにしていたり、写真などのデータが溜まっていたりするのは、スマホの動作を遅くする原因です。普段から気を付けるようにしましょう。
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IIJmio 5つのメリット
月額料金も通話料も安い
IIJmioのメリットは、月額料金が安い点にあります。ほかの格安SIMでは、20GBが3,000円前後というプランが多いですが、IIJmioは2,000円(税込)とかなり安い設定です。
さらに、通話料の安さもIIJmioの魅力のひとつです。通話料金は30秒につき20円ほどのところが多いものの、IIJmioは半額の11円/30秒(税込)となっており、他社よりも安く通話できます。
同一のmio ID内の通話なら、8.8円/30秒(税込)とさらに安くなるほか、かけ放題オプションもあり、通話頻度が多い人も安心して使えるでしょう。
ドコモとau回線から選べる
どこかひとつの回線でサービスを提供する格安SIMも多いですが、IIJmioはドコモ回線とau回線の2つから選択できます。
住んでいるエリアの電波状況や現在使用中のスマホ端末に合わせ、好きな回線を選べるのは大きなメリットです。
SIMカードを挿し替えればすぐにスマホが使えるようになるため、面倒な作業は不要です。
ただし、音声eSIMはau回線、データ・データeSIMはドコモ回線のみしか選択できないので、契約する際には注意しましょう。
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家族だとよりお得に使える
IIJmioには、家族間でお得に使えるサービスが用意されているので、家族で乗り換えるのもおすすめです。
SIMカードを3枚まで無料で追加できる「ファミリーシェアプラン」なら、簡単にIIJmioへ乗り換えられ、料金もお得になります。
ただし、2023年8月現在、新規での申し込みを停止する予定があるとのことなので、ファミリーシェアプランの利用を検討している人は早めに手続きしたほうがいいでしょう。
余ったデータ容量は翌月に繰り越せる
IIJmioでは、使いきれなかったデータ容量を翌月に繰り越せます。繰り越しできるデータ容量に制限はありませんが、有効期限は翌月末までです。
ギガプランの契約者が利用できるデータ容量シェアを併用することで、余ったデータも有効活用できるでしょう。
購入できるスマホ端末の種類が豊富
格安SIMは取り扱っているスマホ端末が少なかったり、そもそも販売していなかったりします。しかしIIJmioは、販売しているスマホ端末の種類が充実しているのが特徴です。
2024年3月時点の取り扱い数は、スマホ端末が43種類、タブレットが3種類となっています。※
他社からの乗り換えであれば110円(税込)で買える端末もあり、できるだけ安くスマホ端末を購入したい人にもおすすめです。
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※:IIJmio
IIJmioのデメリット
混雑しやすい時間帯はつながりにくい
IIJmioだけでなく格安SIMの宿命でもありますが、混雑しやすい時間帯はつながりにくくなります。多くの人が利用する昼や夕方の利用は避けるのがベターです。
使う時間帯をずらせばさほど問題はありませんが、昼間に使うことが多いならストレスを感じることもあるでしょう。
55GB超えの大容量プランはない
格安SIM会社によっては、100GBなどのデータ通信の大容量プランが選べることもありますが、IIJmioは最大55GBです。
動画視聴が日課という人や、頻繁にスマホゲームをするような人には、足りないこともあるでしょう。
高速通信と低速通信のオンオフを使いながら高速通信を節約する方法もありますが、スマホをよく使うのであれば、大容量プランがある格安SIMを検討する方がいいかもしれません。
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低速通信でも速度制限がある
低速通信は使い放題という格安SIMが多いですが、IIJmioの場合は低速通信にも制限があります。
速度制限がかかると300Mbpsに速度が落ち、3日間で366MB以上使ってしまうと、さらに速度制限がかかります。
速度制限を解除するには、3日間での使用量を366MB以下に収めるか、データ容量を追加購入するしか方法はありません。
低速通信でも注意して使用しなければならないのは、大きなデメリットです。
支払方法や申し込み方法が限られている
IIJmioは専用の店舗がありません。申し込みは、一部家電量販店などの取扱店でもできますが、サポートは対象外です。
基本的に、申し込みや契約内容の変更等の手続は、ウェブサイトから自分で行わなければなりません。
また、支払いはクレジットカード決済のみで、口座振替などは選択できません。クレジットカードを持っていない人にとっては、デメリットになるでしょう。
しかし、IIJmioは店舗を持たない分、オンラインのサポートが充実しているのが特徴です。
- インターネット通話サポート
- 電話サポート
- メールサポート
- サポートサイト
対面でのサポートはありませんが、電話やメールなどの方法でサポートしてもらえるので、オンラインでのやり取りに抵抗がない人なら問題ないでしょう
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IIJmioがおすすめなのはこんな人!
IIJmioへの乗り換えをおすすめするのは、以下に当てはまる人です。
- 毎月のスマホ代を抑えたい人
- 通話の頻度が高い人
- スマホ端末が欲しい人
- 家族みんなで格安SIMに乗り換えたい人
IIJmioの大きな特徴は、月額料金の安さです。数ある格安SIMの中でも、トップクラスの安さを誇ります。コスパ重視の人には、IIJmioがぴったりです。
通話料金が他社の半額ほどで、かけ放題オプションも3つから選べるので、通話の頻度が高い人にも向いています。
スマホ端末のラインナップが豊富なので、乗り換えと合わせて機種変更したいという人にもおすすめです。
家族で契約するとお得になるサービスもあるため、家族で格安SIMへの乗り換えを検討している人は、よりお得に利用できるでしょう。
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まとめ
今回は、iijmioの特徴について解説しました。
昼間の通信速度が低下するという、格安SIMならではのデメリットはあるものの、ほかの時間帯は十分な通信速度が出ており、比較的安定して使えます。
月額料金が格安SIMの中でも安く、通話料金も相場の半額ほど、料金面でもIIJmioは優秀です。
コスパ重視の人、家族で格安SIMに乗り換えを検討している人は、IIJmioに向いているしょう。
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