楽天モバイルの海外での利用方法！高額請求を避ける注意点を解説

「海外で使える格安SIMを探している」という人には、楽天モバイルがおすすめです。楽天モバイルは、お得な月額料金でありながら海外でも2GBまで利用できます。

また国内の楽天通信エリアならデータ使い放題なので、国内外問わず、うまく活用したいと考えている人も多いでしょう。

そこで本記事では、楽天モバイルを海外で利用方法や高額請求を避けるための注意点について紹介します。

また「楽天モバイルは本当に良いの？」「海外で利用する際に気を付けたいことを知りたい」という人へ向けて、楽天モバイルを海外で利用するメリットや注意点についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

楽天モバイルなら海外でも2GBまで利用可能

楽天モバイルは、月間2GBまでなら海外指定の66の国と地域において、海外ローミングを追加料金なしで利用できます。

海外ローミングとは、契約回線の電波が届かない場所に行った際に、提携している現地の携帯電話会社の電波を使って通信を行える技術のことです。

対象国と地域以外では、Wi-Fi接続時のみインターネットが利用できます。

海外ローミングが利用できる国と地域

2023年8月時点で、楽天モバイルの海外ローミングが利用できる66の国と地域の一例は、下記の通りです。

北米	アメリカ（本土）、アラスカ、カナダ、グアム、サイパン、ハワイ
アジア	インド データ、インドネシア、韓国、カンボジア、シンガポール、タイ、台湾、中国、フィリピン、ベトナム、香港、マカオ、マレーシア、ミャンマー
ヨーロッパ	イギリス、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、チェコ、デンマーク、ドイツ、トルコ、フランス、ベルギー、ポーランド、ロシア　など41の国と地域
オセアニア	オーストラリア、ニュージーランド
中南米	グアドループ島、プエルトリコ、仏領ギアナ、仏領サン・マルタン、ブラジル、米領バージン諸島、ペルー、マルティニク、メキシコ
中東	該当地域なし
アフリカ	マイヨット島、南アフリカ、モロッコ、レユニオン

楽天モバイルの海外ローミングは、北米やアジア、ヨーロッパで利用できる国が多いです。中東やアフリカでは、利用できる地域が少ないので注意しましょう。

楽天モバイルの海外での通話・SMSの利用方法

楽天モバイルの国際通話の利用方法

楽天モバイルで国際通話を利用する方法は、Rakuten Linkアプリと標準の通話アプリの2種類の方法があります。

Rakuten Linkアプリを使用する場合は、Rakuten Linkを使用している相手への発信は無料で利用可能です。

楽天モバイルの国際SMSの利用方法

国際SMSを利用する場合でも、Rakuten Linkアプリ同士のやり取りは無料です。

楽天モバイルのデータチャージ方法

楽天モバイルの海外ローミングは、2GBまで無料ですが、2GBを超過してもデータチャージをすれば高速通信が利用できます。海外利用のデータチャージは、1GBあたり550円です。

楽天モバイルを海外で利用するメリット

Androidスマホは標準アプリでもSMSが一部無料

Rakuten Link同士のSMS送受信は無料です。さらにAndroidを使用している場合、専用アプリ「Rakuten Link」を使うと、相手が通常アプリでも指定の66の国と地域であれば料金が発生しません。

ただしiPhoneの場合は相手がRakuten Linkを使用しておらず通常アプリを使用すると、送信には料金がかかるので要注意です。

Rakuten Link同士ならどこにいても通話料無料

楽天モバイルは、国際SMSだけでなく国際通話がお得に利用できる点もメリットで、Rakuten Link同士の通話なら国内外問わずどこにいても通話料は無料です。

Rakuten Linkアプリを使用すれば海外も無料なので、できる限りRakuten Linkを経由して発信するようにしましょう。

海外からの発信

海外からの着信

2GBを超過しても最大128kbpsで使い放題

楽天モバイルは追加料金不要で月間2GBまで海外ローミングの高速通信を利用できますが、2GBを超過しても最大128kbpsでデータ通信を使い続けられます。

通信速度は地域や通信事業者によって異なりますが、速度制限時でもメッセージのやり取り程度であれば基本は問題なく使用できるでしょう。

【高額請求されないために】楽天モバイルを海外で利用する際の注意点

対象の国や地域以外では利用できない

海外指定66の国や地域では、追加料金なしで様々な機能が利用できますが、指定地域以外では海外ローミングが使えないので注意しましょう。

特に中東やアフリカは利用できる国が少なく、その他の地域でも全ての地域が利用できるわけではありません。渡航先が対象地域かどうかは、事前に確認しておきましょう。

iPhoneはRakuten Linkの利用が制限される

楽天モバイルでiPhoneを使っている人は、Rakuten Linkの利用が制限されるので注意が必要です。

また、SMSもRakuten Link同士のみしか利用できず、Rakuten Link以外の人とのSMSは標準のメッセージアプリを使用することになるので、送信する文字数によって料金がかかります。

楽天モバイルが海外で繋がらない時に試したいこと

対応エリアや電波状況を確認する

楽天モバイルが海外で繋がらない時には、まず対応エリアや電波状況を確認してみましょう。

また、飛行機などで設定した機内モードの解除を忘れていると、データ通信は利用できないので、電波を受信できているかも確認してみましょう。

iPhoneはiOSのバージョンを確認する

iPhoneを使用している場合には、iPhoneのiOSのバージョンを確認してみましょう。iPhoneで海外ローミングを利用するには、iOSバージョンが14.4以降にアップデートされている必要があります。

機内モードのオンオフを試す

海外ローミングにうまく接続できないときには、機内モードのオンオフを試してみましょう。

機内モードをオフにすると、通信接続を一度切断して再接続することになるので、不具合などが改善できる場合もあります。

スマホを再起動してみる

機内モードのオンオフを試してみても、海外ローミングが利用できない場合、スマホを再起動してみましょう。

機内モードのオンオフの場合と異なり、スマホ全体のシステムが一度停止されるので、不具合が解消する可能性も高くなるでしょう。

楽天モバイルで利用できる海外で役立つサービス

国際通話かけ放題

楽天モバイルでは、海外指定66の国と地域への通話が月額980円でかけ放題になる通話オプションも提供しています。

オプションに加入すれば、Rakuten LinkだけでなくOS標準の電話アプリでの発信もかけ放題となります。ただし、OS標準の電話アプリを使った海外から海外への発信は対象外です。

楽天カード会員向けのサポート

楽天のクレジットカード「楽天カード」は、海外でも利用可能で、ラウンジや優待、海外旅行傷害保険などのサービスが充実しています。

海外旅行傷害保険は、クレジットカードに付帯する傷害保険で事前の申し込みも不要です。

楽天グループの海外旅行保険

楽天グループでは、楽天カードの海外旅行傷害保険に加えて、楽天損保や楽天銀行ゴールドデビットカード（Visa）などの海外旅行保険を用意しています。

楽天銀行ゴールドデビットカード（Visa）を持っている場合は、海外旅行傷害保険が適用され、万が一の事故やケガに備えることが可能です。

楽天モバイルの料金プラン

楽天モバイルは、楽天の独自回線とパートナー回線（au）が利用でき、楽天回線エリア内は月間データ量の上限がなくデータは使い放題です。

Rakuten Linkアプリを利用して発信すると、国内通話は無料です。

基本情報

料金プラン	【Rakuten UN-LIMIT Ⅶ】 3GBまで：1,078円 20GBまで：2,178円 20GB超過後：3,278円
通信回線	楽天回線/パートナー回線（au）
月間データ量	楽天回線エリア：使い放題 パートナー回線：5GBまで
国内通話料	Rakuten Link：無料 標準アプリ：22円/30秒
かけ放題オプション	15分（標準）通話かけ放題：1,100円/月 国際通話かけ放題：980円/月
データチャージ	国内：600円/1GB 海外：500円/1GB

まとめ

今回は、楽天モバイルを海外で利用するときの設定方法や楽天モバイルを海外で利用するメリットや注意点について解説しました。

楽天モバイルは追加料金不要で月間2GBまで、高速通信の海外ローミングが66の国と地域で利用できます。

また、Rakuten Linkアプリを活用することで、国際通話や国際SMSもお得に利用可能です。そのためよく海外に行く人にとっては、とても魅力的だと思います。