この記事では、povo2.0へ乗り換える手順や、乗り換えるメリット・デメリット、注意点などについて解説します。
月額基本料金0円から始められる「povo2.0」は、自分の好きなタイミングでデータを追加できる点が大きなメリットです。
povo2.0への乗り換えを考えていて、「povo2.0への乗り換えの手順が分からない」「povo2.0が本当にお得なのか知りたい」という人も多いのではないでしょうか。
乗り換え手順を徹底解説
povo2.0への乗り換え前に確認しておくこと
- ネット環境
- 利用端末の確認
- SIMロック解除の必要性
- 契約解除料・解約金
- データ移行
ネット環境
povo2.0へ乗り換える際にはWi-Fi環境を用意しておきましょう。SIMがスマホに内蔵されたeSIMを利用する場合、設定にWi-Fiが必須です。
利用端末の確認
povo2.0ではスマホの販売を行なっていないので、乗り換え前の携帯電話会社で利用していたスマホをそのまま利用します。
povo2.0の対応端末については、公式サイトの「対応機種・端末」ページから確認できます。とくにAndroid端末は利用できる端末が限られているので注意が必要です。
SIMロック解除の必要性
携帯電話会社の乗り換えは、スマホや購入先によってSIMロック解除が必要な場合があります。
SIMロックは特定のSIMカードを挿入した場合のみ動作するようにかけられた機能制限で、乗り換え先によってはSIMロック解除の手続きが必要です。
ドコモの場合
ドコモで購入したスマホは、2021年8月27日以降に発売されたスマホはSIMロックの解除が不要です。
ドコモのSIMロック解除は、パソコン・スマートフォン、電話、ドコモショップから手続き可能で、パソコン・スマートフォンからは無料で解除できます。
auの場合
povo2.0はau回線を利用するプランなので、auからの乗り換え時はSIMロック解除手続きが不要です。auで利用中のスマホは、対応機種であればそのまま手続きができます。
ソフトバンクの場合
ソフトバンクで購入したスマホを利用する場合にも、SIMロック解除が必要です。
ソフトバンクでは、会員ページの「My SoftBank」とソフトバンクショップからSIMロックの解除手続きができ、My SoftBankからの手続きは無料です。
契約解除料・解約金
以前までは契約期間内にドコモやauなどの大手キャリアを解約して、別の携帯電話会社へ乗り換えると契約解除料や解約金などが発生していました。
しかし、現在は契約解除料や違約金が撤廃されているので、いつ乗り換えても解約金などは発生しません。
データ移行
povo2.0へ乗り換える際は、データ移行をしておく必要があります。
ただし、電話帳サービスなど携帯電話会社のクラウドサービスなどにデータを保存している場合は、乗り換えるとデータが消えてしまうことがあるのでデータ移行が必要です。
他社(UQモバイルを含む)からpovo2.0へ乗り換える手順
1必要な書類を用意する
他社(UQモバイルを含む)からpovo2.0へ申し込む場合には、まず下記の3点を用意しましょう。
- 本人確認書類
- クレジットカード情報
- 利用している端末
申し込みで利用できる本人確認書類は、運転免許証・マイナンバーカード・在留カードのいずれかひとつが必要です。
またpovo2.0の支払いは口座振替に対応していないので、クレジットカードを用意しましょう。
2MNP予約番号を発行する
他社からの乗り換えは、MNP予約番号の発行が必要です。
MNP予約番号の有効期限は15日間ですが、povo2.0はMNPの有効期限が13日未満の場合申し込みできないので、発行後はなるべく早く申し込みましょう。
3povo2.0へ申し込む
必要なものを用意して、MNP予約番号を発行したら申し込み手続きを開始しましょう。povo2.0の申し込みは、povo2.0アプリから行います。
- メールアドレスを登録する
- 画面の指示に従って、必要事項を入力する
- eKYC(電子本人認証)で、本人確認書類や顔写真をアップロードする
- 認証完了後にメールを受け取る
- 画面の指示に従って、必要事項を入力して申し込み完了
アプリ内の指示に従って必要事項を入力していきましょう。povo2.0では本人確認に「eKYC」を利用します。画面の指示通りに本人確認書類や顔写真を撮影してアップロードしましょう。
4SIM開通手続き
SIMカードの場合
- SIMカードを受け取る
- SIMカードの有効化(回線の切り替え)を実施する
- SIMカードを入れ替える
- 通信利用設定を行う
- 発信テスト用番号(111)に電話をかける
SIMカードを利用する場合、乗り換え前のSIMカードのままSIMカードの有効化を行いましょう。
iPhoneの通信利用設定は、iOS15へのアップデートが必要です。また、Androidの通信利用設定は設定アプリから行います。
eSIMの場合
- SIMカードの有効化(回線切り替え)を実施する
- eSIMの設定を行う
- モバイルネットワークの設定を行う
- 通信利用設定を行う
- 発信テスト用番号(111)に電話をかける
eSIMの開通手続きには、利用する端末に加えてWi-FiなどのインターネットとQRコードを表示するためのパソコンやタブレットが必要です。
eSIMの設定が完了したらモバイルネットワークの設定を行いましょう。モバイルネットワークは設定アプリから変更が可能です。
通信利用設定はSIMカードと同じで、iPhoneはOSのアップデート、AndroidはAPN設定をする必要があります。
povo1.0からpovo2.0へ乗り換える手順
1必要な書類を用意する
povo1.0からの乗り換えには本人確認書類は要らないので、クレジットカードの支払い情報と利用する端末を用意しましょう。
同じau回線を利用するので、利用端末のSIMロック解除も不要です。
2povo2.0へ申し込む・SIM開通手続き
- au ID認証とpovo2.0のアカウントを作成する
- SIMタイプを選ぶ
- 契約者情報を入力する
- 同意事項をチェックする
- SIM開通手続き
申し込み手続きは、povo1.0で契約している回線から行いましょう。また、他社からの乗り換えはアプリを利用しますが、povo1.0からの乗り換えはWebを利用しましょう。
SIM開通手続きは、基本的に他社からの乗り換えと流れは同じです。
SIMの有効化や通信利用設定などをした後、発信テスト用番号に電話をかけてモバイル通信が行えることを確認できれば、乗り換え完了です。
auからpovo2.0へ乗り換える手順
1必要な書類を用意する
auからの乗り換えも本人確認書類は不要です。クレジットカード情報と利用端末を用意しましょう。auの乗り換えは、MNP予約番号も必要ありません。
2povo2.0へ申し込む・SIM開通手続き
- au ID認証とpovo2.0のアカウントを作成する
- SIMタイプを選ぶ
- 契約者情報を入力する
- 同意事項をチェックする
- SIM開通手続き
auからの乗り換えでpovo2.0へ申し込む場合も、アプリではなくWebから手続きを行いましょう。
申し込みの流れは、povo1.0からの乗り換えと同じで、本人確認などが不要なので申し込みの手順は少なめです。
【2022年最新】povo2.0のキャンペーンはある?
2022年8月時点では、povo2.0へ乗り換える際に利用できるキャンペーンは実施していません。
紹介された人は24時間のデータ使い放題1回分と、30日以内に初めて購入したデータトッピングに応じてデータ使い放題トッピングがプレゼントされます。
例えば150GBのデータトッピングを購入すると24時間のデータ使い放題トッピングが5回分付与されます。
povo2.0に乗り換えるメリット
- 自由にデータをトッピングできる
- 使い方次第では実質0円運用も可能
- 通信速度が安定している
自由にデータをトッピングできる
povo2.0のメリットは基本料金0円で、自由にデータをトッピングできる点です。povo2.0のデータトッピングは下記の通りです。
1GB(7日間) | 390円/回 |
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3GB(30日間) | 990円/回 |
20GB(30日間) | 2,700円/回 |
60GB(90日間) | 6,490円/回 |
150GB(150日間) | 12,980円/回 |
データ使い放題(24時間) | 330円/回 |
自分の好きなタイミングでデータをチャージできるので、毎月データの使用量が変わるという人にもおすすめです。
より月々の料金をお得に利用したいという人は、6か月(180日間)もしくは3か月(90日間)利用できるトッピングを利用しましょう。
使い方次第では実質0円運用も可能
基本料金0円で好きなときにデータをトッピングできるので、使い方次第では実質0円での運用も可能です。
180日間以上トッピングを購入しないと、利用停止や契約解除となることがあるので、期間に注意しながらトッピングをしましょう。
通信速度が安定している
povo2.0は、通信速度が安定している点もメリットです。
利用者の通信速度の測定結果が掲載されている「みんなのネット回線速度(みんそく)」によると、2022年8月時点でのpovo2.0の平均速度は下記の通りです。
平均下り速度 | 69.51Mbps |
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平均上り速度 | 14.21Mbps |
平均下り速度がおよそ70Mbpsであり、これはSNSや動画視聴など一般的なインターネット利用は問題ない値です。
povo2.0に乗り換えるデメリット・注意点
- 手続きは全てオンライン
- キャリアメールの引き継ぎは有料
- データトッピングには有効期限がある
手続きは全てオンライン
手続きは全てオンラインからとなっていて、店舗や電話からの申し込みはできません。
オンラインの申し込みを不安に感じる人もいるかもしれませんが、申し込み時の指示通り進めていけば1人でも十分手続き可能です。
キャリアメールの引き継ぎは有料
キャリアからpovo2.0に乗り換えると、キャリアメールが無料で使えなくなってしまいます。
キャリアメールを継続して利用するには、各キャリアが実施しているメール持ち運びサービスへの加入が必要です。
キャリア | 利用料金 |
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ドコモ※1 | 330円/月 |
ソフトバンク※2 | 3,300円/年 |
au※3 | 330円/月 |
メール持ち運びサービスを利用したい場合には、回線解約から31日以内に申し込みましょう。
データトッピングには有効期限がある
データトッピングにはそれぞれに有効期限があり、過ぎるとデータが失効してしまうので注意が必要です。
自分のスマホの利用状況に合わせてデータを購入し、データ使用量や利用期間に気をつけながら使用するようにしましょう。
まとめ
今回は、povo2.0へ乗り換える手順や、乗り換えるメリットやデメリット、注意点などについて解説しました。
povo2.0は、基本料金0円で好きな時にデータを購入できる自由度の高い料金プランです。1か月3GB以下で利用する場合は、月々990円(税込)とかなりの節約につながります。
今回紹介した手順を参考に、乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。