今回は、ドコモからOCNモバイルONEへの乗り換えについて解説します。
ドコモやau、ソフトバンクなどの3大キャリアのスマートフォンを利用している人で、毎月の利用料金が高いと感じている場合は格安SIMへの乗り換えがおすすめです。
特に、現在ドコモの回線と契約している人は、同じNTTグループの格安SIMであるOCNモバイルONEをチェックしてみましょう。OCNモバイルONEは、ドコモよりも基本料金が安くなる可能性があります。
乗り換え手順の解説はこちら
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【5STEP】ドコモからOCNモバイルONEへ乗り換える手順
- 乗り換えに必要なものを準備する
- OCNモバイルONEの対応端末を確認する
- OCNモバイルONEをMNPで申し込む
- 回線切り替え手続きを行う
- APN設定を行う
1.乗り換えに必要なものを準備する
OCNモバイルONEの支払方法はクレジットカードのみであるため、申込時にカード情報が必要です。JCB・Mastercard・VISA・AMEX以外にもさまざまなカードに対応しています。
対応している本人確認書類は、運転免許証・健康保険被保険者証・パスポート・住民基本台帳カード・個人番号カードです。
2.OCNモバイルONEの対応端末を確認する
使用する端末はそのままで、OCNモバイルONEのSIMを利用する場合には利用可能か確認しましょう。
ドコモとOCNモバイルONEは同じNTT系列であり、ドコモの端末は基本的にOCNモバイルONEでも利用可能です。
そのため、乗り換えに必要なものの準備と同時並行で対応端末を確認しましょう。OCNモバイルONEの公式サイトにある「動作確認済み端末一覧」から確認できます。
該当する端末の種類は非常に多いため、確認ページの「キーワードで検索」にドコモと入力し、メーカーを絞り込むと該当モデルを見つけやすいです。
3.OCNモバイルONEをMNPで申し込む
OCNモバイルONEの公式サイトにアクセスすると、申し込みボタンがあるためそこから手続きを進めましょう。申込方法は大きく分けてオンラインとドコモショップ店頭の2種類です。
乗り換えに必要なものを準備し対応端末を確認した後は、自分に合ったOCNモバイルONEの料金プランを選択してください。
MNPで申し込む場合は、SIMカードのみ購入を選択してください。その際、SIMの種類は音声対応SIMを選びましょう。
その後は、契約情報・MNP予約番号の入力し本人確認書類をアップロードします。最後に、クレジットカード情報を入力すれば手続きは完了です。
ドコモショップで手続きをする場合は事前に来店予約が必要であるため、手軽に申し込めるオンライン手続きがおすすめです。
4.回線切り替え手続きを行う
手続きが完了した後は1週間ほどでSIMカードが届くため、現在の端末からドコモSIMカードを抜き、新しいものへ入れ替えましょう。
その後は、同封されているMNP開通の手続きの案内に従い、マイページからMNP開通の申し込みをします。
手続きが無事に完了すると移転元であるドコモのSIMカードは使えなくなるため、新しいSIMカードが開通するよう対応しなければなりません。
ただし、回線切り替え手続きタイミングによっては、すぐに切り替えが完了しないことがあります。
5.APN設定を行う
回線の切り替えが完了した後は、端末側でも回線の接続設定を行う必要があります。これをAPN(Access Point Name)設定といい、SIMカードのみ購入した場合は対応しなければいけません。
iPhoneの場合は設定メニューからモバイル通信を選択し、現在の設定をリセットします。その後、構成プロファイルをダウンロードすれば完了です。
Androidの場合も同様に、設定画面にあるモバイルネットワークの設定から、アクセスポイントをOCNモバイルONEにすることで完了します。
ドコモからOCNモバイルONEへの乗り換えは難しい?それとも簡単?
ドコモからOCNモバイルONEへの手続きは、5つのステップを踏むことで簡単に行えます。必要なものを準備し、適切なタイミング・時間帯に手続きをすれば難しくないでしょう。
また、ドコモとOCNモバイルONEは同じNTT系列であるため、他社からの切り替えよりもSIMロックを解除する手間がかからないため手軽です。
他にも、回線の切り替え手続きは時間帯によっては結果が反映されるまでの時間が異なります。すぐに回線を切り替えられることもあれば、時間がかかるケースもあるため注意が必要です。
そのため、場合によっては乗り換えに煩わしさを感じる人もいます。適切な手順を踏めば難しくない手続きですが、不安な人はドコモショップを利用してください。
OCNモバイルONEの基本情報と特徴
- 毎月のデータ通信容量に合ったプランを選べる
- 最も安いプランは毎月0.5GBの容量で550円(税込)
- iPhone・Androidの取り扱い端末が豊富
OCNモバイルONEは、NTTドコモが100%株主であるエヌ・ティ・ティレゾナント株式会社が運営する格安SIMサービスです。
料金プランは毎月使用するデータ通信容量によって異なり、自身の利用状況に合ったものを選べます。
最も料金が安いプランでは毎月利用できるデータ容量は0.5GBであり、最大10分相当の無料通話を利用できて550円(税込)です。
毎月のデータ使用量が10GB以内であり、スマートフォン料金が高いと感じている人であれば、携帯電話料金を抑えられます。
SIMカードだけでなく、スマートフォン端末もセットで購入することができるうえ取り扱っている端末も多いため、好きなモデルを選べる点もメリットです。
月額基本料金(税込) |
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通話料金(税込) |
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通信回線 | docomo |
支払い方法 | クレジットカード払い |
ドコモからOCNモバイルONEへの乗り換えを検討中なら要チェック!大きく異なる3つのポイント
月額料金
ドコモとOCNモバイルONEでは、料金プランの種類と月額料金が大きく異なります。OCNモバイルONEはデータ通信容量は少ないものの、料金は安い傾向にある点が特徴です。
5GB程度などの毎月のデータ通信容量が低い人であれば、使用したデータ容量が同じ場合、OCNモバイルONEの方が安くなりやすいです。
料金プラン | データ通信容量 | 料金(税込) |
---|---|---|
5Gギガホ プレミア | 無制限 | 7,315円 |
5Gギガライト | 1GB~7GB | 3,465円~ |
ギガホ プレミア | 60GB | 7,205円 |
ギガライト | 1GB~7GB | 3,465円~ |
はじめてスマホプラン | 1GB | 1,980円 |
U15はじめてスマホプラン | 5GB/10GB | 1,980円~ |
ahamo | 20GB/100GB | 2,970円※機種代⾦別途 |
データ容量
ドコモの場合は料金プランの種類は豊富にあり、20GB・100GB・無制限といったように大容量のプランに対応しています。
その一方で、OCNモバイルONEは最も大きい容量でも10GBです。
普段からデータ通信を利用しない人や自宅のWi-Fi環境下でしか動画やゲームを使わない人であれば、OCNモバイルONEをおすすめします。
通話料金
ドコモとOCNモバイルONEでは、通話料金にも違いがあります。ドコモの国内通話の料金は家族間通話は無料であり、家族以外への通話で30秒あたり22円(税込)です。
このことから、家族間でしか通話しない人であればドコモの方がお得ですが、さまざまな人と電話する機会が多い人はOCNモバイルONEの方がお得になるでしょう。
ドコモからOCNモバイルONEへ乗り換えるメリット
月額料金を安く抑えられる
スマートフォンの利用状況によっては、ドコモからOCNモバイルONEに乗り換えることで月額料金を大幅に安くできる可能性があります。
例えば、ドコモのギガライトを契約しており、毎月のデータ使用量が5GB~6GBであれば、料金は6,765円(税込)です。
ドコモは大容量向けのプランが充実しているものの、10GBを超えない通信容量であればOCNモバイルONEの方が安くなりやすいでしょう。
そのため、普段から自宅などのWi-Fi環境下でしかインターネットを利用しない人は、OCNモバイルONEに切り替えた方がお得です。
通話料金もドコモより安い
OCNモバイルONEは基本的な料金プランがドコモよりも安いだけでなく、通話料金も安くなります。
OCNモバイルONEからの国内発信は基本的に「OCN電話」になり、30秒あたり11円(税込)で利用できます。
OCNモバイルONEは500MB/月コースのみ、最大10分相当の通話料が無料になります。
これらのことからも、ドコモのスマートフォンで家族以外の人と多く通話している人であれば、OCNモバイルONEに変えることで通話料が大幅に安くなる可能性があるでしょう。
店舗で申し込むことができる
OCNモバイルONEは店舗で申し込みができる点も大きなメリットです。一般的に格安SIMを扱う事業者は、店舗をなくしたり少なくしたりすることでコストを削減しています。
ドコモのエコノミーMVNOとは、ドコモの店舗(ドコモショップ)がドコモと提携している格安SIMのプランを取り扱う形式のことです。
そのため、OCNモバイルONEの申し込みについて分からないことがあっても、店舗のスタッフに質問・相談できます。
便利なオプションを提供している
OCNモバイルONEでは便利なオプションを提供しています。基本料金が安いためオプションを追加したとしても、料金の総額を抑えやすいでしょう。
例えば、かけ放題は3種類あり、1回につき10分まで適用されるものや、よく話した3つの番号への通話の料金が0円になるもの、国内通話全てが無料になるものがあります。
他にも、OCNモバイルONEにはカウントフリーという、対象サービスのデータ通信は利用料にカウントされないものがあります。
このカウントフリーにはMUSICカウントフリーというものがあり、追加費用はかからず申し込みするだけで、対象の音楽サービスを通信容量を気にせずに楽しめます。
- 10分かけ放題:935円(税込)/月
- トップ3かけ放題:935円(税込)/月
- 完全かけ放題:1,430円(税込)/月
- あんしん補償:550円(税込)/月
- MUSICカウントフリー:無料(要申し込み)
- ノートン360:330円(税込)/月
- ABEMAプレミアム:960円(税込)/月
セール・キャンペーンでお得に契約できる
OCNモバイルONEでは、定期的にセールやキャンペーンが実施されているため、良きタイミングを狙い申し込みすることでお得に契約できます。
例えば、2023年2月6日から2023年3月28日までの期間は、人気のスマートフォンをセール価格で購入できます。※
過去には古いスマートフォンを下取りに出すことで、新しいスマートフォンの価格が割引になるキャンペーンも実施していました。
今後も時期によってはお得にOCNモバイルONEへ乗り換えられたり、スマートフォンを購入できるでしょう。
ドコモからOCNモバイルONEへ乗り換えるデメリット・注意点
ドコモの割引は適用されない
ドコモからOCNモバイルONEに乗り換えると、ドコモで受けられていた割引は適用されないため注意が必要です。
他にも、ドコモ光とのセット割で最大1,100円(税込)の割引が適用されます。これらの割引を利用することで、ドコモでもお得に利用できるでしょう。
OCNモバイルONEでは元々の基本料金が安いこともあり、さらに料金が下がる割引は提供されていません。
基本的にキャリアメールを利用できない
ドコモからOCNモバイルONEに切り替えることで、ドコモで利用していたサービスが一部利用できなくなります。
その代表的なものとしてキャリアメールが挙げられ、「@docomo.ne.jp」のメールアドレスについては乗り換えると基本的に使えません。
このサービスは月額330円(税込)であり、OCNモバイルONEに切り替え後も今までと同様にキャリアメールを利用できます。
また、ドコモメール持ち運びには利用条件があるため、満たしているかを確認することが必要です。
- ドコモ回線の解約後31日以内である
- dアカウントのIDを持っていること
- 回線の契約名義が法人契約でないこと
短期解約を繰り返すとブラックリストに載る可能性が高い
3大キャリアからOCNモバイルONEなどの格安SIMに乗り換えることで、料金が安くなるなどのメリットがあります。
しかし、短期間でスマートフォンの解約を繰り返すとブラックリストに載る可能性がある点には注意しなければいけません。
なお、ドコモはブラックリストに載る日数を公表していません。そのため、契約後およそ数ヶ月で解約することは避けた方が良いでしょう。
また、ブラックリストには個人信用情報機関によるものと、携帯キャリアによるものの2種類あり、短期解約は後者によるものです。
ドコモからOCNモバイルONEへ乗り換える際には違約金が発生する?
スマートフォンの契約では、契約期間の縛りがあり途中で解約すると違約金が発生することがあります。
しかし、ドコモからOCNモバイルONEへ乗り換える際には、違約金は発生しません。そのため、安心して乗り換えできるでしょう。
このとき、通販サイトや店頭などでパッケージを購入する場合には、初期手数料はかかりません。
また、OCNモバイルONEのSIMカードには最低利用期間・契約期間はなく、他の格安SIMに乗り換えたとしても解約金は発生しないため安心です。
ドコモからOCNモバイルONEへ乗り換えると通信回線は変わる?
OCNモバイルONEはドコモの回線に対応しているため、ドコモから乗り換えても通信回線は変わりません。
そのため、サービス対象エリアもドコモの回線エリアと同じであるため、安心して利用できるでしょう。
例えば、ドコモで購入したiPhoneはドコモの回線でしか利用できず、他社で購入した端末を利用したいときは、SIMロックを解除する必要があります。
ドコモからOCNモバイルONEへの乗り換えがおすすめの人
- ドコモより料金を抑えたい人
- 安定した通信回線を利用したい人
- 音声通話を利用することが多い人
ドコモからOCNモバイルONEへの乗り換えがおすすめの人は、現在使っているドコモの料金よりも安くしたい人です。
特に、普段から10GB未満ほどしかデータ通信を使用しておらず、ドコモの料金が高いと感じている人に適しています。
仮に毎月のデータ使用量が5GBの場合、OCNモバイルONEでは6GB/月コースが該当し、月額料金は1,320円(税込)です。
また、OCNモバイルONEはドコモの回線を利用しているため、サービスの提供エリアは広く、通信も安定しているでしょう。そのため、通信の安定感を重視する人にもおすすめです。
さらに、OCNモバイルONEは音声通話の料金が30秒あたり11円(税込)であり、ドコモの通話料金の半分である点も大きなメリットです。
まとめ
この記事では、ドコモからOCNモバイルONEへの乗り換えについて紹介しました。ドコモからOCNモバイルONEへ乗り換える際は、必要なものを準備すれば難しくありません。
必要なものはクレジットカードと本人確認書類、MNP予約番号であり、申し込み項目に入力するだけで完了です。
普段から使用するデータ通信容量が少ない人の場合、ドコモからOCNモバイルONEへ乗り換えることによって、月額料金を大幅に下げられる可能性があります。