ゴリラ
Nothing Phoneの2代目が発売されたね!どこが変わった?
2023年7月25日、Nothing Phone (2)が発売されました。
初号機のNothing Phone (1)は、2022年に全世界で75万台を売り上げて、大ヒット。
今回のNothing Phone (2)も、斬新すぎるスマホですが中身も優秀で、本体だけでなくコスパも「光る」1台に仕上がっています。
本記事では、Nothing Phone (2)のスペックをサクッとチェックします。
先に正直な結論を伝えると、Nothing Phone (2)はSnapdragon 8+ Gen 1を搭載するなど、ミドルレンジからハイエンドへアップデートされました。
背面が光る「Glyph interface」と独自の世界観の「Nothing OS」が今回も目玉です。
- 発売日:2023年7月25日
- 価格(Nothing公式):
- 8+128GB:79,800円
- 12+256GB:99,800円
- 12+512GB:109,800円
Nothing Phone (2)のスペックを総チェック
スペックシートは以下のとおり。
前モデルのNothing Phone (1)とも比較しておきます。
スクロールできます→
Nothing Phone (2) | Nothing Phone (1) | |
---|---|---|
サイズ | ・縦:162.13mm ・幅:76.35mm ・厚み:8.55mm | ・縦:159.2mm ・幅:75.8mm ・厚み:8.3mm |
重さ | 200.68g | 193.5 g |
SoC | Snapdragon 8+ Gen 1 | Snapdragon 778G+ |
RAM+ストレージ | ・8 RAM+128 GB ・12 RAM+256 GB ・12 RAM+512 GB | ・8 RAM+128 GB ・12 RAM+256 GB ・12 RAM+512 GB |
SDカード | ー | ー |
ディスプレイ | 約6.7インチ 有機EL FHD+ (2,412 x 1,080) 最大1,600nit | 約6.55インチ 有機EL FHD+ (2,400 x 1,080) 最大1,200nit |
リフレッシュレート | 1Hz~120Hz | 60Hz~120Hz |
メインカメラ | ・広角:50MP (F1.88) ・超広角:50MP (F2.2) | ・広角:50MP (F1.88) ・超広角:50MP (F2.2) |
フロントカメラ | 32MP | 16MP |
バッテリー | 4,700mAh | 4,500mAh |
充電 | ・最大45W 急速充電 ・ワイヤレス充電 (15W) | ・最大33W 急速充電 ・ワイヤレス充電 (15W) |
生体認証 | ・画面内指紋認証 ・顔認証 | ・画面内指紋認証 ・顔認証 |
防水・防塵 | IP54 | IP53 |
イヤホンジャック | ー | ー |
スピーカー | ステレオ | ステレオ |
SIM | デュアルSIM (nanoSIM×2) | デュアルSIM (nanoSIM×2) |
Nothing Phone (2)は、新興のデジタル製品メーカー「Nothing Technology」のスマホ第2弾です。
前モデルのコンセプトは踏襲しながら、スペックが大幅に強化されています。
- 今回も背面が光る(Glyph interface)
- Nothing OSがシンプルでかっこいい
- SoCはハイエンドチップに置き換え
- ディスプレイは6.7インチに大型化
- 超広角カメラを加えたデュアルレンズ
- バッテリー持ちは普通
- アップデート保証が手厚い
- SIMカードが2枚挿せる
- おサイフケータイは非対応
今回も背面が光る|Glyph interface
今作も背面のLEDライトで情報を知らせしてくれる「Glyph interface(グリフインターフェイス)」が搭載されています。
- 着信や通知を光ってお知らせ
- 音楽に合わせて光る
- タイマーの残り時間が分かる
- 充電中にバッテリー給電量が分かる
Glyph interfaceは設定アプリから細かな変更ができ、着信や通知ごとに光り方を変えることができます。
ただ光を楽しむためには画面を下に向けることが前提なので、保護フィルムは必須です。
前作からLEDライトがさらに分割され、デザインが微妙に変更されています。より多彩な光り方を楽しめます。
Nothing OSがシンプルでかっこいい
OSはAndroid 13ベースのNothing OS 2.0です。
モノトーンのテーマと独自のウィジェットが特徴的で、デフォルトではアプリ名が表示されず、スッキリしています。
ハードウェアとソフトウェアで世界観が統一されているのがかっこいいですね。
自分好みにウィジェットやロック画面を調整できるなど、カスタマイズ性が高いのも魅力です。
SoCはハイエンドチップに置き換え
SoCにはSnapdragon 8+ Gen 1を搭載。
一世代前のハイエンドチップですが、性能は非常に高くAnTuTuベンチマーク(ver.9)は100~110万点ほどです。
前モデルはSnapdragon 778G+搭載でミドルハイクラスでしたが、今回は一気にハイエンドに振り切っています。
Nothing Phone(2)でPUBGモバイルやったけどサクサクだった
ダウンクロック版とはいえSnapdragon 8+ gen1だから性能は最強レベル
参照: X
ディスプレイは6.7インチに大型化
- 約6.7インチ 有機EL(アスペクト比 20:9)
- フルHD+(2,412 x 1,080)
- リフレッシュレート:1~120Hz
- ピーク輝度:最大1,600nit
ディスプレイは前モデルから6.55⇒6.7インチ、1,200nit⇒1,600nit、60~120Hz⇒1~120Hzなどアップデート。
パンチホールは左側⇒中央に変更されました。
縦横の比率は20:9で、縦長スリムな形状です。
超広角カメラを加えたデュアルレンズ
- メインカメラ
- 5,000万画素 F1.88
- Sony IMX890 センサー(1/1.56型)
- 超広角カメラ
- 5,000万画素 F2.2
- Samsung JN1 センサー(1/2.76型)
- 画角 114 度
- マクロ(4cm)
超広角カメラを加えたデュアルレンズカメラです。超広角はマクロカメラと兼用で、接写にも対応しています。
ズームは最大10倍。ただし、望遠レンズがないためデジタルズームとなります。
バッテリー持ちは普通
バッテリー容量は4,700mAhです。バッテリーテスト(GSMArena)の結果がこちら。
- Nothing Phone (2):103h
- Nothing Phone (1):108h
- iPhone 14:90h
- iPhone 14 Pro Max:121h
参考:GSMArena
iPhone 14より少し良いぐらいの結果です。多くの人が1日中使えるレベルのバッテリー持ちが期待できます。
急速充電は最大45Wに対応。ただし充電器は付属しないので、45W充電をするためには、別売りの純正充電器(3,980円)などが必要です。
ワイヤレス充電は最大15Wに対応し、他のデバイスに給電できる「逆充電」にも対応しています。
アップデート保証が手厚い
Nothing Phone (2)では、発売から3年間のOSアップデート、4年間のセキュリティアップデートが保証されています。
SIMカードが2枚挿せる
前作から引き続き、デュアルSIMスロットを搭載し、SIMカードが2枚セットできます。eSIMには非対応です。
人によってはeSIMではなく物理的なSIMカードでデュアルSIMができた方が便利に感じるかもしれませんね。
おサイフケータイは非対応
その他の機能面の特徴は以下のとおり。
- おサイフケータイなし
- 防水・防塵はIP54
- 5G通信に対応
- ステレオスピーカー
- 顔認証&画面内指紋認証に対応
- イヤホンジャックなし
- SDカードスロットなし
おサイフケータイに非対応、防水の等級が防滴レベルなど、日本向けの仕様ではない点には注意が必要です。
Nothing Phone (2)の価格は79,800円~
Nothing Phone (2)の価格は以下のとおり(公式サイトの価格)。最安モデルは8万円を切っています。
- 8+128GB:79,800円
- 12+256GB:99,800円
- 12+512GB:109,800円
2023年8月時点では、前作の取り扱いがあったIIJmioなどでは販売されておらず、公式ストア、家電量販店、Amazonなどで購入できます。
コスパ随一のPixel 7aを検討している人にとっても、この価格とスペックであれば対抗馬になりそうです。
Nothing Phone (1)は中古で4万円台
前モデルのNothing Phone (1)は、発売から1年が経ち、中古なら4万円台で購入できるようになっています。
執筆時点ではイオシスでAランク品が44,800円から購入できます。
(1)も、2023年8月末までに最新のNothing OS 2.0へのアップデートの提供が予定されています。
(1)もスペックはミドルハイで、昨今のスマホの相場を考えると、(2)以上のコスパと言えるかもしれまえん。
手頃にNothing Phoneを試したいなら、(1)も検討したいですね。
まとめ
Nothing Phone (2)は「Glyph interface」「Nothing OS」の世界観と、コストパフォーマンスが魅力のスマホです。
最近のスマホに飽きを感じてきた人も、Nothing Phone (2)なら、良くも悪くも新鮮な体験ができそうです。
Glyph interfaceは好みが分かれるところですが、冒険してみる価値はあります。
もし価格がネックならNothing Phone (1)を検討しても良いですね。